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「高野山の名宝展」

サントリー美術館で開催中の
「高野山開創1200年記念 高野山の名宝」展 に行って来ました。


http://suntory.jp/SMA/

まず何と言っても運慶作「国宝 八大童子像」鎌倉時代 12世紀(一部、南北朝時代 14世紀)をガラスケース無しで間近に観られることの奇蹟。

指徳童子、恵光童子、矜羯羅童子、制多伽童子、烏倶婆ガ童子、清浄比丘童子、恵喜童子、阿耨達童子を全て揃いで拝見することは、現地、高野山霊宝館へ行っても叶わないことです。

霊宝館に行けば常に八大童子像が見られると来館していただく場合もあるのですが、実は常に見られる、という訳ではなく、文化財保護の観点から、現状では数年に一度、二躯程が主に夏の大宝蔵展で展示される程度であり、八躯全てを一度に見られる機会は少ないのです。(霊宝館サイトより)

それが、六本木で観られるのですからこんな嬉しいことはありません。今年の秋はまさに奇蹟的な展覧会が目白押しです。

今年の秋に観たい「国宝」10選。


玉眼を用い、一体一体に「眼の表情」を見事に与えることに成功している。

山本勉先生講演会「運慶のまなざし−全作品47体と眼の表現」

展示構成は以下の通りです。

第1章 大師の生涯と高野山
第2章 高野山の密教諸尊
第3章 多様な信仰と宝物


それと、もう一点、空海の直筆書跡「国宝 聾瞽指帰」が10月27日までの期間限定で公開されています。



書に関しては全くの素人ですが、延暦16年(797)若干24歳の空海が記した文字は一文字一文字に力が籠り、観る者を圧倒します。身震いが止まりませんでした。

いつもより、サントリー美術館が狭く感じるほど、濃密な空間となっています。

「山の正倉院」とも呼ばれる文化財の宝庫である高野山。幸いなことに戦禍や災厄に巻き込まれることなく、平成の世まで1200年間、信仰と共にお宝が守られてきました。(空海が高野山を開いてから、平成27年(2015)で1200年を迎えます。)

平安時代(12世紀)に作られたとはにわかに信じ難いほど美しい「国宝 澤千鳥螺鈿蒔絵小唐櫃」(11月13日まで)や「重要文化財 花蝶蒔絵念珠箱」といったお宝と仏像との展示バランスも絶妙です。


快慶作「重要文化財 孔雀明王坐像」鎌倉時代 正治2年(1200)金剛峯寺

実は、快慶仏の方が親しみやすかったりすることも…そうそう快慶作「重要文化財 四天王立像」 鎌倉時代 12〜13世紀の4体もガラスケース無しの露出展示されています。それぞれ色んな角度から見まわしてみると、微細な違いが発見できるものです。(風の表現上手いな〜快慶)

平日にも関わらず、かなりのお客さんで賑わっていました。「高野山の名宝展」12月7日までですが、なるべくお早めに!

11月3日まで「スワリの森」@東京ミッドタウン芝生広場も開催しています。短い秋を心行くまで満喫しましょう〜


「高野山開創1200年記念 高野山の名宝」展

会期:2014年10月11日(土)〜12月7日(日)
開館時間:10時〜18時
※金・土、および10月12日(日)、11月2日(日)、11月23日(日・祝)は20時まで開館
※いずれも入館は閉館の30分前まで
※shop×cafeは会期中無休
休館日:火曜日
会場:サントリー美術館
http://suntory.jp/SMA/

主催:サントリー美術館、高野山真言宗総本山金剛峯寺、高野山文化財保存会、読売新聞社
協賛:関西アーバン銀行、清水建設、損保ジャパン・日本興亜損保、大和ハウス工業、南海電気鉄道、日本写真印刷、非破壊検査、三井不動産、サントリーホールディングス


日本美術全集7 運慶・快慶と中世寺院 (日本美術全集(全20巻))

日本美術全集「運慶・快慶と中世寺院」担当者インタビュー

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 唐で密教を学んだ弘法大師空海は、密教修行の根本道場とすべく、弘仁7年(816)勅許(ちょっきょ)を得て高野山を開きました。以来今日まで、高野山は日本仏教の聖地の一つとして、さらには空海を慕う人々の憧れの地として、時代と宗派を超えた信仰を集めてきました。それを証明するように、山上には「山の正倉院」とも例えられるほどの文化財の宝庫が形成され、なかでも核となる仏教芸術はわが国最大規模を誇ります。
 本展は、高野山が平成27年(2015)に開創1200年の節目を迎えることを記念して、高野山に伝わる至宝の数々を公開するものです。開創にかかわる空海ゆかりの宝物から、豊麗な密教美術の原点ともいえる請来(しょうらい)の品、真言密教の教理に基づく仏像、仏画など、普段は山上にあって重厚な信仰の歴史を物語るこれらを一堂に展示します。特に、鎌倉時代、仏教彫刻界に新風を吹き込んだ仏師・運慶による国宝《八大童子像(はちだいどうじぞう)》を全躯そろって存分に鑑賞できる貴重な機会となります。
 空海の精神と壮大な歴史に育まれた日本文化の精髄をご堪能ください。
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「高野山の名宝」/サントリー美術館 【サントリー美術館(2014/10/25撮影)】 メンバーズカードの更新を兼ねて、サントリー美術館に行って来ました現在開催されているのは「高野山の名宝」。高野山は、大阪に住んでいるとき、おそらく2度足を運んでいます。記憶
「高野山の名宝」/サントリー美術館 | 京の昼寝〜♪ | 2014/11/04 5:38 PM