青い日記帳 

TB&リンク大歓迎です!
<< November 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
<< 雪でも決行!NYLY 東京オフ | main | 「ミヒャエル・ゾーヴァの世界展」 >>

アーティスト・トーク「天明屋尚×松井冬子」

東京都現代美術館で開催中の
「MOTアニュアル2006 No Border ー「日本画」から/「日本画」へ」

一昨日オープニングに行って来ましたが、(記事はこちら
今日はアーティスト・トークを聞きにまた足を運んできました。

1966年生まれ。
独学で絵画を学んだ天明屋尚(てんみょうやひさし)さん。


1974年生まれ。
1995年女子美術短期大学卒業
2002年東京藝術大学卒業
2004年同大学大学院修士課程終了
現在同大学院博士後期過程在学中の松井冬子さん。


この二人の取り合わせを考えた学芸員さんは偉いです。

ニット帽をかぶりジャンパーにスニーカー姿の天明屋さんと
仁清の焼き物のような柄の白い和服に身を包んだ松井さん。

刺青のはいった身体に日本刀を差した武士?を描いた
天明屋さんの作品「BUNSHIN 2005」の前で
トークは静かに行われました。
(そういえばガンダム展でもガンダムに刺青彫ってました。。。)

松井さんに「どうして刺青を描くのですか?」と聞かれ
「刺青を彫るとその人の性格が変ると思う。隠れていた自分が出てくるように思う。」と天明屋さん。
谷崎潤一郎の「刺青」も好きらしいです。

BUNSHIN 2005」も確かに中央に刺青入りの男が立ち
両脇にその男が刀をかざしている絵が描かれています。

「『BURST』は一番カッコイイ雑誌」と天明屋さん語っていました。

司会者がいなく、二人で淡々と会話をしていたので
まとめようがないのですが、二人の答えが明確に分かる点だけ
質問形式にして書いてみますね。

ここからは二人の名前の代わりに絵文字で表します。
男・・・似てないけど天明屋尚さん
女・・・似てないけど松井冬子さん

何故絵を描き始めたか?
男「小学生の頃から絵は上手かった。転校が多かったので友達を作る材料として絵を描くようになった。」
女「小学校の図書館の入口にあったモナリザを見て絵に興味がわき、画集でピカソが11歳の時に描いた絵を見て私も!と思いました。」

作品を描く時に何か聴きますか?
男「演歌からロック、エンヤなどのヒーリングまで何でも聴く。」
女「エンヤですか?見えない、見えない(笑)」
   「私は大音量で音を流しながら藝大で描きます。」

映画とかも観ますか?
男「任侠ものからSFまで何でも観る。」
   「でも最近年のせいか涙もろい。」
   「これは泣けた。」ビッグ・フィッシュ コレクターズ・エディション
     ビッグ・フィッシュ コレクターズ・エディション
女「私は『バカ映画』が好きなんです。コメディーでもくだらないやつが好き。」
   「例えばこれら。」ハートブレイカー
    ハートブレイカー
         ズーランダー スペシャル・コレクターズ・エディション
    ズーランダー スペシャル・コレクターズ・エディション
   
日本画の中で好きな画家は誰ですか?
男河鍋暁斎。作品は勿論、生き方も好き。」
※2002年に「天明屋尚と暁斎展」を開催しています。
   河鍋暁斎
   河鍋暁斎
日本アートセンター, 木下 直之

女「私も暁斎!それに曾我蕭白も。」
   曾我蕭白
   曾我蕭白
狩野 博幸
 
以下は会場にいらしていた方からの質問です。

作品を制作していて行き詰った時はどうすますか?
男「行き詰ったことがない。忙しくて。」
女「自分の勉強不足もあるので図書館やギャラリーへ行きます。」

タイトルはどうやってつけますか?
男「タイトルは重要。辞書を使って文字を選んだりする。」
女「タイトルはやはり重要。絵との相乗効果を狙えるようにつけます。」

線へのこだわりはありますか?
男「書道と同じでメリハリが大事。」
女「髪の毛を特に大事に描いているので筆の良し悪しは重要となります。」

以上あっという間の一時間でした。。。

で、終りじゃつまらないので、、、
まとめられなかった会話などをつらつらと。。。

天「小さい頃家にモナリザのカレンダーがあった。多分銀行かなんかでもらったやつだと思う。一年間モナリザだった。コワイと思った。」
松「私もモナリザは怖いと思います。ダ・ヴィンチ・コードはまだ読んでいませんが。」

松井さんが和服に何故か黒地に「合格」の文字が入ったリストバンドをはめていました。和服にリストバンド??トークショーが始まってすぐに気が付き気になっていました。天明屋さんが聞いてくれました。「それ何?」

松「今度大学院で博士号の試験があるのでそのお守りです」
天「忍者のようだね」「自分も携帯にお守り付けているけど」
松「私も携帯にお守りつけてます!」

松「モデルさんを使って絵を描いているのに自分に似てきてしまいます。
例えば「夜盲症」とかそうですね。」
天「自分もちょっと作品の中の人物と似ているかも。」

松「幽霊の絵を描いていると幽霊祓いになると聞きました。私幽霊見たことないんです。」「幽霊の絵は樹海へ行って…描きました」

天「作品を描いているとき、音楽を聴きながら描いているけど、たまにテレビを付けっ放しで音だけ聴いている時がある。そんな時CMを音だけであれこれどんなだか想像して、しばらくしてから実際にその映像を見て自分が想像していたものとのギャップを楽しんでいる。」


最後に天明屋さんは最近まるくなってきたと言われるそうです。
ネオ日本画絵師で自ら「武闘派」と標榜する彼が丸くなったとは。。。

FIFAワールドカップドイツ大会の公式ポスターを手がけたりと
最近公の仕事が多くなってきたからでしょうか。

松井さんは今、卒論を書いていて大変忙しいそうです。
(「視覚による痛覚について」?←聞き取れなかったので間違っているかも)

「MOTアニュアル2006」はまだ始まったばかり。
トークショーもこれから2回開催されるようです。
2月26日 篠塚聖哉×長沢明×吉田有紀
3月05日 町田久美×三瀬夏之介
講演会 | permalink | comments(5) | trackbacks(2)

この記事に対するコメント

こんばんは。
実は僕も今日MOTにいましたよ(笑)
ただ、アーティストトークは時間の都合で聴くことができず残念に思っていたので、こちらで記事になっていて嬉しいです、感謝です。
対談形式だったんですね。

松井冬子さんの和服姿、きれいでしたね〜。

あと、アーティストトークにあれだけの人が集まるというのもちょっとびっくりでした。美術館の方に聞いてみたら200人弱、とおっしゃってましたが...比較的若い方も大勢いて、やはり作家志望なのかな、と。
DADA. | 2006/01/22 11:47 PM
うーちゃんが、東京都で静かとかをハートブレイカーしたかった。


BlogPetのうーちゃん | 2006/01/23 10:54 AM
@DADA.さん
こんばんは。

いらっしゃったのですか!!
どなたか一人くらいはお会いするかな〜と
思っていたのですが、やはりね〜

対談形式でないほうが良かったと思いました。
まだお二人ともお若いし、
天明屋さんがベラベラしゃべるのもイメージと違うし。。。

>松井冬子さんの和服姿、きれいでしたね〜。
激しく同意。
金曜日のレセプションより断然似合ってました。
良いです。

アーティストトーク残り2回は「こんなこと」には
ならないだろうとおっしゃってました美術館の方。
そうかな〜私は時間があれば全て行くつもりです。
Tak管理人 | 2006/01/23 10:30 PM
画集買いました。対談等載ってる雑誌買い漁りです。NHKTVの再放送見ました。録画しました。今度7月20日午前2:30から再々放送があります。絶対見ます。それにしても松井さんは凄いですね。「容姿端麗」「才色兼備」「ナイスバディ?」正しく現代のジャンヌダルクかクレオパトラですね。提案)この際CDデビューしたらどうでしょうか。
絵画とはまた違った才能が開花するのではないでしょうか。
絶対売れます!!買います。そしてDVDも発売すれば直さらに最高でしょう。この思いは私だけでしょうか。好き勝手
言いましたけど本音です。
マウス | 2008/07/14 10:01 PM
@マウスさん
こんばんは。
コメントありがとうございます。

こうした作家さんは今まで存在しなかったと
思うので、同時代を生きるものとして常に
注目はしています。歴史的に見ても
現代だからこそ成立する売り方ですよね。

先日もナディッフでトークショーありましたが
仕事で参加はできませんでした。
まだまだ露出の機会これから増えると思います。
今はとりあえず画業に専念でしょう。
10年後どうなっているのか興味あります。
Tak管理人 | 2008/07/15 10:07 PM
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://bluediary2.jugem.jp/trackback/519
この記事に対するトラックバック
本日は現代美術館へ No Border 「日本画」から/「日本画」へを観に行きました(^^*) 7人のアーティストさんの作品が展示されているのですが、 お目当ては松井冬子さん♪ 松井さんを知った...
松井冬子 | Kyoko's Diary | 2006/01/23 1:59 PM
期間:2006年1月21日(土)〜3月26日(日) MOTアニュアル2006 N...