青い日記帳 

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『CAT ART美術館』

西武渋谷店で開催中の
「CAT ART美術館―SHU YAMAMOTO 名画になった猫たち―」に行って来ました。


http://www.catart.jp/

西武池袋店で昨年末から今年にかけて開催された「CAT ART展」で、はじめてシュー・ヤマモト氏の原画を拝見し一気にその虜になってしまいました。

「キャットアート」とは誰しもが知る世界中の名画に描かれた人物が猫に大変身を遂げている独特の世界観を有する絵画作品です。

SHU YAMAMOTO(シュー・ヤマモト)氏が居を構えるアメリカをはじめ欧米では高い評価を受けている「猫アート」。一見お遊びのように思えてしまいますが、元の作品を知らないと楽しめない、実はちょっとハードルの高い作品なのです。


ジャック・ルイ・ニャビッド「アルプスを渡るニャポレオン
ドミニク・ニャングル「グランド・オダリスク

すぐに元の絵が頭に浮かび、画家の名前が出て来ますでしょうか。シュー氏は、自分の絵がとっかかりとなり、美術史に興味を持ってくれたら嬉しいと仰っています。

ニャるほど、アートクラスタ以外の人に、美術史の愉しみを分かってもらうには、まさにキャットアートはうってつけです。



アメリカ在住のSHU YAMAMOTO(シュー・ヤマモト)氏が描く「キャットアート」は普段美術館に足を運んだりしない人にとっても楽しく解り易く美術作品について接するチャンスを与えてくれます。

それと大事な点がもうひとつあります。それは作家自らが記したキャプションです。これもまた原画をもとにして解説文が書かれているのですが、とても秀逸なものとなっています。

さり気なく描き加えられた一行が美術史的に深い意味を持っていたりします。シュー・ヤマモト氏の絵画作品は、この解説文とある意味セットで成立していると言っても過言ではないかと。


ニャーヴル美術館 ねこあーと in ルーヴル
シュー・ヤマモト(著)

講談社から「キャットアート」の画集2冊出ていますが、どちらも作品はもちろん、作家自身による解説が充実しており、読み物としても立派に成立しています。

作家自らも、解説を書くことがとても愉しいし、それは作品の一部と思っているとお話なさっていました。

元々、猫好きで小さなイラストボードに描いていたのを、子どもさんから、もっと大きく描いた方がいいとのアドヴァイスを受け、キャンバスに描くようになったのが「キャットアート」だそうです。

実際にキャンバスに描いてみるとディテールを描き加える楽しさに気が付かれたそうです。シュー氏の作品中のそこかしこに、ウィットに富んだ「遊び」が仕組まれているのはそうした経緯があったのですね。


アルフォンソ・ニャーシャ「プラハ聖ニャート大聖堂

今回の西武渋谷店で初公開となるミュシャのステンドグラスを元にしたキャットアート。9枚のパネルを組み立てこれだけの大きさになっています。

スラヴ叙事詩を次は描いてみたいと、壮大な野望?!もお持ちのようです。まだまだキャットアートの快進撃は続きそうです。それにしても不思議と「犬」じゃ駄目なんですよね〜こうしたものって。

最後にシュー・ヤマモト氏からこのブログをご覧になられている方にメッセージを頂戴してきました。

「ネコ好きとして愉しみながら、昔のマスターたちの絵を描いていますが、僕の絵をきっかけとしてマスターたちの絵を観るきっかけにして下さい。そして昔の絵の良さに気付いて下さい。」

「CAT ART美術館―SHU YAMAMOTO 名画になった猫たち―」は5月8日までです。巡回先の情報については公式サイトをチェックして下さい。
http://www.catart.jp/


CAT ART美術館―SHU YAMAMOTO 名画になった猫たち―

開催期間:2016年4月19日(火)〜5月8日(日)
会場:西武渋谷店A館7階=特設会場
https://www.sogo-seibu.jp/shibuya/
※4月29日(金・祝)は午後9時まで
※最終日は午後5時閉場
※入場は閉場の30分前まで
主催:CAT ART 美術館実行委員会
特別協力:講談社
企画制作:株式会社アップルファーム

CAT ART美術館
http://www.catart.jp/


ART BOX フェルネーコ
シュー・ヤマモト(著)

→猫にまつわることわざで綴ったレビューはこちら

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注:展示室の画像は主催者の許可を得て撮影したものです。
誰もが知る世界の名画が「キャットアート」に!

ニャンともすごい美術館がオープン。
フェルネーコ、ニャ・ヴィンチ、ミャネ・・・教科書やミュージアムで見たあの世界の名画が猫の絵に。
SHU YAMAMOTO が描く「キャットアート」は、美術史を彩る絵画をモチーフにした猫絵画として、国内をはじめアメリカでも高く評価されています。
可愛さ、面白さだけでなく、オリジナルの作風、構図、色彩、タッチなどにも工夫をこらした作品の数々。本展では古代から現代までの約70 点をご紹介します。また各作品には猫美術評論家の絶妙な解説が付いています。

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