青い日記帳 

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「村上隆の五百羅漢図展」

森美術館で開催中の
「村上隆の五百羅漢図展」に行って来ました。


http://www.mori.art.museum/contents/tm500/

早々に展覧会を観にいった知人たちが、異口同音に「凄かった」「今年のベスト10入り間違いなしだわ」と絶賛するので、果たしていかがなものかと、かなり怪しんでいました。

これまで村上隆氏について、好意的な印象を全く口にしないばかりか、「嫌い!」と唾棄していた知人までもが、もろ手をあげて称賛しているのです。

「味噌汁の、砂が抜けきっていないあさりを噛みしめて、じゃりっときた時と同じ、ものすごい違和感」がありました。そんな堂々と手のひら返ししちゃうものかと。


村上隆「五百羅漢図」2012年
アクリル、カンバス、板にマウント

それならばと、実際に展覧会会場へ足を運び、自分の目で観てきました。「観てきた」と表現するよりも「全身で感じ取ってきた」感覚です。しかも全然消化不良であと2,3回は行かないと全貌を掴み取ること無理なようです。

高さ3メートル、全長100メートルもの超大作

人は、中々数字を実体化出来ないものです。この高さ3メートル、全長100メートルという前代未聞の作品スケールにまず圧倒されます。いくらTwitterやInstagramで会場の写真を観ていたとしても、実体験はまるで別物です。




村上隆「五百羅漢図」2012年
アクリル、カンバス、板にマウント

ただ大きいだけではないのです。とにかく緻密に描かれています。正直、村上隆氏に対し、緻密に描く作家というイメージを持っていたでしょうか。

ともすれば、アンディ・ウォーホル的な薄っぺらな作品を大量生産してお金儲けしているといった印象をお持ちだったかもしれません。多分前述の知人もみなそう思っていたはずです。

つまり、「村上隆の五百羅漢図展」では、作品に対してばかりでなく、作家に対してのイメージが根底から瓦解してしまうのです。そうなると残された感想は「凄い!」の一言しかありません。


村上隆「五百羅漢図」2012年
アクリル、カンバス、板にマウント

仕事帰りに立ち寄ったのですが、その日の出来事がすべて雲散霧消し、入れ替わりに「五百羅漢図」を含む村上隆氏の新作たちが、心の奥底に「沁み」を作りました。落ちない赤ワインのように。

とにかく完敗です。心地よいほどに。



日を改め、近いうちに再挑戦してきます(また負けるのを承知で)。

「五百羅漢図」は展覧会の目玉作品ではありますが、そのほかの新作もまた、いちいち手が込んでいて、見ごたえがあるのには参りました。

なお、村上隆氏にインスピレーションを与えた長沢芦雪や狩野一信の「五百羅漢図」も出品されています。めちゃくちゃ得した気分です。


長沢芦雪「方寸五百羅漢図」1798年
個人蔵


狩野一信「五百羅漢図」1854-63年
増上寺蔵

会場には膨大な制作資料も公開されています(村上さんの書き込みに徹底した本物のプロ魂を感じるはずです)。


展覧会毎年都内だけでも星の数ほど開催されていますが、これを観ておかないと後々絶対後悔します。歴史に残る大展覧会です。

好き嫌いは別として(嫌いな人ほど)、日本国内では2001年以来、実に14年ぶりとなる村上隆氏の大規模個展「村上隆の五百羅漢図展」へ是非。

会場内は何と写真も動画も撮影可能です!


「村上隆の五百羅漢図展」

会期:2015年10月31日(土)〜2016年3月6日(日)
開館時間:10:00-22:00|火10:00-17:00 
*11/3(火・祝)は22:00まで 
*いずれも入館は閉館時間の30分前まで *会期中無休
会場:森美術館(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階)
http://www.mori.art.museum/
主催:森美術館、朝日新聞社、NHKプロモーション
協賛:モルガン・スタンレー、株式会社LIXIL、株式会社きんでん、三井住友海上火災保険株式会社、大和ハウス工業株式会社
協力:ヤマトロジスティクス株式会社、シャンパーニュ ポメリー、Next5、ボンベイ・サファイア
制作協力:三菱化工機株式会社
展覧会キュレーター:三木あき子(ゲスト・キュレーター)
特別企画協力:辻 惟雄(美術史家)

「村上隆の五百羅漢図展」
海洋堂制作 オフィシャルカプセルフィギュア



録歌選 LAND [DVD]
ゆず


http://www.zojoji.or.jp/

狩野一信の五百羅漢図展

前期:2015年10月7日(水)〜12月27日(日)| 第21幅〜第40幅展示
後期:2016年1月1日(金)〜3月13日(日)| 第41幅〜第60幅展示

開館時間午前10時〜午後4時
休館日:火曜日 *ただし、火曜日が祝日の場合は開館
開場:増上寺宝物展示室
http://www.zojoji.or.jp/
主催:大本山増上寺
協賛:岡三証券グループ
協力:リリカラ、関西ペイント
企画、協力:森美術館、浅野研究所



熱闘! 日本美術史 (とんぼの本)
辻 惟雄 (著), 村上 隆 (著)

観に行かれる前に是非!


「村上隆の五百羅漢図展」メイキング映像

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日本では2001年以来、14年ぶりとなる村上隆の大規模個展
全作品、日本初公開!

 2015年10月31日(土)から2016年3月6日(日)まで、日本国内において2001年以来14年ぶりとなる村上隆の大型個展「村上隆の五百羅漢図展」を開催します。
 村上隆は、現在国際的に最も高い評価を得ている現代美術家のひとりです。ロサンゼルス現代美術館を皮切りに世界巡回した回顧展をはじめ、世界の著名美術館はもとよりヴェルサイユ宮殿やロックフェラーセンター前広場などさまざまな場所で大型インスタレーションを展開し、作品の圧倒的なスケール感と完成度の高さにより世界中の人々を驚嘆させてきました。
 村上はその活動において、敗戦後の日本をテーマに、オタクカルチャーやキャラクターと日本の美術史を接続し、「スーパーフラット」という概念を発明するなど、現代美術界に大きな足跡を刻みました。村上がキュレーションを手掛け、世界各地で開催された3つの展覧会は「スーパーフラット三部作」と称され、その最終章となる「リトルボーイ:爆発する日本のサブカルチャー・アート」展(2005年、ニューヨーク)は、同年、全米批評家連盟によるベスト・キュレーション賞に輝きました。
 待望の個展となる本展では、世界の絵画史上最大級と呼ぶにふさわしい、全長100メートルに及ぶ超大作《五百羅漢図》が日本で初公開されます。本作は、東日本大震災後にいち早く支援の手を差し延べてくれたカタールへの感謝を込めて、震災の翌年2012年にドーハで発表されました。この《五百羅漢図》を中心に、改めて日本美術の伝統に取り組んだ新作の数々で構成される本展は、成熟期を迎えた作家の、驚くべきスケールとエネルギー、芸術的達成と新たな次元に触れるまたとない機会となるでしょう。

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