青い日記帳 

  
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「建物公開 旧朝香宮邸物語」
東京都庭園美術館で開催中の
「アール・デコ・リヴァイヴァル」建物公開 旧朝香宮邸物語 に行って来ました。


http://www.teien-art-museum.ne.jp/

2015年に重要文化財指定を受けた東京都庭園美術館。建物自体が重文指定されている非常に貴重性の高い美術館です。

朝香宮鳩彦王の私邸として建てられ完成したのが1933年(昭和8年)のこと。今更説明の必要はありませんが、アール・デコ様式のとても優美な建物です。


東京都庭園美術館 本館 正面外観

吉田茂の外務大臣公邸、西武鉄道の白金プリンス迎賓館として使用された後、1983年(昭和58年)に都営の美術館としてオープンしました。

それから35年が経過し所々、修復・整備などを都度重ね、晴れて今回「総合開館」(グランド・オープン)となりました。本館(旧朝香宮邸)の建物だけでなく庭園などを含め一括して重文指定を受けています。


旧朝香宮邸 正面玄関

今回の展覧会、「アール・デコ・リヴァイヴァル」建物公開 旧朝香宮邸物語は、他館から借りて来た絵画や工芸品を展示するものでなく、1933年に竣工した旧朝香宮邸の、建築としての魅力を存分に味わうための「建物公開展」です。


旧朝香宮邸 ウインターガーデン

何にも展示されていない!と嘆くこと勿れ、普段は目にすることんできない、「生」の旧朝香宮邸を隅々まで拝見できます。しかも写真撮影全日可能です!

展覧会の構成は以下の通りです。

1:アール・デコの彩り
2:朝香宮邸の誕生
3:外務大臣公邸時代(吉田茂と「目黒の公邸」)
4:迎賓館の時代



旧朝香宮邸 大食堂


旧朝香宮邸 大客間

何度も展覧会をご覧にここに足を運ばれているとこうした雰囲気に、まず驚かれるのではないでしょうか。と同時にここがかつては人の住む家であったことがリアルに伝わってきます。

1階はお客様をお出迎えするある意味でよそ向きの顔の部屋たちですが、2階は完全なるプライベート空間です。この温度差も見どころのひとつと言えます。


旧朝香宮邸 殿下居間


旧朝香宮邸 姫宮居間

2階にあがるととたんに展示室が細かく分かれ導線が悪いな〜と展覧会の時に感じたことがあるかもしれません。それもそのはず、このフロアはまさに朝香宮一家の生活空間だったのです。

浴室やベランダ、それに書斎や書庫など現在まで残る貴重なアール・デコ様式の空間をたっぷりと味わえます。またこんなところも注目すると更に魅力がアップします。


旧朝香宮邸 姫宮寝室前照明


旧朝香宮邸 殿下居間 ラジエーターカバー

ここで暮らした朝香宮ご一家と同じ時代の写真や映像それに衣装、装飾品なども展示されています。

建築好きは勿論、どなたでもきっと満足のいくはずです。「アール・デコ・リヴァイヴァル」建物公開 旧朝香宮邸物語を通して、世界的にも貴重なこの建築空間とその背景について理解を深められるはずです。

こんな美しい重文が都心のど真ん中(高速道路のすぐ脇)にあるなんて、あらためて考えると凄いことですよね。


西洋庭園

今回、新たに西洋庭園の整備が整いました。これから桜の季節です。敷地内でアルコールは飲めませんが、のんびりとした時間を過ごすにはこれ以上の場所はありません。

そして、お腹が空いたら…建物から全く新しく作り直した「レストラン デュ パルク」へ!


レストラン デュ パルク


レストラン デュ パルク

青山のロアラブッシュ -Leau a la bouche-が運営する本格フレンチレストランです。こちらはチケットが無くても利用可能。美術館閉館後も22時まで営業しています。

美術館の新しい門出にふさわしい素敵なレストランが誕生しました。ディナーは予約ができるそうです。さていつ食べに行きましょうか。

「建物公開 旧朝香宮邸物語」は6月12日までです。カメラ片手に是非!


アール・デコ・リヴァイヴァル
建物公開 旧朝香宮邸物語

会期:2018年3月21日(水)−6月12日(火)
休館日:第2・4水曜日(3/28, 4/11, 4/25, 5/9, 5/23)
開館時間:10:00–18:00 (入館は17:30まで)
*3/23, 3/24, 3/30, 3/31, 4/6, 4/7は20:00まで開館(入館は30分前まで)
会場:東京都庭園美術館(本館)
http://www.teien-art-museum.ne.jp/
主催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都庭園美術館
協力:朝日新聞フォトアーカイブ
年間協賛:戸田建設株式会社

東京都庭園美術館新館では「鹿島茂コレクション フランス絵本の世界」を開催しています。これがまたいいんだな〜


フランス絵本の世界 ―鹿島茂コレクション

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旧朝香宮邸(現東京都庭園美術館本館・重要文化財)は、朝香宮ご夫妻のパリ滞在と、1925年に同地で開催されたアール・デコ博覧会への訪問がきっかけとなって誕生しました。宮家の家族の営みと想いが刻まれた本邸は、戦後、後に首相となった吉田茂の外務大臣公邸として使用され、サンフランシスコ講和条約締結の構想を含む、戦後の重要な局面におけるひとつの舞台でもあったのです。この世界でも稀に見るアール・デコ様式の館には、建物を往来した人々の歴史と記憶が宿っています。本展では、当館コレクションの展示と併せ、建物に 纏わる昔年の記憶を手繰り寄せ、生きた建築としてこの地を往来した人々の営みに想いを馳せつつ、旧朝香邸の魅力に迫ろうとするものです。
| 展覧会 | 23:31 | comments(0) | trackbacks(0) |









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【お知らせ】

↑単眼鏡紹介記事書きました。

おかげさまで重版となりました!


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編集・執筆を務めた『カフェのある美術館 感動の余韻を味わう』(世界文化社)12月に発売となりました。


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「展覧会に出かける前に準備しておきたい5つのこと。」

「展覧会を何十倍も楽しむために心がけたい5つの秘訣。」

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國學院大學文学部教授の小池寿子先生監修。不肖私(Tak)が編集と一部執筆しました。詳細はこちら

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『文藝春秋』に寄稿しました。

『AERA』に載りました。

「マウリッツハイス美術館展公式ガイドブック」編集・一部執筆しました

「ザ・シネマ」に寄稿しました。

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「美連協ニュース」寄稿

『アートコレクター』で紹介されました

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