青い日記帳 

  
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「世界を変えた書物」展
上野の森美術館で開催中の
「世界を変えた書物」展に行って来ました。


http://www.kanazawa-it.ac.jp/shomotu/

金沢工業大学が所蔵する、コレクション”工学の曙文庫”から選りすぐられた稀覯本の数々を展示する、本好きには堪らない展覧会です。

コペルニクス、ガリレイ、ニュートン、アインシュタインなど世界を一変させた発見や科学技術に関する初版本約130冊が展示されています。


「知の壁」

夢のような空間が上野の森美術館に現出。これは夢ではありません。憧れますよね〜こんな素敵な本に囲まれた部屋。

中には世界にたった2冊しか存在が確認されていない超貴重な本も含まれています。



展覧会の構成は以下の通りです。

「知の壁」
「知の森」
「知の連鎖」
「知の繋がり」


他に、レプリカ展示、年表、映像シアター、東京特別出展などもあります。

「知の壁」を抜けると視界が開けそこには「知の森」が。

ランダムに展示されているのではなく、体系化されているのもこの展覧会の大きな魅力となっています。



稀覯本が一冊ずつ特別に作られた展示ケースに収められています。鑑賞者は上からのぞき誌面にめをやりますが、気になるのはその本の表紙です。

通常本を開いた形で展示すると表紙は隠れてしまい見えなくなってしまいます。ところが、本好きに本好きによるこの展示ではその悩みを解消。

ご覧の通り!


ボエティウス「算術
アウグスブルグ、1488年、初版

覗きケースの底面に鏡が置いてあります。たったそれだけかと思われるかもしれませんが、これがあることにより、出ている本の魅力が何倍にもなるのです。

現代の大量印刷の時代と違い、嘗て本は一冊一冊オーダーメイドで作られるものでした。同じ内容でも表紙が違うのはそうした理由からです。


ルイジ・ガルヴァーニ「筋肉運動による電気の力
ボローニア、1791年、初版

展示プランは、金沢工業大学建築学部の宮下研究室が、考案し構築しているそうです。本棚や展示ケースも学生さんたちの手作り。

多くの方に観てもらおうと入場料も取っていません。なんだか申し訳なってしまいます。これだけの貴重な本を見せて頂きながら。


「知の繋がり」

2012年・金沢21世紀美術館、2013年・名古屋市科学館、2015年・グランフロント大阪北館で公開されてきた「世界を変えた書物展」がいよいよ東京にやって来ました。

本好きだけでなく、理系の方にとっては唸り声を上げたくなるような本ばかりだと思います。

それとまたオリジナルグッズの出来が良い!


「世界を変えた書物」レザーブック&ノート

タブロイド版2種で取り上げた書物全12冊の表紙から紙面まで、ハイライト部分すべてをプリントした、読むべきか書き込むべきか悩ましいノート。革表紙に箔押しの豪華仕様。


「世界を変えた書物」風呂敷(6種)

安政2年創業、京友禅の老舗である“岡重”に別注した、オリジナル風呂敷。コペルニクス「天球の回転について」は表紙と紙面の2種を、デカルト「方法序説」は「我思う故に我あり」のあまりに有名なフレーズを。さまざまなモチーフを抜き出した全6種の先鋭的なデザインはもちろん、高品質な素材やサイズが「グッズ」の域を超えたコラボ商品。

飛ぶように売れていたので、会期終わりには売切れてしまうものも出てきてしまいそうです。

ガリレイ、デューラー、デカルト、ニュートン、ケプラー、ダーウィン、ヴァザーリなどの稀覯書、それもほぼ初版本がわんさか展示されている超幸せ空間です。



「世界を変えた書物展」は9月24日までです。是非是非!

展示は全て写真撮影可能です。


「世界を変えた書物」展

開館期間:2018年9月8日(土)〜9月24日(月・休)
開館時間:午前10時〜午後5時(入場は閉場の30分前まで) 
入場無料
会場:上野の森美術館
http://www.ueno-mori.org/
主催:K.I.T. 金沢工業大学、上野の森美術館
監修:金沢工業大学ライブラリーセンター顧問 竺覚暁
会場構成・展示デザイン:金沢工業大学建築学部 宮下研究室
アドバイザー:立川直樹
アドバイザー:橋本麻里
制作:ハクション
公式サイト:http://www.kanazawa-it.ac.jp/shomotu/


天空の地図 人類は頭上の世界をどう描いてきたのか

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もしコペルニクスが地動説を説かなければ、
太陽は地球の周りを回り続けたかもしれません。
もしニュートンが万有引力を発見しなければ、
もしダーウィンが生物の進化を体系化しなければ……。
彼らは間違いなく、世界に対する認識を一変させた人類が誇る叡智です。
そして、彼らの発見を広く世に伝えた物が書物なのです。
そんな稀覯な初版本を目の当たりにする絶好のチャンス、
それが[世界を変えた書物]展です。
本展では、金沢工業大学 が所蔵するコレクション“工学の曙文庫”から
選りすぐられた稀覯書の数々を、わかりやすく展示公開します。
人類の叡智を未曾有にたたえる「知の森」を辿る旅が、
あなたにとっての刺激的な出逢いと豊かな気づきの場になれば幸いです。

本棚を見ればその人の人となりがわかると言われたのは、いつのことだったでしょう。今ではスマートホンに代表されるインターネット端末にその地位を奪われた感さえあります。しかし古くはメソポタミアの粘土板文書に端を発し、エジプトのパピルスを経て綿々と綴り続けられてきた書物の堆積知には、インターネットが逆立ちしても追いつけない凄みがあることもまた事実です。

“工学の曙文庫”というライブラリーがあります。金沢工業大学が“工学”の観点から、科学的発見、技術的発明の原典初版を収集した稀覯なライブラリーです。収蔵されているのは、グーテンベルクによって印刷技術が発明された15世紀以降の書物。古くはコペルニクスの『天球の回転について』からニュートンの『プリンキピア』、近年のものでは『スペースシャトル・チャレンジャー号の事故に関する調査委員会報告』までが収められています。このライブラリーはいわば、工学を志した全人類の叡智が静かに眠っている「知の森」なのです。

[世界を変えた書物]展、この展覧会は知の森で静かにその時を待っていた工学の叡智を、専門家のための資料という枠組みを超えて、広く一般に紹介することを目的に企画されました。専門家ではない一般の来場者が書物と出逢い、興味を抱きかつ理解しやすくするための展示の根幹を担ったのが金沢工業大学の大学院生・学部生たちです。膨大な蔵書の中から展示する書物を厳選、それらの書物同士の関係性がひと目でわかるような空間デザインを、担当教授とともに練り上げていきます。

この展覧会が、書物が湛える豊かな叡智への、出逢いと気づきのきっかけとなれば幸いです。
| 展覧会 | 23:33 | comments(0) | trackbacks(0) |









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