青い日記帳 

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特別展「東山御物の美」第三週の見どころ

三井記念美術館開催中の特別展「東山御物の美」。現在の日本美術の美の基準を作った「東山御物」が一堂に会する10年に一度の奇蹟の展覧会です。

そのほとんどが、国宝、重要文化財に指定され、また個人蔵も多いことから会期中毎週展示替えが行われます。


http://www.mitsui-museum.jp/

そこで、「東山御物展」の企画委員を務めていらっしゃる東京大学東洋文化研究所の板倉聖哲教授に週ごとの見どころを、ピンポイントで解説してもらえることになりました(素晴らしい!)

第一週目の見どころ」、「第二週目の見どころ」に引き続き、今週の見どころをズバリ、ピンポイントで教えて頂きました。

第三週目(10月21日〜10月26日)の見どころ。

牧谿の早期作品「蜆子和尚図」(牧谿筆・偃谿広聞賛)が今週より登場です。描かれている蜆子和尚(けんすおしょう)は唐時代末に実存した禅僧。

日中は蝦、蜆を採って食べ、夜は白馬廟の紙銭にくるまって休むといった放浪の生活を送ったとされている。牧谿は日中に蝦(えび)を採り屈託ない笑顔を見せる和尚の姿を自在な筆さばきで描いています。

和尚の壮年の肉体、骨格や筋肉の動き、濡れた下衣を巧みに描き分けている点をお見逃し無く。


重要文化財「老子図」 牧谿筆 南宋時代・13世紀
岡山県立美術館
展示期間:10月4日(土)〜11月3日(月・祝)

牧谿の初期作品「蜆子和尚図」と晩年の重要文化財「老子図」南宋時代・13世紀岡山県立美術館 が今週から並んで展示されます。

若い頃の溌剌とした筆と老醜に迫る老練な筆、それでいて扁平な頭の形は同じなんです。ぜひ比較してください。

又、(伝)馬遠筆国宝「風雨山水図」南宋時代・13世紀 静嘉堂文庫美術館 も今週から登場です(11月3日まで)。


第4室の奥の展示ケースには、国宝の絵画がいつも飾られるよう工夫しています。ぜひご覧ください。

板倉聖哲(いたくら まさあき)
東京大学東洋文化研究所教授
1992年4月、東京大学大学院人文科学研究科博士課程(東洋美術史専攻)中退。東京大学文学部助手(1992年〜1996年)、財団法人大和文華館学芸部部員(1996年〜1999年)を経て、1999年、東京大学東洋文化研究所助教授。2013年、同教授。現在に至る。


「本当の古典(クラッシック)が観られる」奇蹟の展覧会。


特別展 東山御物の美 −足利将軍家の至宝−

会期:2014(平成26)年10月4日(土)〜11月24日(月・振替休)
会場:三井記念美術館/Mitsui Memorial Museum
(〒103-0022 東京都中央区日本橋室町二丁目1番1号 三井本館7階)
http://www.mitsui-museum.jp/

開催時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
ナイトミュージアム :会期中毎週金曜日は19:00まで開館(入館は18:30まで)
休館日:月曜日。ただし、10月13日(月・祝)、11月3日(月・祝)、11月24日(月・振替休)は開館

主催:三井記念美術館、読売新聞社
協力:凸版印刷株式会社、日本通運株式会社

第一週:10月4日〜10月13日
第二週:10月14日〜10月19日
第三週:10月21日〜10月26日
第四週:10月28日〜11月 3日
第五週:11月4日〜11月 9日
第六週:11月11日〜11月16日
第七週:11月18日〜11月24日

作品リストはこちら

まさにドリームリストそのものです。

室町殿が憧憬した唐物文化は
日本の空間を飾り、美意識の古典となった。



国宝「油滴天目
南宋時代・12 〜13世紀
大阪市立東洋陶磁美術館
(全期間展示)

展示室1.2の茶道具関係のお宝にも注目です。
油滴天目の一滴、一滴がそれぞれとても大きな輝きを放っています。ライティングの妙が冴えわたります。

Twitterやってます。
@taktwi

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聚美 vol.13(2014 AUTUMN 特集:東山御物の魅力

JUGEMテーマ:アート・デザイン


 唐物が崇拝された室町文化において、その頂点に君臨したのが義満らによって収集された将軍家のコレクション「東山御物」でした。それらは当時の中国的な感性を代表したのみならず、当時の日本人が受容し、変容させることで日本的なものの基礎ともなりました。その後の日本人にとって「東山御物」に見える美意識は絵画・工芸を鑑賞する一つの規範となり、桃山・江戸時代、さらには現代に至るまで「古典」として理解されてきたのです。その意味で、「東山御物」はまさに中世以降の美の規範といえるでしょう。
 本展覧会では、現在「東山御物」と伝称される多くの作品群から、絵画・工芸各々のジャンルで当時から極めて高
い評価を受けてきたもの、足利将軍家が確実に所有していたものを中心に抽出して構成いたします。
「唐物」の頂点に君臨する美を現代の展示空間でご堪能ください。
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