青い日記帳 

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迷宮美術館「光の絵画展」

10月30日(日)放送予定のNHK迷宮美術館で
フェルメールが取り上げられます。
アートエンターテインメント 迷宮美術館
NHK衛星第2  ▽午後11時〜深夜0時
「光の絵画展」
有史以来、さまざまな方法で光の表現に挑んできた画家たち。太陽の光がさまざまに変わることに着目し、自然の中での描写に心を奪われたモネ、独自の方法を用いて柔らかで明るい日差しの中に輝くような光を描いたオランダの巨匠フェルメール…。古今東西の画家たちの苦悩と喜びを探る。
(司会)段田安則 住吉美紀
ふうらいwebより。

番組でどのような作品を取り上げるか分かりませんが、
このあまりにも有名な「牛乳を注ぐ女」もよーーく観ると
背景の白い壁に光のコントラストが見事に表現されています。


フェルメールが残した2枚の風景画のうち
この「デルフトの眺望」は観る者を絵の前から離れさせてくれません。


有名なプルーストの『失われた時を求めて』の引用も載せておきます。
死がベルゴットを襲ったのは、彼があまりにも強力なそんな友人の一人(友人か?敵か?)にそのようにたよったその日の翌日のことだった。彼はつぎのような状況のなかで死んだ。かなり軽微な尿毒症の発作があって、彼は安静を命ぜられていた。しかしある批評家が書いているものによると、フェルメールの『デルフトの眺望』(あるオランダ美術展のためにデン・ハーグの美術館から借りられたもの)、彼が大好きで、よく知っているつもりだったこの油絵のなかに、黄色い小さな壁面(それが彼にはよく思いだせなかった)が、じつによく描かれていて、そこだけを単独にながめても十分に自足する美をそなえていて、すばらしい支那の美術品のように美しい、とあったので、ベルゴットは、じゃがいもをすこしたべ、外出し、展覧会場にはいった。階段をまず二、三段のぼったとたんに、彼は目まいに襲われた。いくつもの絵のまえを通りすぎた、そしていかにもわざとらしい芸術の、うるおいのなさ、無用さの印象を受けた、−どれもこれも、ヴェネチアのある宮殿、いや海のほとりの単なる一つの家を吹く風、照らす日光にもおよばないではないか。やっとフェルメールの絵のまえにきた、その彼には、およそ知っているどの絵よりもはなやかで、他とはかけはなれていたという記憶があった・・・続きはこちら。(この後彼は息絶えます。)

 因みに現在、同じ場所から撮影すると…
 

パソコンやテレビの画面からでは、ほとんどうかがい知ること出来ませんが
この作品には光の粒々が散りばめられています。

マウリッツハイスのもう一枚の名作「真珠の耳飾りの少女」は観ていると
見つめられているようであり、また「あまり見ないで!!」と言われてしまいそうなので?あまり長いこと直視できませんが、「デルフトの眺望」は何時間でも観ていることが出来る作品です。

現在、兵庫県立美術館に来ている「恋文」だって
女性二人が居る奥の部屋の壁を見ると、
しっかり光が表現されていること分かります。

二人の顔や服にも綺麗なやわらなか光が当たっていますね。

また、今日から公開になった映画「春の雪公式サイト

この映画の推薦文を三島由紀夫と生前交流があった三輪明宏さんが書かれています。(昨日の夕刊に載っていました。)

美しき日本映画の真骨頂。天才監督・行定氏による世界に誇れる芸術作品の誕生に、私は涙が止まらなかった。妻夫木聡と竹内結子、他の演技者たちもみな素晴らしく、恋に生きる人間の情念を的確に表現していて、見るものの感動を誘う。作品を彩る華やかな衣装や美術、格調高い音楽、叙情的で豊潤な映像はまるでフェルメールの絵画のように美しく、何もかも非の打ち所がない。すべてが完璧で一分のすきもない見事なまでの構成。三島由紀夫氏がこの映画を見たら、きっと涙を流して歓んだことでしょう。

「まるでフェルメールの絵画のように美しく、何もかも非の打ち所がない。」

こんなこと書かれてしまったら、観に行くしかなくなってしまいますよ〜
三輪さん、ずるいですよ!!
TV番組 | permalink | comments(8) | trackbacks(0)

この記事に対するコメント

Takさ〜〜ん☆
フェルメール@神戸☆楽しみに残しておきます☆いつごろかな???
rossa | 2005/10/29 12:57 AM
遊びに来ました!!
なんか、すごぃなぁ。私は「ただ好き」って感じなので・・・。
でも無知ながらにも、フェルメールの絵は素敵だと思います。
また遊びに行きますw
春三 | 2005/10/29 4:32 PM
美輪さんが絶賛されているのなら、私も観てみたいです。
tsukinoha | 2005/10/29 7:28 PM
@rossaさん
こんばんは〜☆彡

今のところ、11月の土日のどこかで
行きたいと考えています。
仕事次第なので、決まったらご連絡いたします。

@春三さん
こんばんは。

ようこそ!
私もただ「好き!」なだけですよ。
ちょっとだけマニアックですが。
男は凝り性ですからね。
フェルメールの絵についてこうして
たまに取り上げてもらうと嬉しいです。
録画しなくては!
また是非!!

@tsukinohaさん
こんばんは。

同じく。
行くことになりそうです。どうやら。
三島由紀夫また読み直してから出かけられたらいいなー
Tak管理人 | 2005/10/29 11:13 PM
行って来ました。
空いてました。平日ですが。
入場券の裏を見たら、日付けと番号が振ってあるのですが、なんと00054です。10時半ごろ入館です。
ミッフィーのデルフト焼きを買って来ました。
図録は分厚くて、重そうなので買いませんでした。

中身は、Takさんより、Toshi館長のほうが喜びそう...

貧乏人の「元を取らねば」旅行で、くたびれました。

奈良ですごいものを見て来ました。
そのうち、書き込みます。
原寸美術館じゃ追い付かなくて、10倍美術館くらい必要かもしれません。単眼鏡の携帯は必須です。
鼎 | 2005/10/31 12:26 AM
@鼎さん
こんばんは。

早!!
関東にお住まいなのに早すぎです。
しかも平日。羨ましい〜
あそこの美術館思っている以上に空いていますよね。
以前「クリムト展」行ってあまりに人が少ないので
ビックリしてしまいました。
嬉しい誤算です。

デルフト焼きか〜
惹かれそうです。
買わないようにしないと。

奈良は例のあの展覧会ですか?
読売が妙に力を入れて宣伝している。
違うかな?

Tak管理人 | 2005/10/31 10:41 PM
早いでしょう。
その代わりと言ってはなんですが、「金魚」は、まだ、見ていません。

> 読売が妙に力を入れて宣伝している。
それも見て来ましたが...
雨にもかかわらず、開館前から300人並んだそうです。

そのころ、私は、「松柏美術館:生誕130年期年 上村松園展」経由で「大和文華館」へ。
ここで、とんでもないものを見てしまいました。
岡田為恭(おかだ ためちか)
http://www.kintetsu.co.jp/kouhou/yamato/information/index.html
すごいです。
6倍の単眼鏡をもってしても、倍率が足りないかも
超細密日本画です。遠目には、普通の掛け軸(人物画や仏画)ですが、6倍の単眼鏡で見ると、すごいです。
「原寸美術館」なんて無理、「10倍美術館」くらいにしないと。
表現し切れません。実物を見てもらうほかありません。
兎に角、非常に細かいです。
図録は、まだ、出来ていませんでした。
企画者が客を案内していて、その話を少し離れて、聴いていました。
ラッキー!

正倉院展も行きましたよ。夕方の5時頃。平日は6時までやっています。夕方は空いていました。
鼎 | 2005/10/31 11:08 PM
@鼎さん
こんばんは。

まだ神戸に行っていないかわりに
「金魚」は見ました(^^♪

岡田為恭さん、そんなに凄いですか!
鼎さんがおっしゃるのだから
間違いないでしょうね、きっと。
うーーん、観たいな〜
この時代って「凄い」人多いですね。
文化や社会がいかに成熟していたかを
表すいい材料ですね。

予定に入れて立ち寄ってみたいです。
かみさんと相談しなくては!

正倉院展もまだ一度も行ったことがないので
いい機会だから行けたらなーと思ってます。

凄い情報ありがとうございました。
Tak管理人 | 2005/11/01 10:56 PM
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