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「オルセー美術館展」公式オンデマンドグッズ工場潜入レポート!

東京・六本木の国立新美術館で開催中の「オルセー美術館展 印象派の誕生-描くことの自由-」に出展されている全84作品の中から、自分の好きな作品を選んで、オリジナルグッズが作れるサービスが人気を博しているそうです。


「オルセー美術館展」公式オリジナルプリントショップ
http://orsay.pic-mic.jp/

展覧会でいいな〜と思った作品に限って、グッズ化されてないこと多いですね、不思議と(展覧会マーフィーの法則)。著作権の関係で商品化が困難なものが多いと仄聞したことあります。

また、買って帰りたいんだけど、荷物になるから諦めた。なんてこともしばしば。この前も友人夫婦へのプレゼントにと思ったモノがあったのですが、その後、3か所展覧会観て回る予定だったので泣く泣く断念。

展示作品全て(84作品)の中から自分の好きな絵のグッズを作ることが出来、しかも自宅まで届けてくれる「オルセー美術館展」公式オリジナルプリントショップがあると知った時は、いよいよミュージアムグッズもここまで来たか!と思ったものです。

結構、待ち望んでいた方多いのではないでしょうか。オンデマンドでオリジナルグッズを作れるのは、iPhoneケースや卓上カレンダー等全5種類。


(クリックで拡大)
商品ラインナップ:壁掛けカレンダー、卓上カレンダー(それぞれ12か月、16か月、24か月)、ピクチャープレート(A3,A4サイズ)、iPhone5/5S ケース iPad mini ケース。

「オルセー美術館展」オフィシャルオンデマンドグッズ

オルセー美術館展 | よみうりイベントグッズ 通販サイト
「オルセー美術館展」公式オリジナルプリントショップ

ネットから注文し最短で1週間でお手元に届くそうです。勿論オルセー美術館の公式グッズであるロゴもしっかり入っています。店頭で購入するのと値段の差がないのも嬉しい点です。

展覧会史上きっと初めての試みであるので、記念に自分用とかみさん用にiPhoneケースを注文してみることにしました。


「オルセー美術館展」公式オリジナルプリントショップ
http://orsay.pic-mic.jp/

さてさて、今日の記事はここからが本題です。

悪気なく、ショップの方に「中国で作られているにしては届くの早いですね〜」と褒め言葉のつもりで言ったのが、いけませんでした(汗)

「オルセー美術館展」オフィシャルオンデマンドグッズは、注文受注から工場での生産、梱包、発送全て日本国内で行っています(キリッ)」とマッハの勢いで即答(今にして思えばわなわなと震えながら拳を握りしめていたかも…)。

「そうだ、それなら製造過程を観に来て下さい。工場も全て都内にありますから。」と、間髪入れずに畳み込まれ、「はい!よろこんで(苦笑)」と応えるのがやっとでした。要らぬことを言ってはいけません。

数日後…


(株)金羊社クリエイティブワークス(本社/東京都大田区、高堂学社長)


金羊社1階ロビー(これまで手掛けてきた印刷物が展示されています。)


「進撃の巨人」DVDパッケージ


AKB48にももクロ関連商品

工場を案内して下さった金羊社プロダクターのA氏によると、CD、DVDパッケージの国内シェア、ナンバー1だそうです。紙から金箔までありとあらゆるものに印刷することが可能な高い技術を持っているそうです。

今回の「オルセー美術館展」オフィシャルオンデマンドグッズも全てこの大田区にある金羊社の工場で作られています。


外観からは印刷工場に見えませんよね…イメージしていたものとだいぶ違いました。

工場内部も整理整頓が徹底されています。これまでお邪魔したどこの会社やお宅よりも奇麗なのには驚かされました。

「早速、iPhoneケースにプリントを施して行きましょう。使うのはこちらのマシンです。」


「UVインクジェットプリンター」

大きい!!何でもコンサート会場や野球場の巨大バナーもこれで印刷しているそうです。因みに「UV」とは紫外線のUVのこと。インクを吹き付けるやいなや、UV光線を照射し印刷する支持体にしっかりと「固定」させるそうです。

百聞は一見に如かず。自分が注文したiPhoneケースを作ってもらいましょう。


注:手前赤マルの部分、セミではありません。iPhoneケースです。この写真からこの「UVインクジェットプリンター」の大きさが分かるはずです。

こんな巨大なマシンですが、担当者は一人だけです。


プリンター脇のパソコンで印刷する画像データを確認し、あとはクリックひとつで機械が所定の位置に、決められた作品をプリントしてくれます。

ただし、全てがパソコン任せ、機械任せとはいかないそうです。印刷する支持体の「高さ」だけは人間が測らなければなりません。

iPhoneケースも幅が約7〜8センチあります(ケースはそれプラスα)。その幅を「UVインクジェットプリンター」にセットしてからきちんと測ることが一番大事なことだそうです。尚、この印刷機は、最大幅50センチ近くのメディア(板材)にもプリント可能だそうです。優れものです!


説明を聞いているうちに印刷がスタート。担当のお兄さんが我が子を見つめるかのような目で見守ってくれます。


確かに光っています!

と、プリントスタートしてほんの数秒で印刷完了。驚きの早さです。


出来たてほやほやのiPhoneケース。インクは既に定着しているので印刷面に触れても全く問題ありません。オルセー美術館のロゴマークと、作品のキャプションも入っています。

自分が選んだ、クロード・モネ《アパルトマンの一隅》は、今までまだ誰も注文していない作品だと教えて頂きとても得した気分に。世界で一つだけのオルセー美術館公認のグッズです!


かみさんが注文した、アンリ・ファンタン=ラトゥール《花瓶のキク》(これも初めてだったそうです)も同じ手順でプリントされ、奇麗にラッピング。これにプチプチを巻き付け自宅まで宅配便で送られます。

想像していたよりも、はるかに出来栄えがよろしいので、折角工場まで来たのだからと、「ピクチャープレート(A3サイズ)」の注文もお願いしたいな〜〜とダメ元でお願いしたところ、喜んで!!とのこと。

お盆に実家に帰省する際の手土産をまだ購入していなかったので、、、いつも心配ばかりかけている実家の母もこれならきっと喜んでくれるはずです。

「この中(全84作品)から選んで下さい。」
「オルセー美術館展」全84作品一覧

そういきなり言われると、中々選べないものですね(自分でお願いしておきながら)。で、結局、ジャン=フランソワ・ミレー《晩鐘》に。これなら贈って問題ないでしょう〜

それと展覧会で再見しやはり好きなんだ!と実感した、ポール・セザンヌ《レスタックから望むマルセイユ湾》も自分用に注文しちゃいました。


A3サイズともなると、先ほどのiPhoneケースとは違いそれなりの大きさとなります。プリンター上に無数にあけられた穴から空気を吸い込んで、印刷物を固定させているそうです。


先ほどと違うのは、アクリル板の裏面から絵を反転させて印刷している点です。

そして、大きくなったと言っても印刷時間はほんの数分で終了。


かなり思っていたよりもサイズ感があります。実家は置く場所幾らでもあるだろうけど、うちはどうかな…

しかし、あんな短時間にこんなに奇麗に印刷可能なんですね〜ハイテクだわ〜〜、そうそうこのピクチャープレートにもしっかりオルセー美術館ロゴと作品のキャプションが入ります。それとお洒落な木製スタンドも付いています。

「一番人気のカレンダーの制作過程もご覧になりますか?」とことで、お隣の印刷機へ。


「水性トナーデジタルオフセット印刷機」

気前よく中の構造まで見せて下さったのですが、自分には仕組みがどうなっているのかさっぱり分かりません。でも「何だか凄い奴」ということだけは十分に伝わってきます。

担当のお姉さんが、それでは印刷スタートします!と言ったのが刹那。

絵柄の違う12枚のカレンダー用の印刷物が鬼のような勢いでプリントアウトされて来ます。

両面刷りですが、ほんの数秒たらずの出来ごとでした。。。

壁掛けカレンダー、卓上カレンダーは、12か月、16か月、24か月用と3種類あります。それぞれ12枚、16枚、24枚のオルセー作品を自分で選び、どの月にあてはめるか決める楽しみがあります。

https://secure.pic-mic.jp/orsay/calender/

そんなの面倒だわ!という人も稀にいるかもしれません。そんな方用に代表作で構成されたカレンダーも用意されてたりもします。


基本的にひとつとして同じものはない、まさにオリジナルカレンダーですので、間違えがあっては大変です。印刷を終えたあとは、指差し確認で注文通りに仕上がっているか確かめます。


これまでのハイテクが嘘のように、壁掛けカレンダー必須のリング綴じは、アナログな作業で丁寧に丁寧に行われます。


最後、中央に穴をあける作業もグリグリっと手で押しまわしての作業です。気持ちが込められていますね〜

こういう所は、機械任せにせずにいるそうです。「良いものを作る」ための大きなヒントを貰ったような気がします。


壁掛けカレンダーの出来あがりです!

購入サイトを眺めているだけだと、ちょっとお高いように感じましたが、実際に作っている様子をこうして拝見すると、なるほどそれだけの価値はあるのだなと納得行きます。

日本人のもの作りへの真の心意気を大田区の工場で垣間見させてもらいました。失礼な発言から端を発した大人の工場見学でしたが、めちゃくちゃ有意義な時間でした。

工場を案内して下さった金羊社プロダクターのA氏が帰り際に「カレンダーも注文して下さいね!」と言われたので、カフェから早速16ヶ月分のカレンダー(今年の9月から使える)の発注かけてみました。来週には届くかな。楽しみ楽しみ!




「オルセー美術館展」公式オリジナルプリントショップ
http://orsay.pic-mic.jp/


オルセー美術館展
印象派の誕生 ―描くことの自由―


会期期間:2014年7月9日(水)〜10月20日(月)
休館日:毎週火曜日 ただし、9月23日(火・祝)、10月14日(火)は開館、9月24日(水)は休館
開館時間: 10:00〜18:00 金曜日は20:00まで
8月16日(土)以降の毎週土曜日および10月12日(日)以降は毎日20:00まで(入場は閉館の30分前まで)
会場: 国立新美術館 企画展示室2E
主催:国立新美術館、オルセー美術館、読売新聞社、日本テレビ放送網
後援:外務省、在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、J-WAVE
特別協賛:キヤノン、第一生命
協賛:エールフランス航空、花王、清水建設、損保ジャパン・日本興亜損保、大日本印刷、大和ハウス工業、トヨタ自動車、みずほ銀行、三井物産
協力:ピー・シー・エー

展覧会公式サイト:http://orsay2014.jp/
「オルセー美術館展 印象派の誕生 ー描くことの自由ー」
公式Twitterアカウント
https://twitter.com/orsay_2014
公式Facebookページ
https://www.facebook.com/orsay2014info

「オルセー美術館展」レビュー

こちらも注目!
音声ガイドを担当するのは、ラジオパーソナリティーの秀島史香さんです!

音声ガイドを担当します、オルセー美術館展(秀島史香のブログ)

「オルセー美術館展―印象派の誕生」(読売新聞主催)オフィシャル・ブック。


マネと印象派の巨匠たち: 印象派ってナニ?

オルセー美術館所蔵の印象派絵画へのオマージュとしてコサージュを造花工藝作家・造花職人である岡田歩さんが制作されました。

クロード・モネ「草上の昼食」(1865-66年 オルセー美術館蔵)に登場する4人の女性をイメージしたコサージュ。

詳細はこちら→オルセー美術館展×岡田歩さん

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