青い日記帳 

  
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「グエルチーノ展」が国立西洋美術館で開催されます。
イタリア・バロック美術を代表する画家、グエルチーノ(Guercino)本名:ジョヴァンニ・フランチェスコ・バルビエーリ(Giovanni Francesco Barbieri, 1591年2月8日 - 1666年12月9日)の業績を日本で初めて紹介する展覧会が、2015年3月3日から、上野、国立西洋美術館で開催されます。


公式サイト:http://www.tbs.co.jp/guercino2015/

イタリア・バロックは、西洋美術史のハイライトのひとつであるにも関わらず、日本で一般的に知られている画家は少なく、カラヴァッジョくらいしかいません。

そんなイタリア・バロック絵画の隠れた実力者の代表がグエルチーノです。

かのゲーテをして「彼の筆の軽妙さ、円熟さはただ驚嘆の他はない。」と言わしめ、スタンダールも「最後の大画家」と讃えている画家です。

しかし、時間と共に彼の功績や作品は次第に光が当たらなくなります。彼よりも150年も後に京都で活躍した伊藤若冲と同様、忘れられた画家となってしまったのです。


グエルチーノ(Guercino)

20世紀に入り、再び再評価の兆しが芽生え、1968年に「グエルチーノ」展が、ボローニャ、アルキジナジオ宮で開催されたのを契機に以降多くの展覧会が開催されるようになります。

とりわけ1991年は、グエルチーノ生誕400周年という節目の年にあたったこともあり、以下のような展覧会がイタリア国内だけでなく、世界各地で開かれました。

「グエルチーノ」ボローニャ市立考古学博物館とチェント市立絵画館/フランクフルト、シルン美術館/ワシントン・ナショナル・ギャラリー
「グエルチーノ 素描」ボローニャ市立考古学博物館
「グエルチーノ 素描の巨匠」ハーバード大学美術館/オタワ、ナショナル・ギャラリー/クリーヴランド美術館




更に、21世紀に入ると毎年のように、グエルチーノの大規模な展覧会が行われており、世界の名だたる美術館がこぞって紹介するバロックの画家となり、その名声が世界中に轟き「最後の大画家」が完全復活を遂げるに至りました。

2003年
「グエルチーノ:17世紀絵画の詩情」ミラノ王宮
2006年
「グエルチーノ:紙上の思考」ゲッティ美術館
2008年
「グエルチーノ:流派と手法」ウフィツィ美術館版画素描館
2011年
「グエルチーノ:チェントとローマの名品」ローマ、バルベリーニ宮
2013年
「グエルチーノ:バロックの勝利」ワルシャワ国立美術館
「グエルチーノからカラヴァッジョへ」エルミタージュ美術館/ローマ、バルベリーニ宮
2014年
「グエルチーノ」バロックの光」ザグレブ美術工芸博物館


満を持して2015年3月3日より日本で開催される「グエルチーノ展」では、イタリア各地から代表作を終結させ、大画面で集中力ある描写の油彩画(フレスコ画も含む)が、何と50点も日本にやってきます。

2012年にボローニャ近郊の、グエルチーノの故郷であるチェント市を突如襲った大地震により、彼の作品を多数展示所蔵するチェント市立絵画館は甚大なダメージを被ってしまい、全く復興のめどが立たない状況だそうです。


震災後のチェント市立絵画館のグエルチーノ展示室。瓦解する危険もあるため、消防隊が絵画を「救出」したそうです。

今回の展覧会はチェント市の震災復興事業も兼ねています。イタリア・バロック美術を代表する画家、グエルチーノが大使役を務める形となっているのです。チェント市への寄付金の一部に「グエルチーノ展」観覧料も当てられます。

日本のように頻繁に地震が起こる場所ではなく、市民のほとんど全員が初めて体験したであろう大震災。今も街の至る所には震災の爪痕が残っているそうです。



「グエルチーノ展」展覧会の構成は以下の通りです。

第1章:画風の形成 1591年〜
第2章:初期の画風の確立 1617年〜
第3章:ローマ滞在と画風の変容 1621年〜
第4章:後期1 聖と俗のはざまの助勢表現−グエルチーノとグイド・レーニ
第5章:後期2 宗教主題


各章ごとの主な作品です。


第1章:画風の形成 1591年〜


第2章:初期の画風の確立 1617年〜


第3章:ローマ滞在と画風の変容 1621年〜


第4章:後期1 聖と俗のはざまの助勢表現−グエルチーノとグイド・レーニ


第5章:後期2 宗教主題

美しい画像や詳しい解説は、公式サイトでチェックです。

正直、これほどまでに魅力的で「観たい!」と思わせる画家だとは思いませんでした。来年のひな祭り3月3日のオープンが今から待ち遠しくてたまりません。

グエルチーノ展監修者・国立西洋美術館主任研究員の渡辺晋輔氏は「グエルチーノ展は、イタリア・バロックの入門編としても、とてもよい展覧会となることでしょう。」と記者発表会で自信を持って発言されていました。益々期待が高まりますね!

そうそう、グエルチーノは「犬派」だそうですよ!


グエルチーノ展 よみがえるバロックの画家

会期:2015年3月3日 (火) 〜 5月31日 (日)
開館時間:午前9時30分 〜 午後5時30分
(金曜日は午後8時)
※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日
(ただし、3月30日、5月4日、5月18日は開館)
開催場所:国立西洋美術館
http://www.nmwa.go.jp/
主催:国立西洋美術館、ボローニャ文化財・美術館特別監督局、チェント市、TBS
後援:外務省、イタリア大使館
協賛:こだま印刷
協力:アリタリア - イタリア航空、アルテリア、日本貨物航空、日本通運、西洋美術振興財団

公式サイト:http://www.tbs.co.jp/guercino2015/
公式Facebookページ:https://www.facebook.com/guercino2015
公式Twitter:https://twitter.com/guercino2015


渡辺晋輔氏 (グエルチーノ展監修者・国立西洋美術館主任研究員)

【「グエルチーノ展」関連講演会】
3月14日 (土) 14:00 〜 15:30「ボローニャ派とグエルチーノ」 高橋健一 (和歌山大学准教授)
4月11日 (土) 14:00 〜 15:30「グエルチーノとバロック美術」 宮下規久朗 (神戸大学教授)
5月16日 (土) 14:00 〜 15:30「グエルチーノの生涯と芸術」 渡辺晋輔 (グエルチーノ展監修者・国立西洋美術館主任研究員)

早割チケット 期間限定・お得なチケット!

販売価格: 1,000円 (税込)
販売期間: 2014年10月11日 (土) 〜 12月31日 (水)

前売ペア券 前売期間限定・お得なチケット!

販売価格: 2,200円 (税込)
販売期間: 2015年1月1日 (木) 〜 3月2日 (月)
内容: 前売券2枚がセットのチケット。会期中1名で2回、あるいは2名で利用可能。

その他、詳しいチケット情報はこちらで

《国立西洋美術館 次回展》

ボルドー展 −美と陶酔の都へ−
開催期間:2015年6月23日(火)〜9月23日(水・祝)

Twitterやってます。
@taktwi

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| 展覧会 | 22:21 | comments(1) | trackbacks(0) |
いつも拝読させていただいております。
差し出がましいのですが、
「瓦解」ではなく「崩壊」のほうがよろしいではないでしょうか?
失礼いたしました。
| みっきー | 2014/12/11 12:12 PM |










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