青い日記帳 

TB&リンク大歓迎です!
<< April 2020 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
<< 東京都内の名門美大生による柱巻きアート甲子園「Pillar Art コンペティション」 | main | 『いちばんやさしい美術鑑賞』ってどんな本?! >>

「日本の美 百花繚乱」

北海道立近代美術館で開催中の
東京富士美術館開館35周年秘蔵選「日本の美 百花繚乱」展に行って来ました。


http://www.stv.jp/event/nihonnobi/

今回の札幌旅行では美術館へ行く予定はありませんでしたが、某会場近くにある北海道近代美術館で日本美術の展覧会をやっていると知り朝イチで観に行ってきました。


北海道立近代美術館
http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/knb/

西洋絵画だけでなく多くの日本美術のコレクションも所蔵している東京富士美術館。つい最近も河鍋暁斎の展覧会を開催していました。

「日本の美 百花繚乱」展では、桃山時代から江戸時代の絵画や工芸品を蔵出し的にまとめて紹介する貴重な機会。旅先でこうした展覧会に出会えるのはとてもラッキーなことです。


鈴木其一「風神雷神図襖

宗達の「風神雷神図屏風」を光琳そして抱一がリスペクトし表現してきたことは、琳派の成り立ちを語る上で最も重要なポイントです。

抱一の弟子である其一はその「風神雷神図屏風」を襖絵で表しました。屏風と比べ横に長く間延びした感があるように思えるかもしれません。

でも、そこは其一独自の表現性により「先輩たち」とは違う風神雷神の世界を作り上げています。


本阿弥光悦(書)、宗達派(下絵)「草花図下絵和漢朗詠集和歌

紹介する時代は前後しますが、光悦・宗達による作品も前期後期入れ替えで出ています。ちなみに後期は「草花図下絵和漢朗詠集漢詩」が展示されます。

展覧会の構成は以下の通りです。

序章:近世絵画のはじまり
1章:江戸前期
2章:江戸中期
3章:江戸後期
特集1:工芸(武具・甲冑)
特集2:工芸(陶磁器)
特集3:工芸(漆工)
特集4:浮世絵


潔いというか、ざっくりとした構成となっています。会場内は絵画と共に陶磁器などが展示されているといったよくあるパターンですが、良い作品が出ているのでとても見応えがありました。


古九谷様式「色絵菊花文鉢

北海道まで来てこれだけの日本美術に触れられとはラッキーの一言に尽きます。

また浮世絵の展示は前期が北斎の富嶽三十六景、後期が広重の東海道五十三次と入れ替わります。これは前後期行かねばなりません、札幌市民のみなさま。


伝・俵屋宗達「松桜図屏風

若冲や蕭白といった奇想の画家と呼ばれる絵師たちの作品も出ていますが、個人的にはこの屏風が最も変てこでグッときました。

全然植物的でない表現がたまらなく楽しいですよね。右の松なんて、膝かっくんした人が蒲葵笠かぶっているようにしか見えません。

北の大地で日本美術の愉しさをあらためて感ることの出来た良い展覧会でした。

「日本の美 百花繚乱」展は9月2日までです。


東京富士美術館開館35周年秘蔵選
「日本の美 百花繚乱」


開催期間:2018年7月7日(土)〜9月2日(日)
前期:7月7日(土)〜8月5日(日) 後期:8月9日(木)〜9月2日(日)
休館日:7月16日を除く月曜日
(但し、8月7日(火)・8月8日(水)は作品入替のため本展はお休み)
開館時間:9:30〜17:00(入場は16:30まで)
※会期中金曜日は19:30まで(入場は19:00まで)
※7月20日(金)のみ21:00まで(入場は20:30まで)
会場:北海道立近代美術館
http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/knb/
主催:STV札幌テレビ放送、北海道新聞社
企画協力:東京富士美術館
後援:北海道、北海道教育委員会、札幌市、札幌市教育委員会
協力:STVラジオ


日本・スウェーデン外交関係樹立150周年記念
「長くつ下のピッピの世界展 〜リンドグレーンが描く北欧の暮らしと子どもたち〜」


東京富士美術館では「長くつ下のピッピの世界展」を開催中です!
http://www.fujibi.or.jp/

Twitterやってます。
@taktwi

Facebookもチェック!

この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=5187

JUGEMテーマ:アート・デザイン




いちばんやさしい美術鑑賞』 (ちくま新書)
青い日記帳
戦国大名が群雄割拠した桃山時代から、徳川幕府による260年余の長きにわたった江戸時代にかけては、京都や江戸そして各地の城下町を中心に、日本の芸術が大きく華やいだ時代といえます。絵画、工芸、版画など多岐におよんだその様相は、まさに「百花繚乱」 の言葉の如く、咲き乱れる「美」の花々にも例えられるでしょう。
本展は、東京富士美術館が所蔵する桃山時代から江戸時代にかけての屏風、掛軸、巻子、武具、漆工芸、陶磁器、浮世絵版画を精選し、初公開作品を含む約180点を展覧するものです。桃山時代の豪奢な屏風絵をはじめ、江戸時代の狩野派や琳派の名品、伊藤若冲、曾我蕭白ら「奇想派」と呼ばれる絵師の逸品、そして鈴木其一の《風神雷神図襖》(前期展示)に至るまで、「日本の美」を余すところなくご紹介いたします。また特集展示として、浮世絵の傑作として名高い葛飾北斎《冨嶽三十六景》、歌川広重《東海道五拾三次》を前期・後期に分けて、すべてご覧いただきます。
展覧会 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

この記事に対するコメント

コメントする









この記事のトラックバックURL
トラックバック機能は終了しました。
この記事に対するトラックバック