青い日記帳 

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「華麗なるマイセン磁器展」

東京都庭園美術館で開催中の
「シノワズリー、ロココからアール・ヌーヴォーまで 華麗なるマイセン磁器」展に
行って来ました。



以下実話です。

妻「今日行く展覧会って何の展覧会なの?」
Tak「マイセン展だよ。」

妻「え〜〜!マイセン!!」
Tak「そう、マイセン。行きたいでしょ。」

妻「行きたい行きたい!!」
Tak「そんなに乗り気なの珍しいじゃん。」

妻「だって大好きだもん、マイセン。」
Tak「初耳だけど・・・」

妻「この前だって本店行ったじゃない。」
Tak「はぁ?本店??」

妻「ほら、表参道のあのお店よ!」
Tak「もしかしたら・・・」
    ・
    ・
    ・
    ・
    ・
    ・
  

書かないで。と言われたのですが
こんな面白いネタ自分で独り占めしてしまうのは
もったいなので・・・書いちゃいました。

しかし、マイセン陶磁器とトンカツまい泉をたとえ音が一緒であっても
勘違いしてしまう、うちのかみさんは食いしん坊以外の何ものでもありません。

スタートがこんな感じでしたから、いくらアール・デコ様式の旧朝香宮邸に
西洋を代表するゴージャスな陶磁器が展示されてあるのを観ても
頭の中を「豚カツ」がよぎってしまいました。。。

「この柿右衛門調のお皿にはさぞかし豚カツが映えるだろうな〜」とか
「豚カツ食べた後にはこのマイセンのティーカップでお茶飲みたいな〜」等等。

入館してしばらくは豚カツが頭にこびりついて離れませんでした。

それでも、芸術品ともよべるマイセン陶磁器の数々を目にしていると
そんなことも次第に忘れてくるものです。油っぽさは残るものの。。。



色絵燭台ポプリ壺付暖炉用
センターピース


焼き物の足の部分には、翼を持ち上半身が人間で下半身がライオンの「スフィンクス」が見て取れます。

以前オーストリアのウィーンにあるベルヴェデーレ宮殿で観た石像そっくりでした。
    


今回一番驚いたのは「花」です。


色絵花飾クピド像人物図蓋付壺

この壺に付けられている花々の精緻さには実際に見るとだれもが息を飲むものあると思います。

この壺の他にも花が沢山付けられている焼き物を数多く観ることできました。
チューリップ、菊、バラetc・・・

海洋堂の職人さんもビックリの出来でした。
ヨーロッパ人も意外と手先が器用なんですね。

ただ、お花の模様がお皿に描かれているのは分かるのですが
昆虫が描かれているのは、どうかと・・・
虫嫌いではないですが、お皿に虫の絵があるのはちょっと・・・
王様のアイディアで売っていそうなイタズラグッズのようです。。。


これいいな〜と思ったのはこれ『色絵女性坐像「商人の妻」

帽子のつばの周りのレースまで細やかに再現されています。
この角度だと見えませんが、実際に帳面に書いている文字まで表現されています。

大きな壺は家には置けませんが、これくらいなら何とか。
他にもキューピッドや男女が戯れる。。。
そうそう、男女のアバンチュールを表したもの多かったです。
好まれたモチーフなのでしょうか?

それと、今回の展覧会は会場が庭園美術館だったことが
この「マイセン展」の一番良かった点かもしれません。

例えば、このシャンデリア?が美術館のとある場所に
実際に天井から吊り下げられるかたちで展示されています。

まるで、以前からそこにあったかのようです。

それに、絵画の展覧会と違い外光をそれほど気にすることはありません。
よって、普段閉められている窓やカーテンが開けられています。

私が行った日はお天気が良かったので、窓から差し込む光が
いつもとは違った美術館を演出してくれていました。

とても明るい室内です。
ウィンターガーデンにもチラシで使われている『色絵ロシア・バレエ踊り子像「蝶になったキアリーナ」』が展示されていました。冬の太陽の光の中で。

この展覧会は以下の美術館を巡回するそうです。

江別市セラミックアートセンター
釧路市立美術館
MOA美術館
(もう一つあったのですが、、、忘れました)

マイセン磁器―時を超える美
マイセン磁器―時を超える美
橋田 正信, 田中 学而
18 世紀のはじめに、ドイツ・ザクセンのアウグスト強王の命をうけて、発明者ベットガーにより初めて磁器の製造に成功したマイセン窯。それは長年、中国や日本の磁器に憧れた西洋が、“白い金”にたとえられた磁器を独自に生み出した瞬間であり、華やかな西洋陶磁の歴史の始まりでした。才能豊かな絵付師ヘロルト、宮廷彫刻家ケンドラーなどの活躍により、マイセン磁器は18世紀のロココ文化を背景に、華麗な色彩と豊かなフォルムを特徴に発展し黄金期を迎えます。その後も、時代による様式の展開を重ねながら、西洋を代表する陶磁器として今日までその地位を保ち続けています。

 本展は、マイセン磁器を愛した美術収集家、伊東直子氏が後半生をかけて収集した、国内では稀に見る質量を誇るコレクションで構成しています。カップ&ソーサーなどの食器のほか、彫像、室内オブジェ、装飾鏡、シャンデリアなど、バラエティに富んだ内容です。様式的にはシノワズリーやロココから、アール・ヌーヴォー、アール・デコにいたるまで網羅され、マイセンの歴史の全容を概観できます。

1710 年代のベットガーТ[せっき]から 20 世紀はじめの彫像まで、113 セット198点の作品により華麗なるマイセン磁器の世界を紹介します。
展覧会 | permalink | comments(22) | trackbacks(3)

この記事に対するコメント

こんばんは。

yukiさんには本当に申し訳ないのですが、
こればっかりは大いに笑わさせていただきました!
いやはや「まい泉展 -守り続ける伝統の味- 」。
もちろん試食のオンパレードで、よだれがたれそうです…。

マイセンは庭園美術館にぴったりな雰囲気ですよね。
一つ一つが栄えそうです。
予定していない展覧会なのですが、
この記事で楽しませていただきました!
はろるど | 2006/01/10 10:50 PM
そうです!楽しいことは皆で分かち合いましょう!
奥様ばんざーい♪♪♪
すぴ | 2006/01/10 11:06 PM
@はろるどさん
こんばんは。

家庭内の恥を。。。
でも笑ってもらえてよかったです。
救われます、これで、彼女も。
こんど会ったら「トンカツ!」と呼んでやって下さい。

行かれると驚きますよ。
いつもの見慣れた庭園美術館とは違って見えます。
晴れた日にもし行けたら是非。
芝生でまい泉のサンドイッチでも、、、

@すぴさん
こんばんは。

伝えておきます。
載せたかいがありました。(^.^)
しかし、とんちんかんな間違いです。。。
Tak管理人 | 2006/01/10 11:59 PM
今年初のコメントです。
今年も、宜しくお願いします。

庭園美術館の「マイセン」行かれたんですね〜。
私も、行きたいな〜。
でも、今回は見送るかも知れません。(悲しい。。。)

しかし、「まい泉」話、思いっきり笑わせてもらいました。
う〜む、「まい泉」美味しいですからね〜。
奥様じゃないけど、私も「肉」のほうに飛びついてしまうかも?
朱奈 | 2006/01/11 12:34 AM
こんばんは
私もこの展覧会を観てきました。

TBさせていただきます。

そうそう。スフィンクスはセンター・ピースでした。
そんなもの飾った事がないので、てっきり花瓶か何
かかと思ってしまいました。

あとはロシアのバレリーナ。これだけは欲しいと思
いました。
# 海洋堂から出さないかなぁ...
lysander | 2006/01/11 2:15 AM
庭園美術館での開催、シチュエーションが最高ですね。

…マイセン展にまい泉が出店していたら…と、あほなこと思ってしまいました(笑)。楽しく拝読させていただきました(笑)。


遅ればせながら、
今年もよろしくお願いします。
tsukinoha | 2006/01/11 6:02 AM
とんだ「まいせん」違いでしたね。
笑わせて貰いました。

ありがとうございます。
lignponto | 2006/01/11 8:38 AM
@朱奈さん
こんばんは。

まい泉の本店はかみさんだけでなく
私も大好きで、よく行くのですが
どうこをどう間違えても展覧会とは・・・
その想像力に呆れます。

http://vermeer.jugem.cc/?eid=529
以前書いた記事ですが、これも中々いけます。
もしかしてご家庭にあります??

今年もどうぞ宜しくお願い致します。

@lysanderさn
こんばんは。
TBありがとうございました。

この展覧会にあったものほとんど
我が家では飾る場所がないものばかりです。
一つ一つが大きいですよね。
ゴージャスだし。

海洋堂とマイセン。
夢のようなタッグですね。。。
マイセンは買えないので
海洋堂さんに頑張ってもらいたい!!

@tsukinohaさん
こんばんは。

庭園美術館ならではの良さがありました。
行ってみて良かったです。

>…マイセン展にまい泉が出店していたら…
これくらいのことやってくれたら
話題性に事欠かないのですけどね。。。
どちらもプライドあるから無理でしょうが
想像だけなら許してもらえますよね。

今年もどうぞ宜しくお願い致します。
<m(__)m>

@lignpontoさん
こんばんは。

笑っていただけるのが
せめてもの慰めです。
ありがとうございます(^^)

とんかつ食べたいなー

Tak管理人 | 2006/01/11 5:46 PM
かなり笑わせてもらいました。
奥様最高!!
マイセンは私も大好きです。
まい泉も大好きですが(笑)
美しいですよね〜☆
ゆかり | 2006/01/11 9:40 PM
@ゆかりさん!
こんばんは。

今度かみさんに会ったら
指差して笑ってやってください。
本人否定するかもしれませんが
事実は事実です(^_^)

とんかつオフでもやりましょうか?!
Tak管理人 | 2006/01/11 11:02 PM
「まい泉」の「泉」は上野の「井泉」からの暖簾分け名かと思いますが、「まい」は何なんでしょうね〜??

本当に「まい泉」の社長が「マイセン」好きだったら面白いですね^^
山桜 | 2006/01/12 11:25 AM
@山桜さん
こんばんは。
コメントありがとうございます。

>上野の「井泉」からの暖簾分け名
そうなのですか!
知りませんでした。
そのお店も是非行ってみたいです。

とんかつどうしても食べたくて
我慢できずに今日のお昼にとうとう
食べてしまいました。
Tak管理人 | 2006/01/12 5:23 PM
こんばんわ。
(⌒▽⌒)ノ_彡☆バンバン!
天気のいい日には庭園美術館の庭で
「マイセン」で「まい泉」を食べましょう♪

私も基本的な思考は
「マイセン」≒「まい泉」ですよっ。
(≒じゃなくて→かな…)(=^_^=) ヘヘヘ

とんかつ食べたいなー ( ̄¬ ̄*) 好物〜♪
りゅう | 2006/01/12 10:21 PM
@りゅうさん
こんばんは。

昨日に引き続き今日もまた
とんかつ食べてしまいました。。。
この展覧会のせいです。

陶磁器の展覧会行って鑑賞してきて
それで後日とんかつにはまるとは
思ってもいませんでした。。。

(^^ゞ
Tak管理人 | 2006/01/13 5:25 PM
きょう、まい泉の前を通りました。
いままで、気づかなかったのですが、わりと頻繁に通っていました。
ワタリアムとナデッフの途中にあるのですから、アートに縁があると言ってもよいのではないでしょうか。

まい泉オフ ぜひ開催してください。
じゅん | 2006/01/15 10:19 PM
@じゅんさん
こんばんは。

画像掲示板にupしていただき
ありがとうございまいた。
ナディッフに行った時に
まい泉は行くこと多いです。
カウンター席もあるので便利です。

まい泉オフ(^.^)良さそうですね!
Tak管理人 | 2006/01/16 12:08 AM
TB&コメントありがとうございました♪
ホント、明日で最後。
あそこのテラスから眺める雪景色も素敵でしょうね〜
中嶋 | 2006/01/21 5:40 PM
@中嶋さん
こんばんは。

今日は別用があって行けませんでしたが
雪が降りしきる中の美術館もいいかもしれません。
次いつ降りますかね?!
Tak管理人 | 2006/01/22 1:06 AM
Takさん、こんにちは
会期終了間際に行ってきました。雪の庭園美術館もおつなものでしたよ。
今回はその造形の精緻さと絵付けの素晴らしさに驚きました。
Takさんが記事の中でご指摘の壺の花々は本当に「焼き物?」と思うくらい精巧でその花びらの薄さはどうやったらあのように作れるのでしょうか?凄いですね。
シャンデリアはあまりにも自然に飾られていたので、うっかり見落としてしまうところでした。(閉館5分前に美術館を走りました)
東京展は終わりましたが、TBさせていただきます。
アイレ | 2006/01/23 10:43 PM
@アイレさん
こんばんは。
TBありがとうございます。

雪の庭園美術館・・・想像しただけでも
その素晴らしい光景が目に浮かんできます。
いいな〜いいな〜

どうやら日本の焼き物を頭の中に
思い浮かべながら観ているせいか
花々の細かな焼き物はとうていそれが
同じ「焼き物」であると結びつきませんでした。
ほんとうに凄いです!

シャンデリア確かに自然でしたね。
そのまま設置していっても違和感ありません。
Tak管理人 | 2006/01/24 11:31 PM
行きたい行きたいと思っていて行き損なってしまいました。
しかも、19日までだと勘違いしていて、です。22日なら行けたものを・・。今ネットで調べなおしてめちゃめちゃ落胆しております。こちらで情報をおすそ分けしていただけて、せめてもの慰みにします。MOA美術館ならなんとか行けるかな・・。でも庭園美術館で見たかった・・。
ところで、マイセンでお皿などによく虫が描かれているのは、当時の”自然界からやっと得られている日常の糧を感謝して、虫さんたちともご馳走を分け合いましょう”
という事からだったと思いましたよ。
花が描かれている物が多いのも、中世以前、生花はなかなか手に入れることの出来ない物で、冬の間は花はないし、豪華な花など貴重品。生花を飾る事もままならなかったゆえ、絵画や磁器に描いた物で目を楽しませ、磁器で作った物を飾る事で、生花の代わりにしたそうです。現代では想像つかない理由があったりで、本当に奥深いですよね。
マイコ | 2006/01/25 3:09 PM
@マイコさん
こんばんは。

とっても勉強になりました。
これ知っていればもっと
違った視点から観ることできたのに・・・残念です。
でも、こちらで教えて頂いたので
次の機会にはこれ役立てて
「虫気持ち悪い」なんて思わずに
「おすそわけ」と思って観てみます。

生花も今だからこそこれだけ簡単に手に入るのですよね。
今の感覚で過去を見てしまう悪い悪い癖です。
当時の様子をイメージしながらでないと・・・いけませんね。

本当に勉強になりました!
ありがとうございます!!
Tak管理人 | 2006/01/25 10:26 PM
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