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「『世』一場自願非願的遊浮−李真個展」

台北當代藝術館(MOCA Taipei)で開催中の
「『世』一場自願非願的遊浮−李真個展」に行って来ました。


http://www.mocataipei.org.tw/

台北駅から徒歩5分圏内という絶好のロケーションにある台湾の現代美術を展示紹介する台北當代藝術館(MOCA Taipei)。もと小学校だった建物をリノベーションし、美術館として再利用しています。


台北當代藝術館(MOCA Taipei)

この美術館で現在、台湾の現代アーティスト、李真 Li Chen(1963年生)の個展が開催されています。

こちらの記事でも書いた通り、今回の台湾旅行は家族サービスとして出かけたので美術館・博物館へ行く予定は計画に入っていなかったのですが、最終日に2時間ほど時間が出来たのでホテルからほど近い台北當代藝術館へ行ってきた次第です。

国内外を問わず、予定していなかった展覧会に飛び込みで予習も無しに入ると、意外と「あたり」の確立が高いものです。皆さんもそうした経験お持ちだと思います。



今回もその法則通り、「あたり」でした。しかもかなり面白かったです。

もと小学校でだった建物をほぼそのまま使っているので、教室ごとに作品が展示されてる感覚です。灯りを落としたくらい部屋(教室)に立体作品が展示されています。

観終えて廊下に出てさらに次の教室へ移るとまたそこには別の作品が。一見単純なことの繰り返しのように思えてその実、立体作品がそれぞれ個性的なものばかりなので、飽きることは全くありません。

それどころか、次の教室にはどんな作品が暗闇に待っているのかワクワクしながら見進めていけます。



このように彫刻作品(立体作品)を得意とする李真です(パブリックアートも手掛けています)が、今回の展覧会ではいくつかのインスタレーションも展示に取り入れられていました。

そのいずれもが日本の美術館では実現不可能なものであり、それが満足度を高めたひとつの大きな要因でもあります。



2階の一番端の広めの教室(展示室)はひとりずつ鑑賞するタイプの作品らしく、係りの人の指示に従いまず一人目が入り、このスポットライトの下に立つと…



猛烈な風とまぶしい光にさらされることになります。風が当たっている間に光は点滅したり色を変えたりとそこに立つ人間をあざ笑うかのようでした。

大きな自然の前では普段したり顔で大きな態度をしている人間も、ひとたまりもないこを様々な自然災害を通して知識としては頭に入っていても、いざその状況下に置かれると何もなす術がないことを思い知らされるような作品です。

ネタバレした後に体験してもそれは変わりませんでした。これ刺激が強すぎて日本では無理でしょうね…

もうひとつ、こちらの体験型の作品はもっと危険です。



近寄ってみると、ガラス張りで1階の丁度受付あたりが見えます。



高いところが苦手な人はこの画像だけでもガクブル状態かと思います。強化ガラスが使われているのでひとりだけなら乗っても大丈夫とのことだったので、せっかく台湾まで来たのですから乗ってみました。

ところが、乗るだけでなく、細い鉄の棒を使い自力で階下まで降りることでこの体験型作品は完結するのです!



トライするためには誓約書にサインが必要です。もし何かあってもあなたの責任よ!ということです。挑戦したかったのですが、数時間後にフライトを控えていたので周囲の猛反対にあい断念。

「死」にまつわるテーマの様々な作品をこれまでいくつも観てきましたが、これほど死をダイレクトに感じた作品はこれが初めてのことでした。

旅先でふらりと訪れた美術館でおもわぬ発見があるものです。たとえ言葉の壁があったとしてもアートはそれを軽く超えるだけの力を持っています。

「『世』一場自願非願的遊浮−李真個展」は8月27日までです。この夏台湾に行かれる方是非!


「『世』一場自願非願的遊浮−李真個展」
Being : In / Voluntary Drift ─ Li Chen Solo Exhibition


開催期間:2017年7月1日〜8月27日
会場:台北當代藝術館 MOCA Taipei
http://www.mocataipei.org.tw/
担当学芸員:吳洪亮 Wu Hong-Liang
参加アーティスト:李真 Li Chen


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