青い日記帳 

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動画「松林図屏風」

東京国立博物館で公開中の
長谷川等伯作:国宝「松林図屏風」を観て来ました。


(本館2階の国宝室で1月29日まで公開)

等伯50歳代の作品といわれるこの作品。
何度か目にしてきましたが、何度観てもはっと息がとまりそうになります。



画像で観るかぎりどれほどこの作品の持つ魅力(魔力に近いかな)を
感じ取れないのが残念。デリケートな作品でしょうから仕方ないですけどね。

この作品が東京国立博物館で公開されるのは2年ぶりだそうです。
前回公開された時も観に行きましたが、場所が本館7室でした。
今回展示されている国宝室は部屋の壁の色が小豆色をしています。
最初はそれがとても「邪魔」に思えました。
ところがこの作品を観ているうちにそんなことどうでも良くなってきました。

また、日曜日でしたので結構観に来ていらっしゃる方が
多かったのですが、目の前にたとえ人が立っていても
気にならないほど、この作品には惹きつける何かがあります。

東博の常設展示品はフラッシュやライトをたかなければ
撮影してもokなのが嬉しいです。

屏風は「平面」で観ても面白くありません。
立てて観てこそ屏風です。折り目も大事です。

っということで、撮影してきました。

デジカメでまずは全体の様子を一枚。

手ブレしないように頑張って撮りました!
幻想的でしょ!

さらに今回は動画も
再生ボタンをクリックすると始まります。
ただしこれ携帯で撮影したのでイマイチです。。。
すみません我慢してご覧あれ。


ぼんやりと霧につつまれている能登の海浜の松林。
動画のブレがさらに深い霧のようになってしまいました・・・
もう少し今度は上手く撮影してきます。

この松林図は、日本を代表する水墨画の名作として特に近年注目を集めていますが、紙継ぎがずれていることや、捺されている「等伯」印が後印と見られること、それに加えて最近「月下松林図屏風」(個人蔵)の存在が明らかとなり、「松林図屏風」は本画ではなく下絵の可能性があると見る研究者もいます。
石川県七尾美術館のサイトより引用。

紙継ぎも実物を見ると大変よく分かります。
「等伯」の印が後印であるのは『ギャラリーフェイク』にも出てきましたね。

下絵説は今回の展示を担当された東博の松嶋雅人氏が
草稿(下絵)説を否定し「中国の水墨画を日本において
究極の地点に到達させた最高傑作」とキャプションに記していました。
同意。

長谷川等伯
長谷川等伯

長谷川等伯―真にそれぞれの様を写すべし
長谷川等伯―真にそれぞれの様を写すべし
宮島 新一
展覧会 | permalink | comments(14) | trackbacks(5)

この記事に対するコメント

Takさん、屏風絵はやはり立ててこそですね〜
立体感や奥行きが増して、本当に朝もやの海辺の松林を
一人逍遥しているような世界に浸ることができました。
いいものを見せて戴いて、ありがとうございました。

これは、絶対に見に自分の目で見に行きます!
山桜 | 2006/01/16 10:25 AM
様子とか深い日本など上手く
うーちゃんは、平面で水墨と石川など近いかな
うーちゃんが、可能とかあります
Takが、無料動画や大きい個人などをデジカメしたつもりだった。


BlogPetのうーちゃん | 2006/01/16 10:48 AM
Tak様、よくぞ、レポートして下さいました!!

東博は、年間パスポートを手にしているので、ガンガン行けます。(うれぴ〜〜!!・・・おばさんが・・・いうか?)

写真も動画もOKだったなんて!!嬉しいこと初めて知りました。今度行ったら、応挙も若沖も百済観音のレプリカでももなんでも撮りまくってしまいそう!!

「水のごとくのよう」に、美を知るための軸足を身につけるため、日本の文化をがっつり目に染み込ませたいと願う日々です。

それにしても、時空を越えて見る人々の魂を揺さぶる力は、一体どこから・・・
あべまつ | 2006/01/16 10:55 AM
日曜日…1週間違いだったんですね。
あの臨場感と感動をネットで伝えるのって難しいですよね。
でも、画像、すてきです!
昔、私が東博で観たときは、確か、ふつうの照明部屋の公開だったんですよ。
展示方法の違いで、感動の奥行きもずいぶん違うものです。
tsukinoha | 2006/01/16 12:35 PM
@山桜さん
こんばんは。

そうですね。やっぱり立ててこそです。
そしてあの本物の前に立つことです。
下絵だとかなんだとか周囲の雑音消し飛びます。
こころから好きです。

今回は椅子が用意してあります。ごゆっくりと。

@あべまつさん
こんばんは。

レポートなんてもんではないのですが・・・
たまに写真がきちんと撮れたので。。。
動画はイマイチでしたね。
暗いと駄目です。でも雰囲気だけはお伝えできたかと。

動画は海外の美術館でもほぼ×なのですが
ここは大丈夫でした。念のため伺いましたがokでした。

「無」でしょうね、きっと。
無欲とか無心とかの無です。
雑念や欲望にさいなまれた自分には
到底到達できない心理状態です。

@tsukinohaさん
こんばんは。

急に午後から時間が空いたので
急いで行ってきました!
行った甲斐ありました。色々と。
特にこの等伯は何度見ても良いです。

>昔、私が東博で観たときは、確か、ふつうの照明部屋の公開だったんですよ
ですよね。最近扱いが随分丁寧になってきて
普通の展示室では公開してくれなそうです。
評価がこれだけ近年急に上がった作品も珍しいかもしれません。
Tak管理人 | 2006/01/16 10:59 PM
こんばんは。先日は私のブログにコメント有り難うございます。
行かれたのが一日違いだったのですね。
松林図屏風は、画像だけでみるとぼんやりした画風の水墨画だな、としか思わなかったのですが
この機会に間近で見て感動しました。
みねの | 2006/01/17 1:57 AM
Takさん、コメント、TB有難うございました。
動画、いいですね。
今度、私も挑戦してみます。
Takさんの記事はいつも的確な表現で感心しています。
これからも、参考にさせていただきますので、よろしくお願い致します。

| 2006/01/17 12:37 PM
申し訳ありません名前を記入しないで、送信してしまいました。直前の、コメントは私の投稿です。
mako(雑感ノート) | 2006/01/17 12:40 PM
 こんにちは。TBありがとうございます。
 本当に「立てて観てこそ屏風」ですね。この奥行きが素敵です。
mizdesign | 2006/01/17 3:01 PM
@みねのさん
こんばんは。

常々絵は本物見ないとなんにも分からないと
思っていますが、こういった水墨画、屏風絵も
まさにそうだと思いました。あらためて。
のんびり腰掛けて眼を閉じていると
瞼に松林が浮かんできそうです。

@makoさん
こんばんは。

動画今度挑戦してみて下さい。
upしてある動画サービスサイトは無料で利用できます。
(広告は入りますが。。。)

的確ですかね?
かなーーりいい加減で迷惑おかけしてませんか。心配です。

中心に「道」があるように思えました。見えました。
その先には山が見えました。心理ゲームではないけれど。。。

@mizdesignさん
こんばんは。

例のメール送っておきました。
ご確認下さい。
また貴blogお邪魔させていただきます。
Tak管理人 | 2006/01/17 10:11 PM
TBありがとうございます◎
GREEつながりでしょうか?
綾 | 2006/01/23 8:49 PM
@綾さん
こんばんは。
TBさせていただきましたTakです。

検索でこちらのblog見つけて
記事のまとめ具合が等伯のような感じがして
思わずTB送らせていただきました。

今後とも宜しくお願い致します。

>GREEつながりでしょうか?
ではありません。
Tak管理人 | 2006/01/23 10:35 PM
コメントありがとうございました
本当に美しく、ココロにしみる作品でした
にせの落款・・・見過ごしました
あぁ・・・残念

やっぱり屏風は立ててこそですよね!
僕もそう思いました
そして、あの作品はそれを計算されていると見えました

誰の作だろうとイイものはいいですね
zattchi | 2006/01/27 12:23 PM
@zattchiさん
こんばんは。

またしばらく観られませんが
考えてみると一年中いつでも
観られるよりも何年に一度
しかも限られたときにだけ
観られるというのも悪くないです。

今度観る時はもっと見る目
養っておこうと思います。
今一冊等伯についての本
読んでいる最中です。
Tak管理人 | 2006/01/29 12:14 AM
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