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「北斎−富士を超えて−」

あべのハルカス美術館で開催中の
大英博物館 国際共同プロジェクト「北斎−富士を超えて−」展に行って来ました。


http://hokusai2017.com/

イギリス・大英博物館にて、2017年5月25日より開催された「北斎展」(「Hokusai-beyond the Great Wave」)が、日本国内で唯一、あべのハルカス美術館で開かれています。


大英博物館での展示の様子

今回の「北斎展」(「Hokusai-beyond the Great Wave」)は、北斎研究の第一人者であるあべのハルカス美術館館長 ・浅野秀剛氏と、大英博物館 ・日本セクション長のティモシー・クラーク氏が協力して企画した展覧会です。

質の高さ、内容の確かさは微塵も疑う余地もなく、大英博物館、あべのハルカス美術館共に記録的な来館者をたたき出しています。


葛飾北斎「百物語 こはだ小平二」1833年頃
大英博物館蔵

ハルカス美術館では、まさに「お化け展覧会」の様相を呈しています。→葛飾北斎、フィーバー到来 展覧会、ハルカスに大行列(朝日新聞)

北斎の知名度もさることながら、やはり展示されている作品がけた違いに良質であり、日本国内の展覧会ではほとんどまずお目にかかれないような作品も海外からわんさかやって来ています。


葛飾北斎「花見」1824〜26年頃
ライデン国立民族学博物館蔵

展覧会の構成は以下の通りです。

第1章:画壇への登場から還暦
第2章:富士と大波
第3章:目に見える世界
第4章:想像の世界
第5章:北斎の周辺
第6章:神の領域


百貨店の16階にある美術館なだけに、長い行列が出来てしまうととても捌ききれなくなってしまいます。上野公園のようなわけにはいきませんからね。

早い段階から、長いこと並ばせるのを避けるため、整理券を配布していたのは、流石近鉄百貨店だな〜と感心しました。

チケットを購入してあれば、入場指定時間が記された整理券がもらえます。およそ1時間先の時刻が記載されていたので、階下の喫茶店でミックスジュースを飲みながら、ゆったりと入場時間が来るのを待つことが出来ました。

https://twitter.com/taktwi/status/927002955428986880


葛飾北斎、葛飾応為「菊図」1840〜49年頃
北斎館蔵

NHKの番組、歴史秘話ヒストリア「おんなは赤で輝く 北斎の娘・お栄と名画のミステリー」や、宮崎あおいさんが北斎の娘・応為役を演じた特集ドラマ「眩(くらら)〜北斎の娘〜」と立て続けにテレビで取り上げられ、その知名度をぐんと上げた応為の作品も何点か出ています。

応為作品では「関羽割臂図」(クリーブランド美術館)が観られただけで大満足です。

これまで「北斎展」と名の付く展覧会いくつも観てきましたが、これほど充実した内容のものはなかったのではないでしょうか。2005年に東京国立博物館で開かれた「北斎展」よりも強い印象を正直受けました。

それは、肉筆画の割合の高さや海外の美術館や個人が所蔵しているまさに選りすぐりの北斎!を晩年の30年に焦点を絞り展開したことが功を奏していると思います。


葛飾北斎「雪中虎図」1849年
個人蔵、ニューヨーク

90歳で亡くなる直前までこんな躍動感あふれる虎を描いていた北斎。長生きしすぎて「晩節を汚す」画家が多い中、北斎は最後の最後まで成長を続ける絵師だったのです。まさに神の領域です。

うねうねした体つきの虎に目が行ってしまいがちな「雪中虎図」ですが、背景の雪の表現や、まるで虎の爪のような木々の表現も見事です。

観ていると離れられなくなる作品です。

こんな肉筆画が66点も出ているのですから、それだけで十分に大阪まで出向いた価値はありました。それに美味しいものもたくさん食べられましたしね。

「北斎−富士を超えて−」は11月19日までです。歴史に残る展覧会を観て来られて幸せとしか言いようがありません。


大英博物館 国際共同プロジェクト
「北斎−富士を超えて−」


開催期間:2017年10月6日(金) 〜11月19日(日)
開館時間:
火〜金 / 10:00〜20:00
月土日祝 / 10:00〜18:00
※入館は閉館30分前まで
休館日:10月10日(火)・16日(月)・23日(月)・30日(月)・31日(火)
会場:あべのハルカス美術館
https://www.aham.jp/
主催:あべのハルカス美術館、NHK大阪放送局、NHKプラネット近畿、朝日新聞社
後援:ブリティッシュ・カウンシル
協賛:きんでん、損害保険ジャパン日本興亜、野崎印刷紙業、三菱商事
特別協力:北斎館
公式サイト:http://hokusai2017.com/


(左)浅野秀剛(あべのハルカス美術館館長)
(右)ティモシー・クラーク(大英博物館アジア部日本セクション長)

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北斎への招待

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