青い日記帳 

  
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「日本画の挑戦者たち」
山種美術館で開催中の
「日本画の挑戦者たち―大観・春草・古径・御舟―」に行って来ました。


http://www.yamatane-museum.jp/

今年は明治元年(1868年)から満150年の年に当たります。日本が近代化という名目のもと、西洋化に邁進して150年が経ちます。

今でこそ、日本古来の良さを見直す動きがそこかしこに見られますが、今回の展覧会の主役である大観・春草・古径・御舟らが活躍した明治から大正にかけてはそれはそれは居心地の悪い時代だったことでしょう。


速水御舟「昆虫二題 葉蔭魔手・粧蛾舞戯」1926年

現代の我々の目で観ると、どこが「挑戦者」的な絵なのか首を傾げてしまいます。ごく普通に人物や花鳥、物語の一場面を描いているだけのようです。

所謂、洋画(油絵)が時代に合わせ積極的に描く画家が、ぐんと増えたことに対するカウンター的な存在だったのでしょう。

と同時に、日本画の火を消すまいとする強い意志がそこには存在しているのです。


横山大観「燕山の巻」1910年

そのような、視点であらためて山種美術館コレクションの中でも充実度の高い、日本美術院を舞台に活躍した絵師たちの作品と向かい合ってみましょう。

西洋文化に追いつけ、追い越せと国をあげて盲目的に邁進していた時代にあって、日本画を描くことはどれくらい強い風を受けたか想像に難くありません。



「絶対に負けられない戦いがそこにはある」以上の強い気持ちが、これらの日本画を生み出した原動力として向かうと、随分と印象も違ってくるものです。

展覧会の構成は以下の通りです。

1:日本美術院のはじまり
2:再興された日本美術院
3:戦後の日本美術院


日本美術院を立ち上げ盛り上げていった絵師たちの志を継承した作品も今回は多く出ているのが特徴です。昭和に入ってからの作品も多く展示されています。


安田靫彦「出陣の舞」1970年

今回の展覧会の流れの中に安田靫彦を置いてみると、平べったく面白味の希薄な絵と思われがちな彼の作品にも、妙に味わい深いものを感じます。

今回のおススメ作品は御舟を敢えて外して、守屋多々志にします。


守屋多々志「葛の葉」1983年

陰陽師・安倍晴明の母が狐であったという伝説に基づく人形浄瑠璃・歌舞伎の演目「芦屋道満大内鑑」に取材した作品。

狐が変身した「葛の葉」を妻し幸せな生活を送るも、昔話のお約束事としてその正体がばれてしまい、姿を消してしまうというお話。

家族と分かれ一人野で哀しむ狐。守屋多々志が描く「葛の葉」は不思議なことに、人間と狐相応の姿として同時に目に飛び込んできます。

こんな一枚に出会えると、展覧会に来て良かったな〜と心の底から思えるものです。

「日本画の挑戦者たち―大観・春草・古径・御舟―」は11月11日までです。是非!


「[企画展] 日本画の挑戦者たち
―大観・春草・古径・御舟―」


会期:2018年9月15日(土)〜11月11日(日)
*会期中、一部展示替えあり
会場:山種美術館
主催:山種美術館、日本経済新聞社
開館時間:午前10時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日
[但し、9/17(月)、24(月)、10/8(月)は開館、9/18(火)、25(火)、10/9(火)は休館]
http://www.yamatane-museum.jp/

速水御舟《名樹散椿》【重要文化財】の展示期間は、10月16日(火)から11月11日(日)までです。


2018年9月28日全国公開
映画「散り椿」
原  作 :葉室麟「散り椿」(角川文庫刊)
監督・撮影:木村大作
脚  本 :小泉堯史
キャスト :岡田准一、西島秀俊、黒木華、池松壮亮、麻生久美子 他
配  給 :東宝
Ⓒ2018「散り椿」製作委員会
http://chiritsubaki.jp/

岡田准一の主演作、映画「散り椿」に登場する“国宝”って?


Kenko 単眼鏡 ギャラリーEYE 4倍 12mm口径 最短合焦距離19cm 日本製 001400

明るくクリアなフルマルチコート&フェイズコートを装備したレンズ群とプリズム、芸術にマッチしたデザインのギャラリースコープです。遠くのものはもちろん、最短19cmまで近づいてピントが合わせられ、美術館や博物館での芸術品鑑賞に最適な単眼鏡です。すべてのレンズ、すべてのプリズム透過面にマルチコーティングを施した明るい視界。ダハプリズムにはフェイズコートを施し、高コントラスト、高解像度でクリアな視界。ギャラリースコープトップクラスの明るさとクリアな見え味。

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注:会場内の画像は主催者の許可を得て撮影したものです。
近代以降の日本画壇において、常に先導的な役割を担ってきた日本美術院。今年、創立120年を迎えることを記念して、山種美術館では、日本美術院において、特にめざましい活躍をみせた横山大観、菱田春草、小林古径、速水御舟を中心に、画家たちの活動の軌跡をたどる展覧会を開催します。

明治時代に入り、新時代にふさわしい日本画を画家たちは探求していました。その状況下、東京美術学校(現・東京藝術大学)を辞職した岡倉天心は、自らに従った大観をはじめとする若手画家らとともに、1898(明治31)年、日本美術院を創立します。一時、茨城県五浦での苦難の時期を経たものの、1914(大正3)年に、大観たちによって再興されました。その後も、古典に学びつつ日本画の新生面を切り拓こうと挑む多くの画家たちが、日本美術院を舞台に活躍しています。

なかでも注目されるのが、日本美術院の創立に参加した大観と春草、および彼らに続く世代の旗手として活躍した古径と御舟です。大観は再興後も日本美術院の中心的な存在であり続け、春草は16年の短い画業の間に数々の秀作を生み出しました。また、古径は無駄のない線描と清澄な色彩で格調高い画風を確立し、古径より一回り若い御舟は、次々と新たな日本画の創造に挑み続けました。

本展では、これら4名を中心に、日本美術院の草創期に活躍した画家から、現代の日本画壇を代表するにいたる同院の画家の優品をご紹介します。また、院展出品時から高評価を受けた古径の代表作《清姫》全8点を一堂に展示するとともに、昭和期に制作された作品で初めて重要文化財に指定された御舟《名樹散椿》(10月16日−11月11日公開)を特別展示します。

山種コレクションにおける日本美術院の画家たちの作品を通し、新たな日本画の開拓に挑んだ画家たちの軌跡をご覧ください。
| 展覧会 | 23:01 | comments(0) | trackbacks(0) |









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