弐代目・青い日記帳 

  
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ニセモノ ゾクゾク!!「大ニセモノ博覧会」
千葉県佐倉市にある国立歴史民俗博物館で3月10日より開催される「大ニセモノ博覧会」に熱い注目が集まっています。


https://www.rekihaku.ac.jp/

博物館や美術館にあるのは「ホンモノ」であることが大前提ですが、敢えて「ニセモノ」だけを集めた展覧会(博覧会)を開催するというチャレンジングな試みです。

以前、フェルメールの贋作だけを集める展覧会が観たいな〜なんてこと思ったことありました。それは決して興味半分からではなく、本物と偽物の画像では分からない違い(筆致やトーンなぞ)をこの目で確かたいと思ったからです。

これも真っ赤なニセモノ!


伝雪舟「鷹之絵」掛軸と鑑定書(個人蔵)

展覧会の構成は以下の通りです。

プロローグ:安南陶器ニセモノ事件

1暮らしの中のフェイク
:ニセモノの地域性
:見栄と宴会の世界−ある旧家の所蔵品から−

2フェイク−偽文書、偽造の世界
:偽酒・似印酒
:研究者を取り巻くニセモノ騒動
:なぜ偽文書は作られたのか−武田家、徳川家康の偽文書−
:「正倉院文書」の奥深い歴史

3コピー、イミテーションの世界

:復刻、模刻された版画
:瓦の模倣と創造−コピーが生み出す新たな創造−
:焼き物の模倣と技術−コピーが生み出す意外な製品−
:縄文人のイミテーション−貝製腕飾り−

4ニセモノの創造性

:人魚は本当にいた!−見世物小屋、錦絵、欧米に輸出された人魚のミイラ−
:葬儀のなかの欧米文化−慶弔用花環の展開−

5博物館の「レプリカ」と「コピー」

:化石のレプリカとフェイク
:偽金を作る−技術復元のためのレプリカ−
:音楽の複製と著作権

6ミセモノの美術品と骨董の価値をきめるコレクターの世界



ニセモノの安南陶器(個人蔵)

「個人蔵」の作品?が多いのがこれまた淋しさを増します。もちろん、ニセモノなどと1ミリも思わずに大枚をはたいて購入したはずです。しかし、それがいまでは…

ファンだとこういうの騙されてしまうんでしょうね。気持ち分からないでもありません。


伝大石内蔵助 書状(個人蔵)

古美術や書状以外にもこうした類いのニセモノも出るそうです。


人魚のミイラ(国立歴史民俗博物館蔵)

これを、暦博さん自身が持っているというのも驚きです。ニセモノ好きな「中の人」でもいるのかしら。

サイトを拝見すると「中世から信仰の対象であり、輸出の一大産業だった人魚のミイラを展示!! 現存する最新の人魚のミイラ!!」と銘打たれ、「新しく人魚のミイラを再現して製作し、それを初公開いたします。また、ほんの少しですが人魚のミイラの作り方についても紹介します。」と説明が。

う〜ん、これは思っていた以上に「深い」展覧会(博覧会)のようです。間違いなく。佐倉まで観に行く価値十分過ぎるほどありそうです。

女優・歌手の柴咲コウさんが声をつとめるボーカロイド「ギャラ子」が音声ガイドを務めます。iPhoneまたはスマートフォン持参すると館内だけに限り聴くこと出来ます。(っていうか、音声ガイドまで“ニセモノ”の声なのか!)


大ニセモノ博覧会−贋造と模倣の文化史−

開催期間:2015年3月10日(火)〜5月6日(水・振)
開館時間:9時30分〜17時00分(入館は16時30分まで)
休館日:月曜日(休日の場合は翌日が休館日となります)
会場:国立歴史民俗博物館 企画展示室A・B
https://www.rekihaku.ac.jp/
主催:国立歴史民俗博物館

ニセモノ ゾクゾク!!
・「ニセモノ」の地域性に迫る!
・日本にもミイラがいた!? ペリーの日本来航の日誌に記された真実とミイラの製作法もご紹介!
・奈良県の収集家水木氏のコレクションから、コレクターの世界を垣間見る。
・ジュラ紀から現代までにわたる、「ニセモノ」の数々一挙公開。
・新発見!! 織田信長の「ホンモノ」の書を初公開。



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私たちの日常生活では、お金をもうけるためだけの「食品偽装」や「ニセブランド」など、他人を騙す「ニセモノ」の話題に事欠きません。しかし本来、「ニセモノ」と「ホンモノ」は非常に微妙な関係にあり、「明と暗」「黒と白」といった単純なわけ方ができない場合もたくさんあります。

「ニセモノ」は、暮らしのなかで重要な役割をもち、さまざまな歴史をもっています。また、「ニセモノ」が「ホンモノ」を乗り越え、文化的な創造性を発揮することもあります。さらに、博物館で作られる研究目的の「ニセモノ」は、「ホンモノ」よりもむしろ研究価値が高い場合さえあるのです。

この企画展示では、「ホンモノ」に対する「ニセモノ」を単に展示するのではなく、「ニセモノ」と「ホンモノ」の複雑な関係が、時代や社会背景によって、どのような原理で振幅してきたのかを明らかにしていきます。

| 展覧会 | 23:09 | comments(0) | trackbacks(0) |









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