弐代目・青い日記帳 

  
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「SHIBUYA」
國學院大學博物館で開催中の
企画展<SHIBUYA>に行って来ました。


http://www.kokugakuin.ac.jp/oard/index9.html

企画展<SHIBUYA>が、とにかく面白いから観に行って!と勧められ渋谷にある國學院大學博物館まで行って来ました。

大学の授業は無くても、土日も休まず博物館は午後6時までオープンしているのは基本休日しか動けない自分にとっては嬉しく有難いこと。入館無料なのも勿論のこと。


國學院大學博物館
http://www.kokugakuin.ac.jp/oard/index9.html

サイトを見ると、今回の「SHIBUYA」展のキャッチコピーらしきものが掲載されているのに目がいきます。曰く。

渋谷、25000年間の履歴書
あなたは見たことがありますか。
博物館で知る< SHIBUYA >のものがたり。


このコピーからして、今までの國學院大學博物館での展覧会とは明らかに一線を画するものだということが分かります。そもそもチラシからしてそうですからね。

そして展示室内にも日本で一番有名な犬のこんな作品が!


牛田ルミ「デコレーション忠犬ハチ公」2009年
大和市蔵

平成21年に放映された「チャンピオンズ」(テレビ東京)で製作されたデコトラならぬデコハチ。渋谷区ではなく、「高座渋谷駅」のある大和市に寄贈された作品。渋谷に来るのは今回が初めて。

勘違いされては困りますが、渋谷を語る上で欠くことの出来ないハチ公を多面的に紹介している中のあくまでも一点に過ぎません。

太平洋戦争中に金属供出により初代ハチ公像は融かされてしまい、現在駅前にあるのは戦後作られた二代目です。初代と二代目のパネルが並べて展示されているのを見ると、若干の違いがあることに気が付きます。

そう言えば、昨年「ハチ公と上野英三郎博士像」が東大に作られ大きな話題となったのも記憶に新しいところです。
http://www.en.a.u-tokyo.ac.jp/hachi_ueno_hp/hp/


富沢端夫・昭子「思い出の街、渋谷」2002年
東急百貨店本店

約、1/150スケールで昭和29(1964)年頃の渋谷駅東口付近を再現した模型。

丁度、東京オリンピック開催に向け開発が急ピッチで進み、街が大きく様変わりする直前の様子が再現されています。首都高の工事が行われていますね。

東急東横線の駅ってこの頃からあの形だったのですね。今はもう見られませんが…


現在同じ場所は更なる発展を遂げる為に大規模な工事が行われています。

展示構成は以下の通りです。

序 章 はじまりは鄙―<渋谷>以前― 
第1章 <渋谷>界隈の社寺と祭礼
第2章 都市住民の物語
第3章 ビルの森で「もやい」を求めて
第4章 死と再生の神話
結 章 そしてSHIBUYA―過去・現在・未来を結ぶ地力―


「SHIBUYA」展で最も驚いたのは序章でした。

現在確認されているだけでも旧石器時代から縄文・弥生時代の遺跡・遺構が100か所もあるそうです。例えば道玄坂をずーっと登っていった所にあるファミリーマートの真下からは後期旧石器時代のものが発掘されたそうです。それらの石器も展示されています。

太古の昔から渋谷には人を集める魅力が備わっていたのでしょう。実際に3本の川が流れ込んでいますので生活するのには適した場所だったことに間違いありません。そうそう代官山TUTAYAの真下からも色々見つかってるそうです。

「渋谷の地下に眠る過去」を知ることで、今までとは違った接し方、捉え方が出来るようになるものです。


岡本太郎「明日の神話」関連資料
岡本太郎記念館蔵

今や新たな渋谷の顔としてすっかり定着した「明日の神話」と対で制作される予定だった幻の大作「豊穣の神話」の下絵も展示されおり、美術ファンも必見です。

そして、考古学、民俗学、美術だけでなく建築ファンにとっても見応えのある展示満載です。



取り壊された東急東横店東館の解体工事現場遺物たち。

それと、東横店から246を挟んで向かい側に通じる地下通路(商品搬入路)があったことも始めて知りました。 キーワードは「フロベア」です!

展示室のカオスな感じが渋谷という街をまさに象徴しているようでした。

渋谷という街が好きな方も、ちょっと苦手な方も、この展示だけは是非見ておきましょう。企画展<SHIBUYA>は9月30日までです。是非是非!


ミュージアム連携事業
平成27年度 第4回企画展 <SHIBUYA>

会期:2015年8月22日(土)〜9月30日(水)
開館時間:午前10時〜午後6時(入館は午後5時30分まで)
休館日:9/7(月)、9/14(月)、9/18(金)
入館料:無料
会場:國學院大學博物館 企画展示室
http://www.kokugakuin.ac.jp/oard/index9.html

主催:國學院大學博物館、國學院大學渋谷学研究会
後援:渋谷区、毎日新聞社
協力:井賀孝、岡本太郎記念館、株式会社東急百貨店、川崎市岡本太郎美術館、金王八幡宮、渋谷中央街、渋谷氷川神社、清水建設株式会社、白根記念渋谷区郷土博物館・文学館、東急グループ、東京急行電鉄株式会社、富沢瑞夫、明治神宮、大和市、吉村美術研究所、MASS RHYTHM(藤原惇・南陽平・高橋優)


初めて博物館で展示公開される「渋谷中央街大人神輿」の展示は金王八幡宮例祭のため9月17日(木)までです。

【ミュージアムトーク】(参加無料・申込み不要)

「展示解説」
日時:9月12日(土)15:30〜16:00
解説:石井 匠(國學院大學博物館 学芸員)

「オリンピック前後の渋谷」
日時:9月26日(土)15:30〜16:00
解説:上山和雄(國學院大學文学部 教授)


歴史のなかの渋谷―渋谷から江戸・東京へ (渋谷学叢書)

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