『白洲家の晩ごはん』
新潮社(とんぼの本)より刊行となった『白洲家の晩ごはん
』を読んでみました。

『白洲家の晩ごはん』 (とんぼの本)
牧山桂子(著)
数ある料理本の中でも、真似したくても誰も真似の出来ない立場にあった著者による珠玉の一冊。
両親はあの白洲次郎・正子。
長女である著者・牧山桂子による白洲家の食にまつわるエッセイ。実際に白洲家の食卓に並んだ料理のレシピや写真を父・母の思い出話を交えて紹介しています。
人さまのお宅で普段どんなものを食べているのか、いつの時代にも興味関心があるものです。それを堂々と垣間見られるのですから読まない手はありません。

菜の花のおひたし、煎り豆腐、蒸し野菜、コロッケ、釜めし、やきそば、リゾット、クレープブラン、焼きりんご等々。
味や料理に関して絶対うるさかったであろう白洲家でごはん作りを担った筆者は、そんじょそこいらの料理研究家よりも一枚も二枚も上手なことは明明白白。
クックパッドで検索しサクサクっと作ってしまうのも決して悪くはありません。自分も料理当番の日にメニューに迷うとよく使います。
でも、料理は食材やメニューよりも、一番大事なのは食べる相手への想いです。それは、どんな旨味調味料でも勝てない「隠し味」です。

旧白洲邸「武相荘」
http://buaiso.com/
料理以外にも白洲次郎・正子が生活していた旧白洲邸「武相荘」に咲く花々など四季折々の様子や、機械や道具が好きだった桂子の台所道具にまつわるエッセイなど見応え、読み応え満載です。
中でも圧巻は、白洲家の食事を盛り付けた食器たちの紹介ページです。

実に12ページも割いています!紹介されている食器(鉢、皿、向付、飯碗、コップ、徳利…)総勢139点!!
料理に合わせて使い分けていた日常使いのうつわたち。料理にウルサイ父母が、器にうるさくなかったはずがありません。
博物館に収められていてもおかしくない、古伊万里の器やバカラ社のガラス器は観ているだけでもうっとりさせられます。これにお料理を盛ったらさぞかし。。。
「次郎と正子のふだん着の食卓」って一体…


早速、次の休みの日にはどれか作ってみようとワクワクしながらページをめくっています。何を隠そう自分も料理を作って「美味しい!」と言ってもらうのが一番の幸せなのです。
そうそう、エッセイの中にも共感できる箇所いくつもありました。
小さい頃、祖母にご飯の炊き方を教えてもらった頃が思い出されます。(炊飯器もあったのですが、はなれに「かまど」もあったのでそこで小一時間かけてご飯を炊き上げたものです。)
アート好きは、ほぼ例外なく美食家です。展覧会やギャラリーを巡りつつ、今夜はどこで美味しいもの食べようかと考えているものです。Twitterに愚にも付かぬことつぶやくなら美味しい料理の画像アップする方がどれだけ良いことか。
料理の写真は「ミイル」にいつもアップしています。こちらのアカウントもtaktwiです!
http://miil.me/
閑話休題。
『白洲家の晩ごはん
』良い本をゲットしました。これでしばらく楽しめます。全て書き下ろし、撮り下ろしの文章&写真です。

『白洲家の晩ごはん』 (とんぼの本)
牧山桂子(著)
次郎と正子のふだん着の食卓へようこそ。味にもウルサイ白洲次郎・正子夫妻が目を輝かせた愛娘の手料理には、おいしく作る、おいしく食べる工夫がいっぱい。菜の花おひたし、コロッケ、釜めし、リゾット、焼きりんご……とっておきの43品を再現、ちょっぴり可笑しいエピソードとともに、自然豊かな武相荘の暮らしと食を紹介する。 日常使いのうつわ139点も大公開!
青い日記帳の記事の中でも高い人気を誇るのは食がらみの記事です。
→ミュージアムごはん 三菱一号館美術館編
→ミュージアムごはん ブリヂストン美術館編
→ミュージアムごはん 東京国立博物館編
→ミュージアムごはん 山種美術館編
→ミュージアムごはん 東京国立近代美術館編
→ミュージアムごはん 上野の森美術館編
→ミュージアムごはん ポーラ ミュージアム アネックス編


次郎と正子―娘が語る素顔の白洲家 (新潮文庫)
Twitterやってます。
@taktwi
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http://bluediary2.jugem.jp/?eid=4098

『白洲家の晩ごはん』 (とんぼの本)
牧山桂子(著)
数ある料理本の中でも、真似したくても誰も真似の出来ない立場にあった著者による珠玉の一冊。
両親はあの白洲次郎・正子。
長女である著者・牧山桂子による白洲家の食にまつわるエッセイ。実際に白洲家の食卓に並んだ料理のレシピや写真を父・母の思い出話を交えて紹介しています。
人さまのお宅で普段どんなものを食べているのか、いつの時代にも興味関心があるものです。それを堂々と垣間見られるのですから読まない手はありません。

菜の花のおひたし、煎り豆腐、蒸し野菜、コロッケ、釜めし、やきそば、リゾット、クレープブラン、焼きりんご等々。
味や料理に関して絶対うるさかったであろう白洲家でごはん作りを担った筆者は、そんじょそこいらの料理研究家よりも一枚も二枚も上手なことは明明白白。
白洲家の“食事係”はいつも娘の桂子さんでした。普段使いの食材を使い「美味い!」と唸らせる為にどれだけ苦心したかがエッセイの中にも見え隠れします。
その手料理は、何か特別な材料を使っていなくても、多少手抜きをしようとも、ほんとうにおいしいのです。
あれが食べたい、これが食べたいとウルサイ父母を満足させた料理やその後に工夫を重ねた定番のおかずなど、日々の食卓を彩る桂子流クッキングの数々をご紹介します。
クックパッドで検索しサクサクっと作ってしまうのも決して悪くはありません。自分も料理当番の日にメニューに迷うとよく使います。
でも、料理は食材やメニューよりも、一番大事なのは食べる相手への想いです。それは、どんな旨味調味料でも勝てない「隠し味」です。

旧白洲邸「武相荘」
http://buaiso.com/
料理以外にも白洲次郎・正子が生活していた旧白洲邸「武相荘」に咲く花々など四季折々の様子や、機械や道具が好きだった桂子の台所道具にまつわるエッセイなど見応え、読み応え満載です。
中でも圧巻は、白洲家の食事を盛り付けた食器たちの紹介ページです。

実に12ページも割いています!紹介されている食器(鉢、皿、向付、飯碗、コップ、徳利…)総勢139点!!
料理に合わせて使い分けていた日常使いのうつわたち。料理にウルサイ父母が、器にうるさくなかったはずがありません。
博物館に収められていてもおかしくない、古伊万里の器やバカラ社のガラス器は観ているだけでもうっとりさせられます。これにお料理を盛ったらさぞかし。。。
「次郎と正子のふだん着の食卓」って一体…
早速、次の休みの日にはどれか作ってみようとワクワクしながらページをめくっています。何を隠そう自分も料理を作って「美味しい!」と言ってもらうのが一番の幸せなのです。
そうそう、エッセイの中にも共感できる箇所いくつもありました。
小さい頃、祖母にご飯の炊き方を教えてもらった頃が思い出されます。(炊飯器もあったのですが、はなれに「かまど」もあったのでそこで小一時間かけてご飯を炊き上げたものです。)
アート好きは、ほぼ例外なく美食家です。展覧会やギャラリーを巡りつつ、今夜はどこで美味しいもの食べようかと考えているものです。Twitterに愚にも付かぬことつぶやくなら美味しい料理の画像アップする方がどれだけ良いことか。
料理の写真は「ミイル」にいつもアップしています。こちらのアカウントもtaktwiです!
http://miil.me/
宮崎産イナダのアクアパッツァ。 at Bistro_RD http://t.co/8NdJQMtmka #miil
— Tak(たけ) @『美術展の手帖』 (@taktwi) 2015, 9月 15
閑話休題。
『白洲家の晩ごはん

『白洲家の晩ごはん』 (とんぼの本)
牧山桂子(著)
次郎と正子のふだん着の食卓へようこそ。味にもウルサイ白洲次郎・正子夫妻が目を輝かせた愛娘の手料理には、おいしく作る、おいしく食べる工夫がいっぱい。菜の花おひたし、コロッケ、釜めし、リゾット、焼きりんご……とっておきの43品を再現、ちょっぴり可笑しいエピソードとともに、自然豊かな武相荘の暮らしと食を紹介する。 日常使いのうつわ139点も大公開!
青い日記帳の記事の中でも高い人気を誇るのは食がらみの記事です。
→ミュージアムごはん 三菱一号館美術館編
→ミュージアムごはん ブリヂストン美術館編
→ミュージアムごはん 東京国立博物館編
→ミュージアムごはん 山種美術館編
→ミュージアムごはん 東京国立近代美術館編
→ミュージアムごはん 上野の森美術館編
→ミュージアムごはん ポーラ ミュージアム アネックス編
次郎と正子―娘が語る素顔の白洲家 (新潮文庫)
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