青い日記帳 

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プロが選ぶ「2014年 ベスト展覧会」

毎年恒例。各新聞に掲載された美術界のプロが選ぶ今年(2014年)開催されたベスト展覧会。各紙掲載日順にご紹介します。

長沢蘆雪

讀賣新聞 2014年(平成26年)12月11日(木曜日)

回顧2014 文化(アート)
東アジアの中の日本 再認識

3氏が選ぶ展覧会ベスト4

☆建畠晢(京都市立芸術大学長、埼玉県立近代美術館長)
・「映画をめぐる美術−マルセル・ブロータースから始める」(東京国立近代美術館)
・田中信太郎 岡崎乾二郎 中原浩大「かたちの発語」(横浜 BankART Studio NYK)
・「ヨコハマトリエンナーレ2014」(横浜美術館、新港ピア)
・「生誕110年 海老原喜之助展」(鹿児島市立美術館)

ヨコハマトリエンナーレは芸術監督に専門職ではない森村泰昌を起用することで、ユニークな成果を上げていた。

☆椹木野衣(美術批評家、多摩美術大学教授)
・「秋山祐徳太子 大博覧会展」(東京 ギャラリー58)
・「キャラクラッシュ!展」(東京 カオス*ラウンジアトリエ)
・「小林耕平展」(東京 ギャラリーαM)
・「UNSOLD展」(来年1月31日まで 東京 ギャラリー小柳)

小振りでも大型展に負けていない展示を挙げた。うち、ふたちで新世代の評論家が深く関与。同様の動きに「反戦」展なども。

☆光田由里(美術評論家)
・「O JUN 描く児」(東京 府中市美術館)
・「佐藤時啓 光ー呼吸 そこにいる、そこにいない」(東京都写真美術館)
・「さかぎしよしおう展」(東京 ギャラリエ アンドウ)
・「ゴー・ビトゥイーンズ展」(東京 森美術館)

社会との接点を異世界に変換する筆力。場との格闘、写真原理とデジタル研究。時空間を凝縮する磁器。子供目線の批評力。




続いて朝日新聞 2014年(平成26年)12月17日(水曜日)夕刊

回顧2014 美術
不自由さを超えて

私の3点

☆北澤憲昭(美術評論家)
・「泥とジェリー」(東京国立近代美術館本館 ギャラリー4)1
・「白川昌生 ダダ、ダダ、ダ 地域に生きる創造☆の力」(アーツ前橋)2
・「名画を切り、名器を継ぐー美術にみる愛蔵のかたち」(根津美術館)3

絵具の触覚的な事物性に迫った1、さまざまな関係性へ向けて「個展」を解きほぐしてみせた2、断片の時代である今を過去に投影した3

☆高階秀爾(美術史家・美術評論家)
・「柳瀬正夢」(神奈川県立近代美術館・葉山)
・「岸田吟香・劉生・麗子」(世田谷美術館)
・「菱田春草展」(東京国立近代美術館)

いずれも、日本美術史において重要な作家の創造の軌跡を詳細にたどったのみならず、社会状況や文化環境にも目配りをきかせた優れた企画展。

☆山下裕二(美術史家)
・「たよりない現実、この世界の在りか」(資生堂ギャラリー)1
・「金子孝信展」(新潟市美術館)2
・「京へのいざない展」(京都国立博物館)3

1は驚天動地のインスタレーション。2は第2次大戦で戦死した地元画家の事績を丹念に検証。地方美術館の学芸員の熱意が結実した企画。3は谷口吉生氏設計によるモダニズム空間で、周知の名品が輝きを増した。




お次は、産経新聞 2014年12月25日(木曜日)

【回顧 平成26年】
美術 アートで地域振興ブーム

1ページ目 http://www.peeep.us/c0f8734b
2ページ目 http://www.peeep.us/783ee7c0
3ページ目 http://www.peeep.us/b86a8c02
4ページ目 http://www.peeep.us/447f20ea




最後は毎日新聞さん。

2014年の3選

高階秀爾(大原美術館館長、美術評論家)
1:Future Beauty――日本ファッション:不連続の連続(京都国立近代美術館)
2:官展にみる近代美術(府中市美術館ほか)
3:竹内栖鳳展(海の見える杜美術館)

1は西欧を驚かせた日本ファッションの活躍、2は官展の歴史、3は油彩画をも試みた日本画巨匠の西欧体験を通じて、いずれも日本的美意識の本質を探った好企画。

三田晴夫(美術ジャーナリスト)
1:中村一美展(国立新美術館)
2:田中信太郎 岡乾二郎 中原浩大 かたちの発語展(BankART studio NYK)
3:「絵画の在りか」展(東京オペラシティアートギャラリー)

美術書なら堀浩哉の『滅びと再生の庭』が出色。いまここへの絶えざる思索が描く根拠を促しては独自の表現を成就させてきた経緯を、それは如実に感得させてくれる。






【バックナンバー】
プロが選ぶ「2013年 ベスト展覧会」
プロが選ぶ「2012年 ベスト展覧会」
プロが選ぶ「2011年 ベスト展覧会」
プロが選ぶ「2010年 ベスト展覧会」
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