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「草間彌生 わが永遠の魂」

国立新美術館で開催中の
「草間彌生 わが永遠の魂」展に行って来ました。


http://kusama2017.jp/

2004年に森美術館で開催した草間彌生の大回顧展「クサマトリックス」から9年。再び六本木の地で草間彌生展が開催されています。

この間、他の美術館でも「草間彌生展」は数多く開催され、また十和田市現代美術館をはじめとするパブリックアートとして草間作品に触れる機会が格段に増えました。

と、同時に草間彌生に対する人々の捉え方、印象もかなり変化したように思えます。



それまでは、ともすれば「変人」扱いを受けていた草間に対し、今ではその真逆。尊敬するとか、可愛いとかこれまでの草間評とはまるで違う言葉がネット上で数多く見られます。

にわかに信じられないかもしれませんが、Instagramで「草間彌生」と検索するだけで一目瞭然です。若い女性からおじさんまで実に幅広い層の人から驚くべき支持を得ています。

2月22日から始まったばかりの「草間彌生 わが永遠の魂」展もすでに大人気となっており、チケットを求める人の列やグッズを購入するために1時間近く並ぶ人も。

この草間彌生ブームを一番驚いているのはご本人かもしれません。


草間彌生 連作「わが永遠の魂」

連作「わが永遠の魂」が130枚以上展示室の壁にびっしりと並ぶ様は壮観です。と同時にここは草間彌生の頭の中に入り込んでしまったかのような錯覚に陥ります。

一枚一枚にきちんと作品タイトルがついているので、それと合わせて観るとより一層楽しめ、草間が日々何を考えているのかが分かります。

幾つかタイトル書いておきますね。

恋のはじまり
いまわしい戦争のあとでは幸福で心が一杯になるばかり
天国に咲く花
私の愛する星の精
わたしの大好きな眼たち
星は語っている
みんなは平和を求めている
海底の物語
私の愛する人々
静寂の中で生きる
しのびがたい愛の行方
行こう、空の彼方へ



草間彌生 連作「わが永遠の魂」

草間の頭の中と前述しましたが、しばらく作品群の中に身を置いていると、まるで草間彌生の胎内の中にいるような気分にさせれます。

包み込まれるような不思議な温かさを草間作品から感じたのは今回が初めての経験でした。現在の草間人気の秘密の一端を垣間見た気がします。

さて、この展示空間は展覧会のいわば「つかみ」であると同時に「主菜」でもあります。皆に愛される草間がどのように誕生したかを展示室をぐるりと回る形で見せていく上手い構成となっています。

展覧会の構成は以下の通りです。

1:21世紀の草間彌生(1)
2:初期作品
3:ニューヨーク時代 1957-73
4:21世紀の草間彌生(2)
5:帰国後の作品 1970-2000
展示室外の展示



「2:初期作品」展示風景


「3:ニューヨーク時代 1957-73」展示風景


草間彌生《生命の輝きに満ちて》2011年

今回の「草間彌生展」で初めて草間の過去作品に触れる方も多いはずです。可愛らしい南瓜を創り出した草間とはかけ離れた印象を受けるかもしれません。

しかし、幻聴幻覚に悩んだ少女時代や、強迫観念に苛まれたNY時代のダークな草間作品があってこそ、今の草間があるのです。

今や、2016年『タイム』誌「世界で最も影響力のある100人」に選出され、文化勲章を受章するに至った草間。「クサマトリックス」の頃とは隔世の感があります。

88歳となった草間作品は観る者に尋常ではないエネルギーを与えてくれます。

今年(2017年)必見の展覧会であること間違いありません。「草間彌生 わが永遠の魂」展は5月22日までです。是非!


国立新美術館開館10周年
「草間彌生 わが永遠の魂」


会期:2017年2月22日(水)〜5月22日(月)
会場:国立新美術館 企画展示室1E
開館時間:午前10時〜午後6時(金曜日は午後8時)
4月29日(土・祝)〜5月7日(日)は、毎日午後8時まで開館、
入場は閉館の30分前まで
休館日:毎週火曜日 ※但し、5月2日(火)は開館
主催:国立新美術館、朝日新聞社、テレビ朝日
協賛:鹿島建設、岡村印刷工業
協力:草間彌生スタジオ、パナソニック、TOKYO FM
展覧会公式サイト:http://kusama2017.jp/


一部撮影可能エリアが設けられています。


無限の網―草間彌生自伝 (新潮文庫)

草間彌生は本もたくさん出していますが、中でもこれは読んでおくべき一冊です。

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@taktwi

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注:会場内の画像は主催者の許可を得て撮影したものです。
世界を舞台に活躍する前衛芸術家、草間彌生。
1950年代後半に単身ニューヨークに渡って以降、絵画、彫刻、インスタレーション、映像、さらには小説や詩に至るまで、広範な活動を展開してきました。デビュー以来一貫して時代の最先端を走り続け、今もなおその創作意欲はとどまるどころか、さらに加速しています。
近年では欧米、中南米、アジア、そして日本など世界各地で大規模な個展を次々と成功させており、今や「日本が生み出した最も傑出したアーティスト」といっても過言ではないでしょう。
今回の展覧会では、2009年から草間が精力的に取り組んでいる大型の絵画シリーズ「わが永遠の魂」を中心に据え、一挙約130点を日本初公開。
さらに、初期から現在に至る創作活動の全貌を総合的に紹介します。
草間芸術の魅力を余すところなく伝える集大成となる展覧会に、どうぞご期待ください。
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