青い日記帳 

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「世界遺産 ラスコー展」

国立科学博物館で開催中の
「世界遺産 ラスコー展 〜クロマニョン人が残した洞窟壁画〜」に行って来ました。

驚きの演出!国立科学博物館の「ラスコー展」がすごい


http://lascaux2016.jp

ラスコー壁画は小学生の教科書にも載っている超メジャーなものでありながら、概略どころかそのほとんどについて全くと言っていいほど知識を持ち合わせていません。

つまり、「ラスコー」という名前だけしか皆知りません。

かく言う自分もそうでした。だから「ラスコー展」と聞いてもなんだか今一つぴんと来ず、「よし!観に行くぞ!!」とならないのはそんな理由が大きく働いています。


「ラスコー展」展示風景

そもそも、洞窟内に描かれている壁画を持ってくることは、教会の祭壇画を持って来る以上に困難なことです。実際ラスコーは作品保護の観点から閉鎖されており、研究者であっても立ち入りを禁止されています。

誰しもが知る「ラスコー」という世界最古の芸術作品は、観たくても観られない世界一手の届かない場所にある芸術作品とも言えます。

フェルメールなら何年か待てば来てくれるかもしれませんが、ラスコー壁画は絶対来てくれません。フランス南西部のヴェゼール渓谷まで会いに行っても硬く閉ざされ一歩も中へは入れません。

1983年にラスコー洞窟のあるフランス南西部のモンティニャックという村に見学者用に再現された洞窟壁画(「ラスコー2」)が設置されました。

今回の「ラスコー展」で展示されている再現壁画は現在のテクノロジー(3次元レーザースキャンやデジタルマッピング技術)などを駆使して1舒焚爾慮躡垢盖さずに再現した「ラスコー3」です。


「ラスコー展」展示風景

展覧会ではラスコー壁画をメインにかなり突っ込んだ内容まで具に紹介しています。

「ラスコー展」の構成は以下の通りです。

イントロダクション
第1章:衝撃の発見、壁画の危機、そして閉鎖
第2章:封印された洞窟を開く よみがえるラスコー
第3章:洞窟に残されていた画材・道具・ランプの謎
第4章:ラスコー洞窟への招待
第5章:ラスコー壁画研究
第6章:クロマニョン人の世界 芸術はいつ生まれたか
第7章:クロマニョン人の正体 彼らはどこから来たのか
第2会場
第8章:クロマニョン人の時代の日本列島



オオツノジカ

クロマニョン人による壁画の制作は今から4万年も前から始まっていたそうです。

ラスコー壁画には今ではヨーロッパでは見かけない大型の動物たちも描かれていますが、当時は氷期にあたり、今よりも気温が低く草原が広がる環境だったと考えられています。そこにはマンモス、オオツノジカ、ホラアナライオンなど今では絶滅してしまった大型動物たちが闊歩していたのです。

当然ながら、現在の我々が接する動物とはまるで違った関係にあったことが容易に想像できます。とすると壁画は間違っても「落書き」などではないはずです。



それどころか、よく見ると遠近法的な技法が使われている箇所があったり、色が塗られていたり、記号的なものが描き込まれえていたりとこれぞまさに芸術と呼ぶに相応しい「作品」です。

そして、これだけはありません。ラスコー壁画の真の姿を見せるべく驚きの演出が「ラスコー3」には仕組まれているのです。

驚きの演出!国立科学博物館の「ラスコー展」がすごい

これを読んだら(見たら)絶対に観に行きたくなるはずです。それにしてもラスコーについて何も知らないでいたことただただ反省しきりです。

「ラスコー展」は2017年2月19日までです。混雑する前に是非是非!一部の展示品を除き写真撮影可能です。ラスコー壁画で年賀状作っちゃう?!謎の「トリ人間」も壁画には描かれています。


特別展「世界遺産 ラスコー展〜クロマニョン人が残した洞窟壁画〜」

会期:2016年11月1日(火)〜2017年2月19日(日)
時間:午前9時〜午後5時(金曜日は午後8時まで)
※入場は各終了時刻の30分前まで
※土曜日、11月2日(水)、3日(木)は特別展のみ午後5時まで(入場は午後4時30分まで)
休館日:毎週月曜日、12月28日(水)〜1月1日(日)、1月10日(火)
※ただし、12月26日(月)、1月2日(月)、1月9日(月)、2月13日(月)は開館。
会場:国立科学博物館
http://www.kahaku.go.jp/
主催:国立科学博物館、毎日新聞社、TBS
後援:文部科学省、外務省、在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
協力:日本旧石器学会、日本通運
監修:海部陽介(国立科学博物館 人類研究部 人類史研究グループ長)
学術協力:五十嵐ジャンヌ(東京藝術大学講師)、佐野勝宏(東京大学総合研究博物館特任助教)
公式サイト:http://lascaux2016.jp

驚きの演出!国立科学博物館の「ラスコー展」がすごい

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今から2万年ほど前、フランス南西部のヴェゼール渓谷にある洞窟に、躍動感溢れる動物たちの彩色画が描かれました。そこはラスコー洞窟、壁画を描いたのはクロマニョン人です。ラスコー洞窟の壁画は、彼らが描いた数ある壁画の中でも色彩の豊かさや、技法、そして600頭とも言われる描かれた動物の数と大きさなどが格別に素晴らしいと言われており、1979年に世界遺産にも登録されました。壁画を保存するため、洞窟は現在非公開となっていますが、その魅力を広く人々に知ってもらうべく、フランス政府公認のもと制作された展覧会が「LASCAUXINTERNATIONALEXHIBITION」です。
2016年秋、世界各国で人気を博しているこの巡回展に日本独自のコンテンツを加えた特別展「世界遺産 ラスコー展 〜クロマニョン人が残した洞窟壁画〜」を開催いたします。
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