青い日記帳 

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オルセー美術館展×岡田歩さん

2014年7月9日から国立新美術館で「オルセー美術館展 印象派の誕生―描くことの自由」(読売新聞、日本テレビ主催)が開催されます。


展覧会公式サイト:http://orsay2014.jp/

出展されるオルセー美術館所蔵の印象派絵画へのオマージュとしてコサージュを造花工藝作家・造花職人である岡田歩さんが制作されました。
印象派特有の溢れんばかりの色彩や光の動きの質感を正絹や木綿などの材質を活かし独自の染色技法にて表現いたしました。布の裁断から染色、成形までの工程をすべて丁寧な手仕事により一点一点作り上げております。
一足お先に、展覧会の始まる前に皆さんにお披露目しますね。


エドゥアール・マネ「笛を吹く少年」(1866年 オルセー美術館蔵)

今回のオルセー美術観展の “ 顔 ” ともなっている世界一有名な少年。遠近感を廃し最小限の動きに留め、コントラストの強い色を平面的に用いる描写は浮世絵の影響といわれています。


  
このマネの「笛を吹く少年」からインスパイアされ、面を強調した花弁と入れ子のような構造からなるコサージュを制作されたそうです。


エドゥアール・マネ「読書」(1865年/1873-75年に加筆 オルセー美術館蔵)

エドゥアール・マネ《読書》。エドゥアール・マネの妻シュザンヌの肖像。右後ろの背景に描かれた男性は息子のレオンで後年加筆されたのだそうです。


シュザンヌの身にまとうドレスを白とグレーで表現した斬新技法が象徴的なホイッスラーの作品《白のシンフォニー第1番、白の少女》からの影響が伺えるそうです。

 
シルクオーガンジーとオーストリッチの羽根を用いて制作されています。同じマネの作品を元に作られたものでも、こんなにも雰囲気違うのですね。

オルセー美術館の名画たちが、岡田さんの脳内で「花」にコンヴァージョンされる新たな魅力を得ています。

更に極め付けはこちらです!

クロード・モネ「草上の昼食」(1865-66年 オルセー美術館蔵)に登場する4人の女性をイメージしたコサージュ。

クロード・モネ《 草上の昼食 》は日本初公開となるオルセー美術館の名品中の名品です。
 
エドゥアール・マネ《草上の昼食》に触発された若きモネが挑んだ巨大な野心作。分断するにはやむを得ない事情のあったという、曰く付きの作品。

絵左側のステッキを持った男性はクロード・モネの友人でもあった画家のフレデリック・バジール。モネとバジールは絵のモデルをお互いでしていたそうです。
 

今回岡田さんはこの絵に登場する4人の女性をイメージしてコサージュを制作。シルクオーガンジーにドットを描いた花弁は、右側の絵に描かれている女性のために拵えたものです。

驚くことなかれ、ドット (水玉模様)は、筆を用いて手作業で花弁に描かれたものです。


「画面左の女性が花に姿を変えたとすると…」なんて想像をしながら作られた作品たち。因みにこちらのコサージュには、3種類の絹地を用いドレスの色彩を表現しているそうです。

絵画を観る楽しみの幅をぐんと広げてくれます。

この他にも十数点制作を予定しているそうですが、岡田歩さんの花は全て 手作りの“ 一点もの ” です。ミュージアムショップで出逢えたらラッキー!と思って下さい。 


岡田 歩 ( Ayumi Okada ) 造花工藝作家・造花職人

物を作る環境で育ち幼少期より緻密で繊細な手仕事を好む。
“ テキスタイルの表現 ” という観点により独自の色彩感覚と感性を活かし造花制作に取り組む。 花びら一枚一枚を作り出す為の裁断、染色、成形などの作業工程はすべて手作業によるもの。



クロード・モネ 《 草上の昼食 》 (右)
ドレスに映える木漏れ日の光と影を花弁の重ねにより表現したコサージュ。

岡田×オルセー美術館印象派の花々は、会期中開催される企画 “ ルノワールとファッションのウィーク ” (2014年8月6日(水)から2014年8月18日(月))までの期間、美術展会場出口にて販売を予定しいるそうです。

こちらも注目!
音声ガイドを担当するラジオパーソナリティーの秀島史香さんさんと、フリーキュレーターの林綾野さんが出演し、オルセー美術館の魅力を語り尽くす「オルセースペシャルナイト」が7月23日(水)に開催されます。詳細は公式サイトで!

音声ガイドを担当します、オルセー美術館展(秀島史香のブログ)

「オルセー美術館展―印象派の誕生」(読売新聞主催)オフィシャル・ブック。


マネと印象派の巨匠たち: 印象派ってナニ?


オルセー美術館展
印象派の誕生 ―描くことの自由―


会期期間:2014年7月9日(水)〜10月20日(月)
休館日:毎週火曜日 ただし、8月12日(火)、9月23日(火・祝)、10月14日(火)は開館、9月24日(水)は休館
開館時間: 10:00〜18:00 金曜日は20:00まで
8月16日(土)以降の毎週土曜日および10月12日(日)以降は毎日20:00まで
入場は閉館の30分前まで
会場: 国立新美術館 企画展示室2E
主催:国立新美術館、オルセー美術館、読売新聞社、日本テレビ放送網
後援:外務省、在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、J-WAVE
特別協賛:キヤノン、第一生命
協賛:エールフランス航空、花王、清水建設、損保ジャパン・日本興亜損保、大日本印刷、大和ハウス工業、トヨタ自動車、みずほ銀行、三井物産
協力:ピー・シー・エー

展覧会公式サイト:http://orsay2014.jp/

この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=3645

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2014年は印象派の誕生からちょうど140年にあたることもあり、全国で印象派にちなんだ展覧会が催されています。そのなかにあって、本書は「印象派の入門書的」な存在を目指します。監修にベストセラー『怖い絵』の著者・中野京子先生を迎え、印象派絵画の傑作75点の魅力を美しい図版とわかりやすい文章で紹介します。また、印象派が見られる美術館の情報など、実用性もある内容となっております。
「印象派の殿堂」として知られるパリ・オルセー美術館から、珠玉の絵画84点が来日します。テーマは「印象派の誕生」。1874年の第1回印象派展開催から140年 ― パリの美術界を騒然とさせた「新しい絵画」の誕生の衝撃が、選りすぐりの名画によって東京・六本木に鮮やかによみがえります。
マネに始まり、モネ、ルノワール、ドガ、セザンヌら印象派の立役者となった画家たちの作品はもちろんのこと、同時代のコローやミレー、クールベのレアリスムから、カバネル、ブグローらのアカデミスム絵画まで、まさに時代の、そしてオルセー美術館の「顔」ともいうべき名画が集結する本展に、どうぞご期待ください。
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