青い日記帳 

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『ニューヨーク美術案内』

ニューヨークに最後に行ったのはあのテロが起きた年の3月。
それ以来、しばらくNYには行っていません。

NYLYの仲間たちと頻繁に会ってはニューヨークの話をしているので
まるで自分が行ったような疑似体験をしているだけの今日この頃。

それでも、十分楽しく仲間たちの話がいつしか自分のことのように
感じてしまうことしばしばあります。

また昨日の谷口吉生氏の講演会などにも参加させていただくと
日本に居ながらにして遠く離れたかの地のことに思いを馳せられます。

また最近出たこの本もNYへの想いを補完してくれる一冊です。

ニューヨーク美術案内
ニューヨーク美術案内
千住 博, 野地 秩嘉
メトロポリタン、MoMA、チェルシー…
画家と巡る「美術の課外授業」
「美術館だけはつまらん。退屈です。そう思いませんか」
「一緒に美術館へ行きましょう。美術館には、ちゃんと楽しみ方があるんです。それを教えましょう」
画家は絵を描くだけの人ではない。描く前に数多くの美術作品に接し、作品を消化吸収している人だ。そういった人に同伴してもらえばきっと美術館も楽しい場所になる……。


千住さんがメトロポリタンとMoMAを案内してくれます。
どちらかといえば、画家さん中心に話は進みます。

例えば、マルセル・デュシャンの例の問題作「」は
もしかしたら日本ならすんなり受け入れられたのではと語ります。
1917年デュシャンはこの作品の展示を拒否されました。
でも、もしかしたら日本なら・・・と言うのです。
日本に古来からある「見立て」。千利休は魚籠に美しさを見出し
一輪挿しに使用したり、時には骨壷まで用いたとのこと。
この「見立て」の精神のある日本なら便器だって意外とすんなりと…

他にも沢山の画家さんの紹介を堅苦しくない程度に綴っています。
デビット・サーレの作品をMoMAに次に行ったら是非観たいと思いました。


数年前にMoMAに行った時に撮影した
マティスの「ダンス

さて、もう一人の著者・野地秩嘉さんが千住先生に絵の勉強を教わりに行く。
という設定で書かれているのですが、野地さんの担当の方がある意味難解です。

チェルシーのギャラリーを観に行くのですが、そこにはデミアン・ハースト初め「最前線」?の画家達の作品がずらり。分かりたくても理解できないものってこの世にはあります。

ただ、感心したのは、野地さんの文章の上手さです。
千住さんとの比較は出来ないまでも、読む者を惹き付ける魅力に溢れています。

「ホットドックにはパパイヤジュース」という段で
甘さと脂は麻薬の味だ。と書かれています。
思わず納得です。

野地さんの他の著書俄然読みたくなってきました。


あーーでも、最近何故かNYの本が発売されていて
「行きたい」病にかかる心をいたく刺激します。
Gokutabi New York―行くたびに違う時間私のニューヨーク
Gokutabi New York―行くたびに違う時間私のニューヨーク

プライオリティニューヨーク―ニューヨーク進化する文化の拠点へ
プライオリティニューヨーク―ニューヨーク進化する文化の拠点へ

一体どうしろと言うの!!
JOJOさんの「NYLY」で病を癒します。
(逆効果かな・・・ショック
読書 | permalink | comments(14) | trackbacks(2)

この記事に対するコメント

私も読みましたよー。すごい偶然だけど(?)、たけさんと読んだ本が重なってるのがちょっとうれしいです。
海 | 2005/11/27 12:17 AM
実は、この本を読んでというか、この本を持って,10月下旬から11月始めにNYに行ってきました。

NYは2回目です。今回は、自由の女神、エンパイヤステートビルといった観光地はすべてパス。ミュージアムとギャラリーと観劇だけの旅でした。
メトロポリタンとフリックコレクションで、フェルメールを8枚見ましたが、フリックの「女主人と女中」が一番いい。
同じウエストギャラリーのラ・トゥールの「聖母の教育」もその場所だけ輝いて見えました。

MOMAには、他の美術館が休館となる月曜日に行きましたが、無料開放となる金曜日4時以降にも再訪しました。
教科書にでてくる20世紀美術の名画がこれでもかこれでもかというほどあってめまいがしそう。ただ、マチスのダンスは、エルミタージュのもののほうがよいと思います。

前回はマンハッタンだけでしたが、今回はクイーンズとブルックリンにも行きました。PS1、ブルックリン美術館は、地下鉄をでてすぐなのでお勧め。イサムノグチは、20分ほど歩きますが、すぐ近くに若手作歌のインスタレーションが設置されたソクラテス彫刻公園があってこちらもお勧めです。

ソーホー、チェルシー、ミッドタウンからアップタウン、ウイリアムズバーグのギャラリー巡りをしましたが、インスタレーションはめっきり減って、平面作品 絵画が増えた印象。ペインティングの復権でしょうか。

オペラは、3回見たけど、ニューヨークシティオペラの新作The Minesが、演出、照明、衣装、舞台、すべてに斬新でおもしろかった。
NYで、バレエをはじめて見ましたが、モダンバレエも新鮮でした。
10くらいのレパートリーの中から、毎晩3つ上演するのですが、カレイドスコープの美しさに、2回も見てしまいました。

29(土)メトロポリタンオペラ アイーダ
30(日)メトロポリタン美術館
     グッゲンハイム美術館
     ブロードウェイミュージカル RENT
31(月)MOMA
     PS1(クイーンズ)
     ハロウィンパレード
 1(火)ソーホーギャラリー
     ミッドタウンギャラリー
     アメリカンバレエシアター
      Kaleidoscope
      Dark Elegies
      In The Upper Room
 2(水)フリック・コレクション
     ホイットニー美術館
     アップタウンギャラリー
     ミッドタウンギャラリー
     ニューヨークシティオペラ The Mines of Sulphur
 3(木)ソクラテス彫刻公園(クイーンズ)
     イサム・ノグチ美術館(クイーンズ)
     チェルシーギャラリー
     メトロポリタンオペラ ランメルモールのルチア
 4(金)ブルックリン美術館(ブルックリン)
     ウイリアムズバーグギャラリー(ブルックリン)
     アメリカンバレエシアター
      Kaleidoscope
      Afternoon of a Faum
      Rodeo
じゅん | 2005/11/27 7:31 AM
通常の観光旅行ではなかなか訪れる人は少ないかなりマニアな美術館が
ナショナルアカデミーデザイン美術館。
NY最古の国際美術館なのにいつも閑古鳥。
貸し切り気分を味わいたい時には是非どーぞ(^^
あ、私この付属学校で創ってます。
Anna | 2005/11/27 9:19 AM
この本、私も読みました。
行きたいです。

ミレーとバルビゾン芸術
http://www.ne.jp/asahi/art.barbizon/y.ide/menu.html

ニューヨークで名画鑑賞 Masterpieces inNewYork
http://diary.jp.aol.com/anrmuan/
を、見つけました。
NY在住のようです。アクセス数が少ないのが不思議。

最近、ちょっとすごいタイトルの本読んでいます。
NYとは、関係ないけれど。
鼎 | 2005/11/27 12:17 PM
NYLY、NYへ行った後、知りまして、時々拝見しているのでした。

こんなサイトがあったのか〜(笑)

というか、こんな凄い纏め方をしている方(JOJOさん)がいらっしゃったのだ〜

そしてこのTakさんのサイトで、更に おお〜。奥は深いゾとやっています(時間 欲しいです〜)

世の中にはホント凄い方が沢山いらっしゃるもんです。

NYに惹かれてしまった今、次回行くときは(次回はあるのか?)、きっと、ターゲットを絞った、訪れ方になるのでしょうね。まだ全然予定はないけれど、夢がひとつ増えて楽しいのでした。
Sa | 2005/11/27 2:37 PM
@海さん
こんばんは。

さすがNY好き&本好き?な海さん
早いですね!!かなり読みやすかったですよね。
昨日お話できればよかったですね〜
次はこの話題から!

@じゅんさん
こんばんは。

なんてなんて贅沢な旅を・・・
いいですね〜
この時季が一番NYいいのではないですか。
夏は暑いし冬は寒いし。
今は丁度「オータム・イン・ニューヨーク」の世界では。

METとフリックコレクションは
絶対に行ったら外せませんよね。
フェルメールが一度に一番観られる街が
このNYでもありますからね。

MoMA前回行った時は工事中で
現在の教育棟で細々と展示していました。
それでも「ダンス」はちゃんとありましたけどね。
それとたまたまゴッホ展を開催してました。
懐かしいなーー

ブルックリン美術館は私も一人で
地下鉄乗っていきました。
帰りはブルックリン・ブリッジをてくてくと
歩いてマンハッタンへ戻りました。

しかし、それにしても超充実したスケジュールですね。
(~_~)

@Annaさん
こんばんは。

NY在住のAnnaさんがお勧めとあらば
次行った際には絶対いかないといけませんね!
METがあれだけ人がいるのに、閑古鳥とは寂しいですね。
でも、こういった美術館って自分だけの美術館のようで
とっても良さそうですね、気分が!!

@鼎さん
こんばんは。

ちょっとスゴイタイトルの本って興味あります。
一体どんな本なのでしょう??

ニューヨークで名画鑑賞
このblog知りませんでした。
教えていただきありがとうございます。
随分詳しく書かれていますね。
こことは大違い。。。(^^ゞ

今日は結局何処へも出かけずに
家に居ました。久々です、こんなこと。
車も2ヶ月ぶりくらいに洗いました。

@Saさん
こんばんは。

NYLYのオフィシャルミーティングを
近々開催します。前回の様子はこちら。
http://bluediary2.jugem.jp/?day=20050530

楽しかったですよ〜
次の東京オフではバス一台貸しきって
都内バスツアーも企画進行中です!

関西や仙台、福岡でも開催しますので
もしご縁があったら是非!!

JOJOさんはごく普通の方です。
とっても謙虚でありながらイケイケです。
Tak管理人 | 2005/11/27 5:51 PM
Takさーん
この本、面白そうですね〜
早速買おうと思います。
私も少し前からようやくNY旅行の写真の整理を始めたので
今更、なんですが(だって1年ちょっと前の旅行だもの。。)
blogにNY旅行のことを書き始めました〜・・。。
ああ、NY行きたい。。
この本読んだらますます行きたくなりそう。。
はな | 2005/11/29 8:44 AM
@はなさん
こんばんは。

私も3月のオランダ・ベルギーの記事
一向に進んでいません。upする気あるのでしょうか?
NYは忘れたくても忘れられません。
しばらく行っていないのに・・・
アーー牡蠣をまたバケツで食べたい!
クラムチャウダー飲んで温まりたい。
不健康そうなお菓子やジュースも
NYでなら食べられるのですから不思議です。
仲間がカウントダウンに参加するそうです!
いいなーー
Tak管理人 | 2005/11/29 5:17 PM
Takさん、今更で御座いまする。
5月中旬、NYへ参ります。Takさんならではの、

これは見とけ!

なにを挙げてくださいますか?(そりゃあ沢山あるのでしょうが)〜既出の作品でも構いませぬ
Sa | 2006/04/26 8:26 AM
@Saさん
こんばんは。

http://www.nylovesyou.com/cgi/19/patio.cgi?mode=view&no=3
ニューヨークの情報でしたら
NYLYにお任せです!
もし分からないことや
事前に知っておきたいことありましたら
http://www.nylovesyou.com/cgi/1/yybbs.cgi
こちらの掲示板にどうぞ。
皆さんほとんど「仲間」ですので。

美術館でしたらMETとフリックコレクションの
フェルメール計8枚は外せません!

曜日や時間帯によって無料になる美術館が多いので
それも要チェックです。
MoMAは金曜の夜が確かタダです。
Tak管理人 | 2006/04/26 10:37 PM
「おでこちゃん」にまた逢ってきましょうねえ。
フリックコレクションもそうですね、行ってみたいです。
それと、今度はホイットニー美術館、これなどもアメリカならではで、興味があります。
どうも有難う御座いました

それにしても、NYというのは、ある意味虜になるのかもしれませんね(いろんな意味でね)
Sa | 2006/04/27 8:45 AM
@Saさん
こんばんは。

ホイットニー美術館とグッゲンハイム美術館は
近くにありMETから道一本ですが、
その時によって特別展を開催していること多いので
所蔵品が思うように観られません。
ご注意あれ。

NYの虜になってしまった人たちとの会話
楽しいです。こちらも飽きることなく聞いています。

そうそう、おでこちゃんによろしく!
Tak管理人 | 2006/04/27 11:25 PM
Takさんに教えていただいたNYLYの掲示板を見ました。気温って、気になるじゃないですか、なるべく荷物は少なくしたいけの、旅行先でこごえるのはいやだしと、なるほどなるほどと感謝しました。

>その時によって特別展を開催

こやつがクセモノですね、でも、逆にラッキー!ともなりますね。なんでも出逢いです。
Sa | 2006/04/28 11:09 AM
@Saさん
こんにちは。

NYの気温は時季によってだいぶ違いますからね。
それと意外と雨が多かったりもしますし。
一度滞在中雨ばかりだったときがありました。

特別展はホイットニー美術館で面白そうなもの
開催しているようですね。ざっと見た感じでは。
楽しんで来てください。
そしてお土産話沢山してください!
Tak管理人 | 2006/04/29 8:38 AM
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いつもお邪魔している、すばらしいTakさんのアートブログ「弐代目・青い日記帳」で
すてきな美術指南書:ニューヨーク美術案内 | 単身赴任 杜の都STYLE | 2005/12/09 6:00 AM
千住氏がNYに住まいとアトリエを置いたのは、そこがアートの中心だからだということです。「美はすべてを超える」という考え〜もしそうなら、地球上の全てがあるNYで作品を作り、評価を受けることが彼の考えを証明することになるのではないか〜というわけでNYにやっ
ニューヨーク美術案内 | 覚え書き | 2006/04/26 8:34 AM