青い日記帳 

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特別展「東山御物の美」第六週の見どころ

三井記念美術館開催中の特別展「東山御物の美」。現在の日本美術の美の基準を作った「東山御物」が一堂に会する10年に一度の奇蹟の展覧会です。

そのほとんどが、国宝、重要文化財に指定され、また個人蔵も多いことから会期中毎週展示替えが行われます。


http://www.mitsui-museum.jp/

そこで、「東山御物展」の企画委員を務めていらっしゃる東京大学東洋文化研究所の板倉聖哲教授に週ごとの見どころを、ピンポイントで解説してもらえることになりました(素晴らしい!)

第一週目の見どころ」、「第二週目の見どころ」、「第三週目の見どころ」、「第四週目の見どころ」、「第五週目の見どころ」に続き、今週の見どころをズバリ、ピンポイントで教えて頂きました。

第六週目(11月4日〜11月9日)の見どころ。

最終週(第7週)「徽宗祭り」の前ですが、今週も実はすごい組み合わせで見逃せない展示となっています。

(伝)徽宗「国宝 秋景山水・冬景山水」南宋時代・12世紀 京都・金地院 を中心に、馬遠の基準作,馬遠筆・楊后賛「重要文化財 清凉法眼禅師・雲門大師図」南宋時代・12 〜13世紀 京都・天龍寺、梁楷「国宝 出山釈迦・雪景山水図」南宋時代・13世紀 東京国立博物館 が第4室に集結します。

 
(伝)徽宗「国宝 秋景山水・冬景山水
南宋時代・12世紀 京都・金地院

又、能阿弥「重要文化財 花鳥図屏風」室町時代・応仁3年(1469) 出光美術館が、展示室7に登場し、能阿弥筆・自賛「蓮図」室町時代・文明3年(1471) 正木美術館 と並びます。

牧谿の「翡翠・鶺鴒図」南宋〜元時代・13 〜14世紀 MOA美術館 も合わせて登場するので、第7室の雰囲気は一変です(〜第7週)。

(伝)梁楷「六祖破経図
南宋時代・13世紀 三井記念美術館

次はいつ巡り合えるか分からない「東山御物」の名宝立ちを、間近に観られるこの展覧会も、残すところあと2週となりました。

今年も多くの素晴らしい展覧会が開催されてきましたが、これを見ないことには何も始りません。あの安村敏信氏をして「中国絵画にお手あげ」と言わしめる展覧会なのですから。


(伝)李安忠「国宝 鶉図
南宋時代・12 〜13世紀根津美術館

特別展 東山御物の美 −足利将軍家の至宝−

会期:2014(平成26)年10月4日(土)〜11月24日(月・振替休)
会場:三井記念美術館/Mitsui Memorial Museum
(〒103-0022 東京都中央区日本橋室町二丁目1番1号 三井本館7階)
http://www.mitsui-museum.jp/

開催時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
ナイトミュージアム :会期中毎週金曜日は19:00まで開館(入館は18:30まで)
休館日:月曜日。ただし、10月13日(月・祝)、11月3日(月・祝)、11月24日(月・振替休)は開館

主催:三井記念美術館、読売新聞社
協力:凸版印刷株式会社、日本通運株式会社

第一週:10月4日〜10月13日
第二週:10月14日〜10月19日
第三週:10月21日〜10月26日
第四週:10月28日〜11月 3日
第五週:11月4日〜11月 9日
第六週:11月11日〜11月16日
第七週:11月18日〜11月24日

作品リストはこちら

まさにドリームリストそのものです。

室町殿が憧憬した唐物文化は
日本の空間を飾り、美意識の古典となった。



唐物肩衝茶入 銘遅桜
南宋時代・13世紀 三井記念美術館

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 唐物が崇拝された室町文化において、その頂点に君臨したのが義満らによって収集された将軍家のコレクション「東山御物」でした。それらは当時の中国的な感性を代表したのみならず、当時の日本人が受容し、変容させることで日本的なものの基礎ともなりました。その後の日本人にとって「東山御物」に見える美意識は絵画・工芸を鑑賞する一つの規範となり、桃山・江戸時代、さらには現代に至るまで「古典」として理解されてきたのです。その意味で、「東山御物」はまさに中世以降の美の規範といえるでしょう。
 本展覧会では、現在「東山御物」と伝称される多くの作品群から、絵画・工芸各々のジャンルで当時から極めて高
い評価を受けてきたもの、足利将軍家が確実に所有していたものを中心に抽出して構成いたします。
「唐物」の頂点に君臨する美を現代の展示空間でご堪能ください。
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