青い日記帳 

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「はじまり、美の饗宴展」

国立新美術館で開催中の
「はじまり、美の饗宴展 すばらしき大原美術館コレクション」に行って来ました。


http://hajimari2016.jp/

西洋美術、近代美術を展示する美術館としては日本で最初に出来た大原美術館。美術愛好家を名乗る上で大原美術館は一度は訪れなくてはならぬ「聖地」。

自分も美術に興味を持ち始めた大学生の頃、長い休暇を利用し倉敷まで出かけて行ったものです。


エル・グレコ「受胎告知」1590年頃-1603年

第二次大戦後、日本にも西洋近代美術を主体とした美術館が数多く誕生したが、日本に美術館というもの自体が数えるほどしか存在しなかった昭和初期、一地方都市にすぎなかった倉敷にこのような美術館が開館したのは画期的なことであった。ニューヨーク近代美術館の開館が1929年であったことを考えれば、創設者大原孫三郎の先見性は特筆すべきであろう。(Wikiより)

大原美術館の凄いところは、モネやルノワールなど教科書でもおなじみの作品から、現代アートや民芸作品まで幅広く収集している点にあります。それぞれ別棟で作品に合わせた環境で拝見出来ます。


福田美蘭「安井曾太郎と孫」2002年

大原家旧別邸の有隣荘特別公開に合わせて現代作家による個展を開催しています。平成17年春の有隣荘特別公開では、会田誠・小沢剛・山口晃の三人による展示が行われました。

21世紀に入ってからも積極的に現代アートの収集を行っている点も大原美術館が他のどんな美術館よりも、「先輩」であり現在でも「先駆者」であり続ける理由のひとつです。

展覧会の構成は以下の通りです。

古代への憧憬
西洋の近代美術
日本の近代洋画
民芸運動ゆかりの作家たち
戦中期の美術
戦後の美術
21世紀へ



セザンヌ「風景」1888–90年

如何せん、倉敷まで出かけたのがはるか昔のことですので、今回展示されている作品の中には「こんなもの観たかな〜」という作品や、新たに所蔵した作品もあり、とても新鮮な気持ちで観て回りました。

それにしても何と贅沢なことでしょう。

これだけの優品を国内の美術館が有しているとは。指さし確認しながら、本やサイトで目にしたことのある作品を一点一点確認していくだけでも自然と笑みがこぼれてしまいます。


アメデオ・モディリアーニ「ジャンヌ・エビュテルヌの肖像」1919年

20世紀美術も見ごたえがあります。ジャン・フォートリエ「人質」、「雨」、ジャクソン・ポロック「カット・アウト」、ジョゼフ・コーネル「無題( ホテル:太陽の箱)」、ジャスパー・ジョーンズ「灰色の国旗」、ルチオ・フォンタナ「空間概念 期待」、マーク・ロスコ「無題(緑の上の緑)」等など。

フォートトリの「人質」やポロックの「カット・アウト」、フォンタナの「空間概念」を大原美術館で初めて目にした時の感動が鮮やかに蘇ります。ロスコも良かったな〜


関根正二「信仰の悲しみ」1918年

日本の近代洋画も負けてはいません!また大原美術館の懐の広さを実感できる点として、柳宗悦が主唱した民芸運動にも肩入れしていることがあげられます。濱田庄司、バーナード・リーチ、富本憲吉、河井寛次郎と、版画家の棟方志功、染色家の芹沢げ陲どーんとまとめて展示されています。

これだけまとめて民芸作品を観られる機会滅多にないかと。派手な六本木という場に不釣り合いなところもまとをかし。

それにしても展覧会タイトルを「はじまり、美の饗宴展」にせずにストレートに「大原美術館展」(もしくは「大原美術館名品展」)とした方が良かったような気がします。展覧会タイトル見ただけでは何の展覧会か分かりませんでした。せっかく素晴らしい作品が大挙してやってきているのですから。

「はじまり、美の饗宴展」は4月4日までです。


はじまり、美の饗宴展 すばらしき大原美術館コレクション

会期:2016年1月20日(水)〜2016年4月4日(月)
休館日:毎週火曜日
開館時間:午前10時〜午後6時
金曜日は午後8時まで
※入場は閉館の30分前まで
会場:国立新美術館 企画展示室1E
http://www.nact.jp/
主催:国立新美術館、公益財団法人大原美術館、NHKプロモーション
協賛:大日本印刷
協力:クリスティーズ ジャパン


フェルディナント・ホドラー「木を伐る人」1910年

岡山県倉敷市の大実業家・大原孫三郎が創設した大原美術館は、西洋美術を紹介する日本初の本格的な美術館。西洋近代美術の他日本近代洋画エジプトやオリエント東洋の古代美術など同コレクションの各部門から選ばれた数々の逸品が一堂に会する同展の公式図録。


はじまり、美の饗宴: すばらしき大原美術館コレクション

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岡山県倉敷市の大実業家であり、社会貢献や福祉の分野にも多大な足跡を残した大原孫三郎(1880-1943年)は、西洋美術を紹介する日本初の本格的な美術館を、1930年に倉敷に創設しました。その優れたコレクションに世界が瞠目した、大原美術館の誕生です。開館の礎となったのは、同じく岡山県出身の画家である児島虎次郎(1881-1929年)が、孫三郎の支援と理解を得てヨーロッパで収集した美術品の数々でした。その後も大原美術館は、孫三郎の思想を引き継いでコレクションを拡充し、日本を代表する美術館として多くの美術愛好家の心を捉え続けてきました。

大原美術館のコレクションは、西洋近代美術のほかにも、日本近代洋画、民芸運動にかかわった作家たちの作品、エジプトやオリエント、東洋の古代美術、そして戦後美術から、いま第一線で活躍している現代美術家の作品まで、きわめて多岐にわたります。本展覧会には、そのすべての部門から選ばれた逸品の数々が一堂に会します。そして、約1世紀にわたって時代とともに歩んできた大原美術館の活動を、珠玉の名品とともに紹介します。

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