青い日記帳 

  
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特別展「東山御物の美」第四週の見どころ
三井記念美術館開催中の特別展「東山御物の美」。現在の日本美術の美の基準を作った「東山御物」が一堂に会する10年に一度の奇蹟の展覧会です。

そのほとんどが、国宝、重要文化財に指定され、また個人蔵も多いことから会期中毎週展示替えが行われます。


http://www.mitsui-museum.jp/

そこで、「東山御物展」の企画委員を務めていらっしゃる東京大学東洋文化研究所の板倉聖哲教授に週ごとの見どころを、ピンポイントで解説してもらえることになりました(素晴らしい!)

第一週目の見どころ」、「第二週目の見どころ」、「第三週目の見どころ」に続き、今週の見どころをズバリ、ピンポイントで教えて頂きました。

第四週目(10月28日〜11月3日)の見どころ。

今週は丁度、展示の変わり目にあたります。1週・4週・7週と通えば一点除き「東山御物の美展」に出る作品をコンプリート出来る大事な週です。

この展覧会では、東山御物時代、対で別れたものが久しぶりに邂逅しています。

例えば、(伝)馬麟が描いた2枚、「重要文化財 梅花小禽図」南宋時代・13世紀 五島美術館蔵、「重要文化財 梅花双雀図」南宋時代・13世紀 東京国立博物館蔵、久しぶりに同じ空間で展示されましたが、それもこの週までです。

元は梅樹を中心とした大きな一画面だったものですが、日本で対(裁断)になりました。

この2幅は、別れてから数回しかあっていません。どうぞお見逃しなく。

(伝)趙昌「重要文化財 茉莉花図」南宋時代・13世紀 常盤山文庫蔵もいよいよ、今週から登場となります。


(伝)趙昌「重要文化財 茉莉花図
南宋時代・13世紀 常盤山文庫蔵

描かれてるのは茉莉花(ホワイト・ジャスミン)だけですが、よく見ると、画面向かって左上に蕾、中程に開花、右上方に満開と反時計回りに開花の様子が描かれています。

また花は「没骨」法で輪郭線を白色で塗りこめているのに対し、枝・葉は「鈎勒」法で輪郭を墨線でくっきりと描き分けています。観れば観るほど非常に高いレベルの技量が用いられていることが分かるはずです。



それと、今週だけに限ったことではありませんが、第4室の入り口でまず実感していただきたいのが、表装です。

金襴・緞子を用いたゴージャスな表装が「東山表装」。もちろん厳密には入れ替わったモノも含まれるはずですが、それでも一貫している点です。トータル・コーディネートも皇帝に憧れた足利将軍の趣味です。


特別展 東山御物の美 −足利将軍家の至宝−

会期:2014(平成26)年10月4日(土)〜11月24日(月・振替休)
会場:三井記念美術館/Mitsui Memorial Museum
(〒103-0022 東京都中央区日本橋室町二丁目1番1号 三井本館7階)
http://www.mitsui-museum.jp/

開催時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
ナイトミュージアム :会期中毎週金曜日は19:00まで開館(入館は18:30まで)
休館日:月曜日。ただし、10月13日(月・祝)、11月3日(月・祝)、11月24日(月・振替休)は開館

主催:三井記念美術館、読売新聞社
協力:凸版印刷株式会社、日本通運株式会社

第一週:10月4日〜10月13日
第二週:10月14日〜10月19日
第三週:10月21日〜10月26日
第四週:10月28日〜11月 3日
第五週:11月4日〜11月 9日
第六週:11月11日〜11月16日
第七週:11月18日〜11月24日

作品リストはこちら

まさにドリームリストそのものです。

室町殿が憧憬した唐物文化は
日本の空間を飾り、美意識の古典となった。



「唐物肩衝茶入 銘遅桜」
南宋時代・13世紀 三井記念美術蔵

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@taktwi

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聚美 vol.13(2014 AUTUMN 特集:東山御物の魅力

【お知らせ】
智美術館さんで11月8日(土)16:00より、展覧会「岡部嶺男 火に生き 土に生き」ブロガー向け特別鑑賞会を開催されるそうです。


開催日:2014年11月8日(土) 16:00〜17:00
展覧会:「岡部嶺男 火に生き土に生き」展

参加資格:ブログを開設している方で展覧会の魅力を発信してくださる方。
    11月中に本展覧会のリポートや情報をアップしてくださる方。
参加費:無料(観覧料無料)
定 員:25名様(先着順)
参加特典:当日は担当学芸員がギャラリートークを行い、展示室を撮影いただけます
★イベント参加の皆様には参加記念のプレゼントを差し上げます★

お申込み方法
メールの件名を「アートブログイベント申込み」とし、氏名(本名)、ブログURL、ご連絡先メールアドレスをご明記の上、以下のメールアドレス宛にお申し込みください。
当館アドレス:info★musee-tomo.or.jp(★部分をアットマークに変更してご送信下さい)


詳細はこちらから。

この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=3772

JUGEMテーマ:アート・デザイン


 唐物が崇拝された室町文化において、その頂点に君臨したのが義満らによって収集された将軍家のコレクション「東山御物」でした。それらは当時の中国的な感性を代表したのみならず、当時の日本人が受容し、変容させることで日本的なものの基礎ともなりました。その後の日本人にとって「東山御物」に見える美意識は絵画・工芸を鑑賞する一つの規範となり、桃山・江戸時代、さらには現代に至るまで「古典」として理解されてきたのです。その意味で、「東山御物」はまさに中世以降の美の規範といえるでしょう。
 本展覧会では、現在「東山御物」と伝称される多くの作品群から、絵画・工芸各々のジャンルで当時から極めて高
い評価を受けてきたもの、足利将軍家が確実に所有していたものを中心に抽出して構成いたします。
「唐物」の頂点に君臨する美を現代の展示空間でご堪能ください。
| 展覧会 | 21:27 | comments(0) | trackbacks(0) |









http://bluediary2.jugem.jp/trackback/3772
【お知らせ】

↑単眼鏡紹介記事書きました。

おかげさまで重版となりました!


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『文藝春秋』に寄稿しました。

『AERA』に載りました。

「マウリッツハイス美術館展公式ガイドブック」編集・一部執筆しました

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「美連協ニュース」寄稿

『アートコレクター』で紹介されました

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