青い日記帳 

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ゴッホの幻の「ヒマワリ」

かつて日本にあった幻のゴッホの「ヒマワリ」が大塚国際美術館で原寸大の陶板作品として甦りました。


http://www.o-museum.or.jp/

1920年に大阪の実業家・山本顧弥太氏が、武者小路実篤ら白樺派の依頼を受け、購入したゴッホの「ヒマワリ」(通称“芦屋のヒマワリ”)

当時のお金で2万円(現在の約2億円)で購入され、日本にやって来たゴッホの「ヒマワリ」は、兵庫県芦屋市の山本氏の邸宅の壁に飾られ多くの文化人の眼を愉しませました。

しかし、悲しいかな第二次世界大戦中の1945年5月6日に阪神大空襲により残念ながら焼失してしまいました。

一般的にゴッホが描いた向日葵は全部で7枚あるとされています。“芦屋のヒマワリ”以外は現存し、ゴッホ美術館、ロンドンナショナルギャラリーそして東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館等で目にすることが出来ます。

詳しくは朽木ゆり子氏の著書ゴッホのひまわり 全点謎解きの旅』 (集英社新書)に丁寧に書かれています。

さて、灰燼に帰してしまった“芦屋のヒマワリ”ですが、武者小路実篤記念館蔵「セザンヌゴオホ画集」に在りし日の様子がはっきりと伝わってくる美しいカラー写真で収録されています。いかに当時大事に扱われていたかが分かります。

それらの資料を元にして今回、平成の世に大塚 オーミ陶業株式会社の特殊技術によってオリジナル作品と同じサイズ・色合いで甦った幻の「ヒマワリ」が大塚国際美術館地下1階近代展示内にて公開されています。


ゴッホ「ヒマワリ」(1945年焼失)
油彩・キャンバス 98×69cm

まず何と言っても目を引くのが背景の美し過ぎる青です。

7枚の「ひまわり」の中で飛び抜けてビビットで美しい、そうイタリア、パドヴァにあるスクロヴェーニ礼拝堂内にジョットが描いた天空の青に通ずる美しさがあります。

大塚国際美術館内には、何とスクロヴェーニ礼拝堂をそっくりそのまま原寸大で空間表現してたりします。イタリアに予約を取って行ってもたった15分しか鑑賞が許されないジョットの壁画を思う存分堪能出来ちゃいます。


ジョット「スクロヴェーニ礼拝堂壁画

大塚国際美術館の母体組織、大塚製薬グループは、1921年(大正10年)大塚武三郎氏によって、徳島県鳴門市に創立されました。奇しくも青色発光LEDにより2014年ノーベル物理学賞を受賞した中村修二氏が勤務していた日亜化学工業も同じ徳島が創立の地です。

「青」がもたらした、偶然かはたまた必然か。鳴門の海を青さに心惹かれつつそんなことを思い、甦った“芦屋のヒマワリ”と対峙して来ました。

そうそう、大塚国際美術館ではゴッホの「ヒマワリ」と「青」に因んでこんなイベントも開催されていました。


【新イベント】謎解き!美術鑑賞 ミュージアムミステリーツアー
青の事件簿 ゴッホの幻の絵画に秘められた謎とは・・・


これが結構難しく、やりがい、解きがいがあるそうです。
詳しくはこちら

個人的に「青」が印象的な作品(フェルメール以外で)探してみると…あっ!やっぱりこの聖母像ですよね。


アントネッロ・ダ・メッシーナ「受胎告知のマリア」1473-74年
パレルモ シチリア州立美術館

大塚国際美術館さん気軽に写真撮れるのも嬉しいです。それと額縁が現地美術館と同じなのもね!

総展示面積9000坪、全長4kmにもなる予想を遥かに上回る規模の大塚国際美術館に甦った、ロイヤルブルーの背景の「ヒマワリ」。何年か後には全世界に散らばるゴッホの「ヒマワリ」を再現展示してくれるかもしれません。


期間限定 ヒマワリスペシャルメニュー「ヒマワリケーキ」

窓の外にはモネの作品、睡蓮を望むカフェ「カフェ・ド・ジヴェルニー(B2F)。


野外展示空間(モネ「睡蓮」)を観ながらお茶や甘いものが食べられるのも、大塚国際美術館の特権ですよね!

《大塚国際美術館》
渦潮を臨み緑豊かな鳴門公園に位置する「大塚国際美術館」。古代壁画から世界25ヶ国190余の美術館が所蔵する現代絵画まで、1,000点を超える世界の名画を特殊技術によって、原寸大の陶板で忠実に再現しています。約4kmに及ぶ鑑賞ルートには、古代遺跡や礼拝堂を現地の空間そのままに再現した立体展示のほか、レオナルド・ダ・ヴィンチ「最後の晩餐」、ゴッホ「ヒマワリ」、ピカソ「ゲルニカ」など、美術書などで一度は見たことがあるような名画を美術史の流れに沿って展示しています。
なかでも、ミケランジェロが描いた天井画と正面祭壇壁画「最後の審判」とともに立体再現した「システィーナ・ホール」の迫力は必見です。



大塚国際美術館
徳島県鳴門市鳴門町 鳴門公園内
http://www.o-museum.or.jp/
開館時間:9時30分から17時(入館は16時まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日) /8月無休
連続休館 2015年1月 5日〜9日
2月は歌舞伎公演による休館あり


美術館のクリスマス2014
2014年12月16日(火)〜2014年12月25(木)
※22日(月)は休館日

大塚国際美術館ではその特製をフルに生かし、様々なイベントを行っています。2014年のクリスマスは「システィーナ・ホール」で過ごしてみては如何でしょう。

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@taktwi

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