青い日記帳 

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「横浜トリエンナーレ2005」

横浜市山下ふ頭3号、4号上屋他で開催されている。
「横浜トリエンナーレ2005 アートサーカス〔日常からの跳躍〕」に
行って来ました。



最初にまずこれだけは。「川俣正さんご苦労さまでした。」
川俣さんなくしてこの横トリ(ハマトリ)は存在しなかったでしょう。
もうあと数日で終了となりますが、本当にご苦労さまでした。
大変でしたものね。。。色々と。
2005年秋開催予定の現代美術の国際展「横浜トリエンナーレ 2005」について、主催4者(国際交流基金、横浜市、NHK、朝日新聞社)で構成する「横浜トリエンナーレ組織委員会」は、これまで展覧会の具体化に向けて、磯崎新氏と協議を重ねてきましたが、開催時期や予算措置をめぐって調整が困難となるなか、このほど磯崎氏はディレクターを辞任されました。磯崎氏の辞任を受け、このたび、日本を代表する現代美術家川俣正氏がその後任として、ディレクターに就任することが決定いたしました。
このプレスリリースが出たのが去年の今頃ですから驚きです。
準備期間が一年もないのにこんな大役を押し付けられて
「やる!」と頑張ってしまうのですから偉いです。

横浜市は川俣さんに足向けて寝られないはずです。
ついでにここも読んでおかれるとよろしいかと。
磯崎新氏、横浜トリエンナーレ2005の企画案を表明
任されたのであれば責任持ってやらなきゃいけません。

さて、さて「参加型」ということでなるべく体験しようと
あれこれやってきました。観ているだけではつまらないですからね。

一番面白かったのはこれ。チケットブース入ってすぐの所にありました。
ボートピープル・アソシエーション (日本) / BOAT PEOPLE Association
 
Q.どれが作品??
A.えーーとですね、桟橋に係留されているおんぼろな船のような物体です。
もう少し近づいてみると…こんな感じです。
     

艀(はしけ)とビニールハウスが合体したようなものが係留されています。
そして、この船?艀?に乗り込むことができます。流石体験型!
中の様子はこんな感じです。


       
様々な椅子やソファーが白い玉砂利の上に置かれています。
お座敷?もあります。その周りを取り囲むように古い大きなラジカセが
何台も置いてあり、奇妙な音?声?を艀の中にこだまさせていました。

見学だけもできます。
でも折角だから参加してきました。
何をするかというと。。。小型のカセットテープレコーダーを渡されます。
中には片面5分のカセットテープが入っています。
それに何でも自由に音を録音するという企画だそうです。

自分の声でもいいし、砂利の上を歩く音でもいいし、他の人の会話でもいい。
とにかく何かしら「音」を録音する。そしてそのテープはお持ち帰りできます。

それが何??とか深いことは考えず、参加して何かを得ればいいわけです。きっと。
なにせここはアートサーカスな場ですからね。

ボートピープル・アソシエーション
横浜トリエンナーレ2005のためのコンセプト」詳しくはこちら

結構実はこれだけでも楽しめてしまいました。
船は乗ること多いのですが、艀に乗ったのは初めて。
独特の「揺れ」も体験できました。
カセットテープはまだ恐くて聞いていません。。。
(調子のってあれこれしゃべったりしたもんで…)

さてさて、会場である倉庫はまだまだ先。
ここからダニエル・ビュランのインスタレーションの下を
ビュランプロムナードとよぶそうです。)
くぐりつつ約10ほどてくてく歩くとやっとメイン会場です。
  

このお祭り(なんて書くと磯崎さん怒るな)
もぎたて! アート見聞録」のせチこさんが端的に上手く表しています。
きっとブランドショップではなく、セレクトショップなんだな

誰でも知っているような作家さんはほとんどいません。
奈良美智さんとダニエル・ビュランくらいかな。(それと高松次郎氏。)
何処かで見かけたことはあっても記憶されていない作家さんばかりです。
(それか、全然知らないか・・・ノーノー

そんな中でもこのアーティストさんの作品には感心してしまいました。
その人は照屋勇賢さんです。

マクドナルドの紙袋を用いて、大変細かな手作業で
袋の中に一本の「」をこしらえています。
Notice Forest」←百聞は一見に如かず。ご覧あれ!

木から作られた大量消費される紙。
特にその象徴であるマクドナルド。
そのマックの紙袋を使って木を作る。
なんとも逆説的で意味深い作品です。

「マクドナルド店のある任意の二国は戦争をしない」(「マクドナルド理論」)
トマス・フリードマンのこの言葉をまた頭に思い浮かべてしまいました。


その他とにかく全て観ようと努力しました。
ABの会場のみならず、ハトバもセンタンもナカニワも!!
ついでにコクサイヤタイムラでご飯も食べてきました。
お店でグッツもちょっとだけ買ってきました。(これも参加型?)

行った日がポカポカしていて暖かな陽気の日だったので
海を眺めているだけでも楽しめました。(海は作品ではないけれど)

個々の作家の意識性を極限までに表現した場だった気がします。
(横浜美術館は逆に作家の意識性を極限までに抑えた場。でした)
あれこれ苦言もあるようですが、時間なかったですからね、仕方ないです。
逆によくこれだけ「セレクト」してきたな。という前向きな感想です。
ほんと、差し出がましいようですが「川俣正さんご苦労さまでした。」

会期終了まで、残り5日!(来場者数も15万人を突破拍手


山下公園内にある、姜傑(ジャン・ジェ)の「遊龍
 
瓦をお持ち帰りしてもよかったそうですが、遠慮しました。
「部屋の何処に置くの?一体??」のかみさんの一言で。。。


2001年に発足した現代美術の祭典「横浜トリエンナーレ」の第2回展。今回は、山下ふ頭の巨大な倉庫をメイン会場に、国内外より約80名のアーティストの参加を得て実施いたします。全体テーマは「アートサーカス(日常からの跳躍)」。鑑賞者が単に展覧会を見るという従来的スタイルを脱し、見る側と見せる側の垣根を越え、アートの制作現場に立会い、作品を体験するダイアローグ的な展示を試みます。
特に「場にかかわる」ということを重視し、アーティストのホームステイ、参加型の作品制作、公開制作、コミュニティーとの関わり中から変化していく作品(ワーク・イン・プログレス)などの手法を積極的に導入し、アートとの新鮮な出会いの場の形成に努めていきます。
会期中は、映画上映、演劇等のコミュニティー・ワークショップや、シンポジウム、ギャラリー・トークなどの交流イベントも実施の予定です。
展覧会 | permalink | comments(8) | trackbacks(4)

この記事に対するコメント

横浜に住んでいるので、いつか行こうと思っていたのに、遠くばかり出かけてしまって、結局行けませんでした。いろいろと企画の段階から大変だったんですね。
やや | 2005/12/13 9:16 PM
こんばんは。早速のTBをありがとうございました。

>「川俣正さんご苦労さまでした。」

全く同感です。
色々とごたごたもあったようですし、
まずはこのような形に仕上げたことに感謝ですよね。

ヤタイムラにも行かれましたか!
少し寂しい感じでしたが、
私もそこでカレーを食べました。

来場者が15万人突破しましたか。
前回はどの程度だったのでしょう。
何とか成功ということで、
また次につないで欲しいですよね。
はろるど | 2005/12/14 12:53 AM
 こんにちは。晴れて良かったですね。僕が行ったときは曇天で、案内してくれたサポーターの方がとても残念がっていました。ハトバのチェアで海を眺めつつゆっくりすごすのも、この展示空間の醍醐味ですね。
mizdesign | 2005/12/14 7:15 AM
@ややさん
こんばんは。

近いと逆に行かないものですよね。よくあります。
あと数日で終わります。また4年後どうなるか楽しみです。
もめなければいいですが・・・

@はろるどさん
こんばんは。

我々は何かをとにかくやってもらわないと
観に行くことすらできませんので、
本当にやってもらっでよかったと思います。

ヤタイムラは前を通ったら美味しそうだったので
ついつい食べてしまいました。
本当は中華街で食事の予定でしたが
急遽変更しました。これもまた一興。

前回と今回の比較なども後々発表されるかと思います。
楽しみに待ちたいです。

川俣さんご苦労さまでした!

@mizdesignさん
こんばんは。

天気に恵まれたのが一番のしあわせでした。
これ雨だったりしたら楽しさ半減です。
海の力がかなり加わってこの展覧会を盛り上げていると思いました。
海を見るだけでいいなーーと思ってしまう私には特に。
Tak管理人 | 2005/12/14 4:53 PM
はじめまして!
横浜トリエンナーレ、私は行けませんでした。
出張先が有明になってしまい、時間的に余裕がなかったので残念。横浜に行っていたチームは「『変なの』がたくさん見えた」と言っていましたが、その『変なの』こそ私が見たかったものなのにぃっ。

見に行かれた方の話しを聞くのが今、一番楽しいです!
ai | 2005/12/14 5:44 PM
@aiさん
こんばんは。

TBありがとうございます。
変なの。って的確な表現です。
きっとみなそう思ってます。

何を書いたらいいのか分からないので
とりあえず一番楽しかった作品?について
書きました。テープはまだ依然として聞いていません。
Tak管理人 | 2005/12/14 9:44 PM
早いもので、横浜トリエンナーレも18日で閉幕です。
昨年12月4日バンカートで行われた衝撃のシンポジウムを、私も聞いていました。
実は、川俣さんもバンカートスクールの講師として、バンカートに来ていたのですが、シンポジウムの前に帰ったそうです。(自発的に帰ったという説と横浜市職員に促されて帰ったという説がある。)
このときのシンポジウムは、磯崎氏と南条氏、北川氏と激論がかわされたのですが、聴衆の誰もが、2005年の開催は、不可能と思いました。私も「横浜トリエンナーレ空中分解」とここのBBSに書きました。
それが、わずか9か月であれだけの展覧会を開催したのですから、さすがは、川俣さんです。

18日の最終日は、先週に引き続き、堀尾さんのサポーターをします。いろいろハプニングがありそうです。
川俣ディレクター、キュレーター、スタッフ、アーチスト、トリエンナーレを支えた多くのサポーターといっしょにはじけてきます。

PS
「ご苦労さま」というのは、上司が部下に、目上に者が目下の者にいう表現です。ですから、この場合は、ちょっと不適切といったところでしょうか。老婆心ながら付け加えます。

2004年12月4日のバンカートで行われたシンポジウムを記録した書籍が出版されました。
磯崎氏と南条氏のやりとりは、今、読んでも、刺激的です。

『横浜会議2004「なぜ、国際展か?」』
発行 BankART1929
企画 多摩美術大学建畠ゼミ


じゅん | 2005/12/17 5:38 PM
@じゅんさん
こんばんは。

コメントありがとうございます。

そうなんです。
「ご苦労さま」はじめ使っていなかったのです。
上司に対して職場では使いませんからね。
でも、どうもこの言葉が今回は一番適する言葉のように
思えてならなかったので、差し出がましいようですが
使わせてもらいました。
そんな訳です。

さてさて、横浜トリエンナーレの準備期間の
様子や進捗については、じゅんさんからの
ほぼリアルタイムと言ってもおかしくない
情報をいただけたので、離れて暮らしている
自分にも当事者のような感覚でいられました。
ありがとうございます。

もう今日で終りですね。
始まるまでは大変でしたが
いざ始まってしまうとあっと言う間だった気がします。
一度しか行けませんでしたが良い思い出になりました。

次はどうなるか、それもまた楽しみです。
Tak管理人 | 2005/12/18 2:50 AM
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