青い日記帳 

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「若冲展」の『動植綵絵』

東京都美術館でいよいよスタートした「生誕300年記念 若冲展」。会期は作品保護の第一優先にし、僅か一ヶ月しかありませんが、美術ファンとしてこれを見逃すことはできません。


http://jakuchu2016.jp/

若冲生誕300年記念とあって、普段実現しないようなことが実際に起こっています。東京では初となる「動植綵絵」30幅(宮内庁)と「釈迦三尊像」3幅(相国寺)の合計33幅が一堂に会しているのです。

2007年に京都、相国寺 承天閣美術館で開催された「若冲展 釈迦三尊像と動植綵絵120年ぶりの再会」で、33幅が総揃いで展示している姿をこの目で観た時は、これが最後だからしっかり目に焼き付けねばと、閉館ぎりぎりまで展示室で粘ったことを覚えています。


伊藤若冲 《動植綵絵 老松白鳳図
絹本着色 一幅 宮内庁三の丸尚蔵館

2009年に東京国立博物館で開催された「皇室の名宝展」に「動植綵絵」30幅が、実に83年ぶりに東京で総揃いとなりました。

ただし、この時は「釈迦三尊像」3幅は展示されなかったので、「動植綵絵」の並び順は、描かれた順に展示されていました。

詳しくは→「皇室の名宝展」の『動植綵絵』

生誕300年だからこそ実現できた奇蹟。会期中何度でも並んで観に行って「動植綵絵」と「釈迦三尊像」33幅が展示された空間に少しでも長く居続けたいものです。どんなに混雑していようとも。


「釈迦三尊像」「動植綵絵」は東京都美術館1階(実際は2フロア目)に楕円形に展示されています。

並び順はどうなのかが最も気になる点だったので、まず真っ先にそれを確認しながらぐるっと一周しました。展示淳は以下の通りです。

1 桃花小禽図 (とうか しょうきんず)
2 菊花流水図 (きくか りゅうすいず)
3 群魚図 (ぐんぎょず)
4 貝甲図 (ばいこうず)
5 芦雁図 (ろがんず)
6 雪中錦鶏図 (せっちゅう きんけいず)
7 秋塘群雀図 (しゅうとう ぐんじゃくず)
8 大鶏雌雄図 (たいけい しゆうず)
9 紫陽花双鶏図 (あじさい そうけいず)
10 南天雄鶏図 (なんてん ゆうけいず)
11 棕櫚雄鶏図 (しゅろ ゆうけいず)
12 老松白鶏図 (ろうしょう はっけいず)
13 梅花小禽図 (ばいか しょうきんず)
14 牡丹小禽図 (ぼたん しょうきんず)
15 老松白鳳図 (ろうしょう はくほうず)

 【釈迦三尊像】

16 老松孔雀図 (ろうしょう くじゃくず)
17 薔薇小禽図 (ばら しょうきんず)
18 梅花皓月図 (ばいか こうげつず)
19 老松鸚鵡図 (ろうしょう おうむず)
20 梅花群鶴図 (ばいか ぐんかくず)
21 向日葵雄鶏図 (ひまわり ゆうけいず)
22 芙蓉双鶏図 (ふよう そうけいず)
23 群鶏図 (ぐんけいず)
24 芍薬群蝶図 (しゃくやく ぐんちょうず)
25 雪中鴛鴦図 (せっちゅう おしどりず)
26 芦鵞図 (ろがず)
27 池辺群虫図 (ちへん ぐんちゅうず)
28 緒魚図 (しょぎょず)
29 蓮池遊魚図 (れんち ゆうぎょず)
30 紅葉小禽図 (こうよう しょうきんず)



実際の会場の様子はこのような感じです。





「動植綵絵」は想像しているよりもサイズが大きく(約140cm)、しかも少し高い位置に展示されているため、上部の方は肉眼で確認するには限界があります。



ある程度空いている展覧会でしたら、単眼鏡で対応できますが、混雑しているので自分は双眼鏡を持参しました。これなら最前列に行かずとも上部の描き込みなど確認できます。

それにしても、2009年以来久々に「動植綵絵」拝見しましたが、他の作品の何十倍も体力を消費します。はっきり言ってかなり疲れます。

若冲が全身全霊を込めて描いた作品と、生半可な気持ちで対峙すると痛い目に遭います。


「動植綵絵」トートバック

図録解説しっかり読み込んで、あと何回か「若冲展」通いたいと思います。なにせみんなが大好きな若冲さんの生誕300年祭ですからね。

これ以上のクオリティーの若冲展、後にも先にもありません!


「生誕300年記念 若冲展」

会期:2016年4月22日(金) 〜 5月24日(火)
会場:東京都美術館
http://www.tobikan.jp/
休館日:4月25日(月)、5月9日(月)
開館時間:9:30〜17:30(入室は閉室の30分前まで)
夜間開館:毎週金曜日は9:30〜20:00(入室は閉室の30分前まで)
http://jakuchu2016.jp

伊藤若冲(1716-1800)の生誕300年を記念して、初期から晩年までの代表作を紹介します。若冲が京都・相国寺に寄進した「釈迦三尊像」3幅と「動植綵絵」30幅(宮内庁)が東京で一堂に会すのは初めてです。近年、多くの人々に愛され、日本美術の中でもきら星のごとく輝きを増す若冲の生涯と画業に迫ります。


若冲原寸美術館 100%Jakuchu! (100% ART MUSEUM)

若冲の絵画の頂点『動植綵絵』全30幅の魅力を、全図とともに、選りすぐりの原寸図版(各幅で4頁の原寸図版)を組み合わせることで、若冲の描法の謎にも迫る、これまでにない、究極の画集です。

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注:展示室の画像は主催者の許可を得て撮影されたものです。
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この記事に対するコメント

連休を利用して奥さんと一緒に見てきました。

会場に入るまで1時間ぐらいかかりましたが、
日差しを遮るテントがあったり、給水場があったり、
屋内に入るまで基本的にはずっと動き続けることができる誘導など、
よく考えられていてそれほど苦にはなりませんでしたね。
並んでいる間に「Nirvana」や8kテレビの映像も見ることができましたし。

それにしても、あまりの充実度に卒倒しそうになりました。
1階の釈迦三尊像と動植綵絵はわかってはいたものの、
入った瞬間にどひゃーと叫んで奥さんに心配されちゃいました(笑)。
それに加えて2階も充実しているのなんの。
よくここまで集めたもんだとしか言いようがありません。
奥さんに説明するのに「終始涙声だったよ」と言われてしまう始末。
久々に図録も買ってしまいました。

というわけで、私のブログでも照会したいので、写真を数枚貸してください。
記事を書き上げたらTBもお願いします。
鉄平ちゃん | 2016/05/01 6:33 AM
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