青い日記帳 

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「ドイツ写真の現在展」

東京国立近代美術館で開催中の
「ドイツ写真の現在 ―かわりゆく「現実」と向かい合うために」展
(Zwischen Wirklichkeit und Bild : Positionen deutscher Fotografie der Gegenwart)に行って来ました。



今現在活躍されている写真家さん10人による写真展です。
同時代を生きる芸術家さんの展覧会に行く機会も増えてきました。
先日の「ゲルハルト・リヒター展」然り。

当然10人全て名前は初めて聞く写真家さんばかり。
(杉本博司を最近知ったばかりですからね)

全く先入観や予備知識持たずに行くのも悪くないです。
で、どうやって観て来たかというと。。。

10人それぞれの作品を観て、
是非撮影してもらいたい」「撮影したらどうなるかなー
ということを想像しながら観てきました。

写真家さん個々の解説・説明は美術館のサイトからの引用です。

カメラ
ベルント&ヒラ・ベッヒャー Bernd & Hilla Becher
1950年代末から、給水塔、炭鉱の採掘塔、鉄鋼所の溶鉱炉などの産業建築物の撮影を始める。均質な曇り日の光線のもとで細部まで精密に撮影した写真を、機能や構造に従い「類型学(タイポロジー)」的に組み合わせた作品は、60年代にコンセプチュアル・アートの文脈で評価された。

「TDLのビックサンダーマウンテン」撮ってもらいたいです。白黒写真で。

カメラ
アンドレアス・グルスキー Andreas Gursky
ライプツィヒに生まれ、幼少時に両親とともに西ドイツに移住。デュッセルドルフ美術アカデミー写真科でベルント・ベッヒャーに学び、80年代後半から作家活動をはじめる。

「会場としての『杉本博司展』」を撮ってもらいたいです。
できれば日曜日。大勢の人でごった返す日と人が誰もいない時をそれぞれ。


カメラ
ミヒャエル・シュミット Michael Schmidt
ベルリン生まれ。独学で写真を学び、60年代以来フリーランスの写真家として活動。一貫してベルリンとその住民をテーマとして写真を撮り続け、『都市風景と人間』(1978)や 『ベルリン・ウェディング』(1978)などの写真集を発表、注目を集める。

「アンディーウォーホルやリキテンシュタインの作品」を撮ってもらいたい。
っというか、それを狙って撮っているのかな?既に。


カメラ
トーマス・デマンド Thomas Demand
ミュンヘン近郊のシャフトランに生まれる。両親は画家、祖父の一人が建築家という家庭に育ち、ミュンヘン美術アカデミーでインテリア・デザイン、デュッセルドルフ美術アカデミーで彫刻を学んだのち、フランス、イギリスへ留学。当初は自分の彫刻作品を記録するために写真を用いていたが、90年代初頭から、建物や室内などの実物大の模型を紙で製作し、撮影するという独自の手法で作品を制作し始める。

「ガンプラのジオラマ」撮影して欲しい。
自分が中学生の頃作った下手なジオラマ模型もきっと彼なら。。。
それと妹が集めていたドールハウスも撮って欲しいな〜


カメラ
ヴォルフガング・ティルマンス Wolfgang Tillmans
レムシャイト生まれ。80年代末、クラブ・シーンなどのユース・カルチャーをとらえた写真を雑誌に発表し始める。1992年ロンドンに移住、『i-D』などのカルチャー雑誌にファッション写真やポートレイトを発表して人気写真家となった。日常をとりまく事物のスナップショットから光と色彩による抽象的な写真まで、さまざまなイメージを等価にあつかいながら、コマーシャル/アートといった既存の枠組みにとらわれない活動を展開している。

「上野で自画像を描いてもらっている自分」を撮影して欲しい。
旅行に一緒に行ったら沢山いい写真とってくれそうです。


カメラ
ハンス=クリスティアン・シンク Hans-Christian Schink  
旧東独エルフート生まれ。ライプツィヒ視覚芸術アカデミーで写真を学び、1993年同校修士課程修了。建築写真を主に手がけ、精緻で簡潔な記録写真の手法による主観を排した作品を90年代初頭から発表し始める。

「建設途中の第二東名」を撮って欲しい。まだ未完の橋下など是非。

カメラ
リカルダ・ロッガン Ricarda Roggan
旧東独ドレスデンに生まれる。ライプツィヒ視覚芸術アカデミーで写真を学び2004年修士課程修了。2003年にはロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートに留学している。

「マンションのモデルルーム」を撮影して欲しい。
自分の好きな家具持ち込んでもらって。


カメラ
ハイディ・シュペッカー Heidi Specker
ダンメに生まれる。1984年から1990年までビーレフェルト応用科学大学で写真、映画、デザインを学び、作家活動を始める。1995年ライプツィヒ視覚芸術アカデミー修士課程修了。ベルリンを拠点に、建築をめぐる写真作品を制作。今回の出品作である「庭園にて」のシリーズでも、建築と、その周りの植栽など自然との関係性に注目している。

「毛利庭園」を撮って欲しい。
もちろん周りの建造物も入れて。


カメラ
べアテ・グーチョウ Beate Gutschow 
マインツに生まれる。1993年から2000年までハンブルク美術学校でベルンハルト・ブルーメ、ヴォルフガング・ティルマンスらに学ぶ。同地およびベルリンを拠点に作家活動を始め、デジタル加工によって合成された田園風景写真のシリーズで評価を得る。

「フェルメールの生きた時代のオランダの風景」を撮って欲しい。
彼にならできそうなきがします。虚を実に。


カメラ
ロレッタ・ルックス Loretta Lux  
旧東独ドレスデンに生まれる。ベルリンの壁が崩壊する直前の1989年にミュンヘンに移住、同地のアカデミーで絵画を学ぶ。1999年より写真を用いた作品を制作。

「奈良実智さんの描く子供」を撮って欲しい。
それとも「犬」がいいかな〜


以上10人の写真家さんに撮ってもらいたいものシリーズ?でした。
好き勝手書いてしまってすみません

それにしても、「今」の時代の写真家さんて
ただ被写体にメッセージ性を加えて撮影するだけじゃー駄目なんですね。
トーマス・デマンドのように、被写体まで自分で制作しないといけないなんて。
デジタル加工も出来ないと、いけないようです。

絵画の世界もそうですし、あれこれ工夫しないと生き残れないんですね。
そんなこと強く考えさせられました。

転じて、自分も「今」に満足していたら駄目だと思いました。
仕事にせよ趣味にせよ、生活全般的に。

10人のドイツの写真家さんからまさか竹橋でそんな大事なこと
教えてもらうなんて思いもよりませんでした。




蛇足ですが、たまたまこんなニュース目にしました。
[ベルリン 7日 ロイター] ドイツの2階建てアパートで火事があり、出火に気付いたシェパード犬が住人に知らせ、その命を救った。だが自らは窓を飛び越えられずに焼死してしまった。

1990年代以降、国際的に高い評価を得てきたドイツの現代写真。ベルント&ヒラ・ベッヒャーが1950年代末からとりくんできた作品「類型学(タイポロジー)」に代表されるように、彼ら/彼女たちは、写真の特質を生かした、世界を精密に分析する作品によって、現代美術の世界で注目されてきました。

 1989年秋にベルリンの壁が崩壊して東西が再統一されたドイツにとって、1990年代は変革の時代でもあります。そうした時代のなかで、ミヒャエル・シュミットは自ら長く住んできた西ベルリンを主題とした作品を、ヴォルフガング・ティルマンスはグローバル化する社会に生きる若者の文化を捉えた作品を発表してきました。近年では、ライプツィヒなど旧東ドイツ出身の新世代の活躍や、デジタルテクノロジーを利用した作品が注目されはじめています。

 この展覧会では、多彩な展開をみせるドイツ写真の現在を、「現実」にたいしてさまざまなアプローチを試みている十人の作家たちの仕事によって紹介します。それはまた彼らと同時代を生きる私たちにとっても、かわりゆく「現実」と向かいあうための何らかの視点を見出す機会を与えてくれることとなるでしょう。


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この記事に対するコメント

こんにちは。
写真は最近私もよく見ます。
ロレッタ・ルックスはじめ、絵画的な写真が今多いようですね。
グルスキーはマドンナのコンサートみたいな写真も良いですが、最近見たのがルール河の風景で、人間が点在している写真があり、それが面白かった記憶があります。
デジタル加工が進むと、昔は強く問われたテクニックより、センスが勝負ですね。難しい世界です。

犬の話もこちらで読みました。。。
seedsbook | 2005/12/12 7:25 PM
@seedsbookさん
こんばんは。

コメントありがとうございます。
お恥ずかしい記事で申し訳ないです。

この写真展とても刺激的でした。
最後にupしてある写真は
美術館から帰るときに自分で撮影したものです。
ちょっと影響受けていつもより違った
雰囲気のもの撮れました。
一晩寝れば忘れてしまうのですが・・・

センスの勝負。まさにその通りだと思いました。
写真家さんも大変な時代です。今は。

W杯組み合わせ決まりましたね!
Tak管理人 | 2005/12/12 10:06 PM
本日(12/18)、駆け込みで行って来ました。

ヴォルフガング・ティルマンス目当てだったんですが、昨年のオペラシティとは、えらい違いでした。
そもそも、40.フライシュヴィマー79 しか、昨年のオペラシティに近い作品はありませんでした。

<3階写真コーナー>でも、ドイツの近代写真をやっていました。
実は、ここもお目当ての一つでした。
ラースロ・モホリ=ナジってどんな写真を撮ったのだろうと。
最近、「美の構成学/三井秀樹 筑波大教授 著」を読んで、興味を持ちました。
でも、よくわからん。3点しかなかったし(と、思う)

おまけ
若い人ばかりで、驚いてしまいました。
印象派はおばさんが支え、現代美術は若者が支えている感じです。
写真や建築は、若い人が多いです。

鼎 | 2005/12/18 10:25 PM
@鼎さん
こんにちは。

><3階写真コーナー>でも、ドイツの近代写真をやっていました。
これ記事にし忘れていますけど
良かったですよねーー
かみさんはこちらの方が良かったと言ってました。
写真展らしい写真展でしたね。それでいて深い。

10人とも始めて目にするひとばかりだったので
色眼鏡なしで見ることできました。
それが一番良かった点でしょうか。

「おまけ」
で鼎さんが書かれていること
まんざらでもないですね。
建築、写真展、(特に建築)は若い人多いです!

ガンダム展は微妙でした。
Tak管理人 | 2005/12/19 3:11 PM
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BMW | Fuyuu Japan | 2005/12/12 6:17 PM
竹橋に来る用事(って言ったらバレバレなんだろうか)があったので、ついでに東京国立近代美術館の「ドイツ写真の現在」展を観てきました。 観て「怖いっ!」って思う写真に久しぶりに会いました…… のっけから足元ぐらつかされたのは、ベルント&ヒラ・ベッヒャー夫
ドイツ写真の現在 | 紫崎式子日記β | 2005/12/25 2:35 AM
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コンテンツ三昧、備忘録です | 余は如何にして道楽達人になりしか | 2006/01/07 1:10 AM
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『アウグスト・ザンダー』 | 紫式子日記 | 2006/06/19 6:17 PM