![]() 2014.12.29 Monday
かみさんが選ぶ「2014年 展覧会ベスト10」
今年も残すところあと3日となりました。大掃除に年賀状書き、お節の準備と何かと慌ただしい時期ではありますが、毎年恒例の展覧会年間ベスト10を発表したいと思います。
![]() 鈴木春信 今日は、自分が選んだベスト10よりも人気があり好評の、うちのかみさんが選んだベスト展覧会です。(プロが選ぶ「2104年ベスト展覧会」もご一緒にご覧下さい。) ![]() ![]() 1位:「ザ・ビューティフル 英国の唯美主義1860-1900」 ![]() 三菱一号館美術館 2014年1月30日〜5月6日 三菱一号館美術館の展示空間と展示作品がとてもマッチしていました。「これは!」という大きなインパクトのある作品はありませんでしたが、トータルでの満足度が高かったです。同時期に森アーツで開催していた「ラファエル前派展」との合わせ技で堂々の一位です。 2位:「輝ける金と銀―琳派から加山又造まで―」 ![]() 山種美術館 2014年9月23日〜11月16日 日本画の表現技法を再現し、感覚的+視覚的に作品と対峙することの出来た展覧会でした。琳派好きには堪らない展覧会であったと共に、日本画に使用されている顔料(絵具)の美しさにあらためて感心させられました。こうした展示を増やして欲しいです。 3位:特別展「キトラ古墳壁画」 ![]() 東京国立博物館 2014年4月22日〜5月18日 まだ小学生だった私に古代へのロマンを与えてくれたのが、キトラ古墳壁画の発見でした。本物を観る機会に恵まれずにいましたが、なんと東京までやって来てくれるということで、小躍りするほど嬉しかった展覧会でした。覗きこむように観る展示も良かったです。 4位:「チューリヒ美術館展―印象派からシュルレアリスムまで」 ![]() 国立新美術館 2014年9月25日〜12月15日 実はポスト印象派あたりの作品が好きなのでは?と思わせるほど惹かれる作品の多かった展覧会でした。ヴァロットンやホドラーなどスイスの画家の良い作品も豊富にあったのも良かったです。展示の仕方もシンプルで分かりやすかったのも好印象を持ちました。 5位:鈴木康広展「近所の地球」 ![]() 水戸芸術館 現代美術ギャラリー 2014年8月2日〜10月19日 友人の付き合いで行った展覧会でしたが、これがとても見応えがありました。ここが水戸芸か?と思うほど会場を作り込み、鈴木康広氏の世界観にどっぷりと浸かることができました。(来年の山口晃展はどうなるのでしょう??) 6位:コレクション ♡ リコレクション VOL. 3「コレクションは語る」 ![]() DIC川村記念美術館 2014年1月2日〜6月29日 川村記念美術館の所蔵作品で新たな見せ方を試みていた意欲的な展覧会でした。特に「第3章 美術館の国のアリス」は物語の内容に沿った作品を選び展示。見慣れた感のある川村さんの作品がまるで違うものに見えました。これを企画した学芸員さんGJです。 7位:エルメス「レザー・フォーエバー」 ![]() 東京国立博物館 表慶館 2014年12月2日〜12月23日 クリスマス前に無料でエルメスの魅力をこれでもか〜と見せつけられ、自然とバックが欲しくなるとても危険な展覧会でした。表慶館との親和性が高く、上野に居ながらまるでパリの美術館に紛れこんだような錯覚におちいる、そんな展示でした。 8位:「魅惑のコスチューム:バレエ・リュス展」 ![]() 国立新美術館 2014年6月18日〜9月1日 バレエには全く興味はありませんが、衣装だけの展示がこんなにも面白いものだとは思いませんでした。会場もいつもの新美とは違い作り込んでいたのも印象に残りました。カタログ(図録)もとても良かったです。 9位:「こども展 名画にみるこどもと画家の絆」 ![]() 森アーツセンターギャラリー 2014年4月19日〜6月29日 内容の濃さに対し、「こども展」という名前で随分と損をしているな〜と思いました。子供が見る展覧会では決してなく、家族の愛、一生など様々な見方の出来る展覧会でした。展示されている作品も質も高く、とりわけルソー好きな私には堪らない内容でした。 10位:「進撃の巨人展」 ![]() 上野の森美術館 2014年11月28日 〜2015年1月25日 ヘッドマウントディスプレイ「Oculus Rift(オキュラスリフト)」を装着して観る、“360°体感シアター『哮』”はただただ圧巻でした。高所恐怖症なので足元に目を遣るのが怖かったです。このお正月で原作本をもう一度読み返す予定です。 【番外】 特別展「台北 國立故宮博物院−神品至宝−」 ![]() 東京国立博物館 平成館 2014年6月24日〜9月15日 今年は台湾(台北)に5月、9月と二度行き、故宮へもそれぞれ足を運んだので、「白菜」を正味3回も観た一年となりました。日本も台湾でも「白菜」は大行列が出来ていました。 現地、故宮博物院は広過ぎて疲れ切ってしまい、目に止まらなかったお宝作品が日本の展覧会ではキラキラ輝いて観えました。 ![]() 國立故宮博物院の素敵カフェ「三希堂」 ![]() 台湾街中アート 《関連エントリ》 かみさんが選ぶ「2007年 展覧会ベスト10」 かみさんが選ぶ「2008年 展覧会ベスト10」 かみさんが選ぶ「2009年 展覧会ベスト10」 かみさんが選ぶ「2010年 展覧会ベスト10」 かみさんが選ぶ「2011年 展覧会ベスト10」 かみさんが選ぶ「2012年 展覧会ベスト10」 かみさんが選ぶ「2013年 展覧会ベスト10」 プロが選ぶ「2013年 ベスト展覧会」 ※皆さんもご自身のブログで同じように今年の展覧会を振り返るような記事書かれた方いらっしゃいましたら是非是非トラックバック送って下さい! Twitterやってます。 ![]() Facebookもチェック! この記事のURL http://bluediary2.jugem.jp/?eid=3834 JUGEMテーマ:アート・デザイン ![]() |