青い日記帳 

  
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「ミラクル エッシャー展」
上野の森美術館で開催中の
「ミラクル エッシャー展」に行って来ました。


http://escher.jp/

待ちに待ったエッシャー展が始まりました。エッシャー作品はネットなどでしばしば目にすることがありますが、本物の版画(しかも彼自身が印刷した)ものを目にする機会は稀です。

前回Bunkamuraザ・ミュージアムで開催されたのが2006年のことですから、実に12年ぶりの「エッシャー展」となります。


マウリッツ・コルネリス・エッシャー 《》 1961年

エッシャーといえば、こうしただまし絵(トロンプ・ルイユ)的な作品を描いた画家というイメージが強いはずです。


マウリッツ・コルネリス・エッシャー 《発展》 1939年

また、こうした反復・増殖をする独特のモチーフを活かした作品も高い人気を誇ります。今回の「ミラクル エッシャー展」ではこのラスボス的な存在である 《メタモルフォーゼ供佞眦玄┐気譴討い泙后

横幅実に4mもある《メタモルフォーゼ供佞蓮誕生・増殖・そして変身を画中で繰り広げられています。

日本美術の絵巻物を見るような要領で覗きケースを眺め横移動しながらの鑑賞は、決してパソコンの画面やタブレット端末では味わうことの出来ない醍醐味があります。


メタモルフォーゼ》展示風景

ところが、こうしただまし絵や錯視だけがエッシャーではありません。逆にそれだけだとエッシャーの一面しか見ていないことになります。

今回のエッシャー展では、エッシャーの多彩な画才を紹介することを念頭に置き構成がなされています。決して年代順でなく8つのセクションに分けて、エッシャーの知られざる側面に迫っているのです。


8つのキーワードカラー

展覧会全体でのエッシャーの循環する世界を表現するために、色相を系統的に環状に並べた「色相環」からヒントを得て、基本8色相(紫・青・青緑・緑・黄緑・黄・橙・赤)を各章のテーマカラーとしています。これが非常に効いています。

展覧会の構成は以下の通りです。

1.エッシャーと『科学』
2.エッシャーと『聖書』
3.エッシャーと『風景』
4.エッシャーと『人物』
5.エッシャーと『広告』
6.エッシャーと『技法』
7.エッシャーと『反射』(鏡面イメージ)
8.エッシャーと『錯視』
Epilogue.循環する世界



3.エッシャーと『風景』


6.エッシャーと『技法』

上野の森美術館の1階展示室から、階段をあがり2階へ観終えて1階へ戻るとまた、「始まり」が待っているかのような「色相環」を循環する展示となっています。

あたかも、エッシャーの代表作「相対性」や「メビウスの輪」を再現したかのような巡りめく展示空間に酔いしれると共に、エッシャーの意外な側面を見つけて下さい。


マウリッツ・コルネリス・エッシャー《相対性》 1953年


マウリッツ・コルネリス・エッシャー《メビウスの輪》 1961年

個人的に新鮮だったのは「エッシャーと『聖書』」それにイタリア旅行の際に目にした景色を描いた「エッシャーと『風景』」です。木版画で表現されたかなり偏執的なイタリアの風景は必見です。

「エッシャーなんて散々見たよ〜」と思われている方にこそ観てもらいたい展覧会です。だって菊の花まで描いているのですよ!あのエッシャーが。どんな絵だか気になりませんか。


7.エッシャーと『反射』(鏡面イメージ)

そして何と言ってもやはり本物の作品の持つ線のチカラは画像で見るのとでは大違いです。

それと画面下の余白をよく見ると、エッシャーの直筆で「これは自分で印刷した」とか「誰誰に贈る」などオランダ語で書き記されていたりします。エッシャーの「文字」って気になりますよね。是非会場でチェックしてみて下さい。

「ミラクル エッシャー展 奇想版画家の謎を解く8つの鍵」は7月29日までです。混雑する前にお早めに!あなたの知らないエッシャーが手ぐすね引いて待っていますよ!!


生誕120年 イスラエル博物館所蔵
ミラクル エッシャー展 奇想版画家の謎を解く8つの鍵
supported by 弁護士法人 東京ミネルヴァ法律事務所
The Miracle of M.C. Escher: Prints from The Israel Museum, Jerusalem


会期:2018年6月6日(水)〜7月29日(日)※会期中無休
開館時間:10:00〜17:00 
毎週金曜日は20:00まで。※入館は閉館の30分前まで 
会場:上野の森美術館
東京都台東区上野公園1-2
http://www.ueno-mori.org/
主催:イスラエル博物館、産経新聞社、フジテレビジョン、上野の森美術館
後援:イスラエル大使館、J-WAVE
特別協賛:弁護士法人 東京ミネルヴァ法律事務所
協賛:野崎印刷紙業
協力:Blue Dragon Art Company、日本通運
日本展監修:熊澤 弘(東京藝術大学 大学美術館准教授)
公式サイト:http://escher.jp/

All M.C. Escher works copyright © The M.C. Escher Company B.V. - Baarn-Holland. All rights reserved. www.mcescher.com

【関連エントリ】
「ミラクル エッシャー展」公式サイトにコメントが載りました。

サンスポ一面を「エッシャー展」がジャック!!


野老朝雄 Tシャツ[エッシャー展]


日本テセレーションデザイン協会による「しきつめグッズ」

2020年夏季オリンピック・パラリンピックのエンブレムを手掛けた野老朝雄氏が「エッシャー展」のためにデザインしたオリジナルグッズや、日本テセレーションデザイン協会によるグッズは「買い」です!


ふしぎなえ (安野光雅の絵本)

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この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=5128

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注:会場内の画像は主催者の許可を得て撮影したものです。
実際にありそうで、現実的にはない風景である《滝》、ぐるぐると歩いているかのようでつながっていない《相対性》など、教科書で一度は見たことのあるエッシャーの不思議な世界は唯一無二の独特な世界観といっても過言ではないでしょう。今なお、世界中の人々を魅了する版画家エッシャーは、2018年に生誕120周年を迎えます。この記念すべき年に、日本で大規模な回顧展を行うことが決定しました。今回の展覧会は、イスラエル博物館が所蔵する貴重なコレクションであり、作品はすべて日本初公開となります。

本展は、代表的なだまし絵の作品に加え、初期に制作された作品、さらにその版画制作に使用された板や直筆のドローイングが加わった約150点で構成されます。

| 展覧会 | 23:31 | comments(2) | trackbacks(0) |
管理者の承認待ちコメントです。
| - | 2018/06/07 9:42 AM |

流石に混雑していて直筆まで目が届きませんでしたが偏執的な風景画こそテレセーションと言うモザイク表現の源の1つと確信しエッシャーの幾何学風の不思議絵を堪能しました。
| pinewood | 2018/07/20 8:35 PM |










http://bluediary2.jugem.jp/trackback/5128
【お知らせ】

↑単眼鏡紹介記事書きました。

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