青い日記帳 

TB&リンク大歓迎です!
<< November 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
<< 8Kで文化財 国宝「聖徳太子絵伝」 | main | 「東山魁夷展」 >>

「フィリップス・コレクション展」ポストカード売れ筋ランクに異変が!

三菱一号館美術館にて、開催中の「フィリップス・コレクション」展(会期:2018年10月17日〜2019年2月11日)。

展覧会の内容ももちろん素晴らしく「叫び」や「ミルクメイド」にもたじろぐことなく、多くの方で賑わっています。


https://mimt.jp/

「フィリップス・コレクション展」展覧会レビュー

展覧会の内容はレビューをご覧頂くとして、展示内容と共に大きな話題となっているのが特設ショップで販売されているポストカードです。

金箔やスチール製のポストカードでもなくごく普通のものですが、驚くべきことに64種ものポストカードを販売しているのです。勿論これは展覧会史上初のことです。



展覧会でいいな〜と思った作品に限ってショップでポストカードが無くてがっかりした経験はどなたもお持ちだと思います。でも「フィリップス・コレクション展」はそんな残念な気持ちになることはありません。

「Store 1894」さんにお願いして1週目と2周目の合計売上枚数TOP10を教えてもらい記事にしたのがこちらです。

ポストカード売れ行きナンバーワンはアノ画家だった!「フィリップス・コレクション展」

納得の作品でしょうか、それとも…

さてさて、この売り上げトップ10はある意味、不動でさほど変化はないのではと思っていたのですが、豈図らんや。

新たに11月中のポストカード売上ランキングを教えてもらったところ、何と1位が入れ替わっていました。まさに下剋上。あのメジャーな画家といえども、常に1位をキープするのは難しいようです。

今回1位に輝いたのは何とデュフィの「画家のアトリエ」でした。


1、画家のアトリエ/デュフィ


2、リハーサル室での踊りの稽古/ドガ

3、アルルの公園の入り口/ゴッホ
4、稽古する踊り子/ドガ
5、ヴェトゥイユへの道/モネ
6、道路工夫/ゴッホ
7、連続/カンディンスキー
8、ルーブシエンヌの雪/シスレー
9、村の大通り/カンペンドンク
10、ノートル・ダム/ルソー


1番と2番は数枚の差ですがわずかにデュフィが多く売れたそうです。11月に入っても暖かい日が続いたことも影響しているのでしょうか。随分と明るい絵が人気を博しました。

現在21種販売しているミニチュアキャンバスもモネに続いてデュフィの売れ行きがよく、お客様に人気がある印象だとのこと。う〜んデュフィか〜〜

本格的な冬となり雪でも降ると「ルーブシエンヌの雪/シスレー」などがぐーんと売行き伸ばしそうですね。

ポストカード売れ行きナンバーワンはアノ画家だった!「フィリップス・コレクション展」

64種ポストカード販売数TOP10引き続きご報告して行きますね。思っていた以上にこれは面白いかも。



折角なので、「Store 1894」さんに今回のポストカードを作るにあたっての「裏話」的なお話も聞いてきました。中々他では聞けない貴重なものですよ〜
展覧会あるあるに、著作権の切れていない画家のポストカードは、売られる機会が少ないというモノがあります。

それは、そのはず、人気画家の作品画像使用料は、その、著作権ロイヤリティと、画像使用料の両方が必要になる場合があり、また、所蔵者も権利を主張する事もあります。

そうなると、ポストカードを普通の価格で販売する事が難しくなります。

ですが、今回のフィリップス・コレクション展では、そこも、チャレンジ、著作権の切れていない、ピカソなど数名の画家の作品もポストカード化しました。ちなみに、ベン・ニコルソン、ココシュカ、ピカソです。貴重品ですよね。


著作権については、没年次第になるので、「フィリップス・コレクション展」オリジナルTシャツで一目稜線です。作家名と生没年が順にプリントされている優れものです。

細かいことが気になるのは右京さんだけではありません。ポストカードが並べられている什器(陳列棚)が斜めに傾いている理由が知りたくてこれも、思い切って伺ってみたところ、こんな裏話を教えてもらえました。

ポストカード什器は、East社デザインの完全オリジナルで新調品です。過去にも、木製、アクリルポケット、様々なモノを用意してきましたが、2018年の最新作は、スチール製の新型となります。

テーマは、ポストカードを立てかけない。

斜めになったポストカードを、優しくそのまま受け止めて、お客様の視線と、美しく向き合えるように工夫してあります。

その為に、まず、ベニヤで原寸サイズのモックアップをつくりました。その時の、壁面につける「受け金具」の角度によって、ポストカードが置かれる角度が変わります。


これまでの経験から、三種類の可能性を試してみて、一番しっくり来た角度で、実際のスチール製で製作しました。

それによって、ポストカードのこぼれどめが、カードを隠す事なく、またポストカードの背面には、艶消しで焼き付け塗装したスチールの板が、来る事で、その、絵柄を選ぶ際に、邪魔にならないだけでなく、より美しく、カード選ぶ時間も楽しく過ごして欲しいという想いが込められています。

スチール製のカード什器の長所は、とにかく薄く作れるという事です。薄くすると、余計な存在を消して、ポストカードを美しく見せる脇役に徹っする事ができるという利点があるのです。
64種のカードを、より美しく、見て頂けると為の工夫がこんなところになされていたとは!こうした裏話を知っているとワクワク空間がさらに何倍も楽しくなりますよね。

展示会場だけで完結させずにショップまでその展示空間の雰囲気を持続させる細かな努力に天晴れです。

「フィリップス・コレクション展」は2019年2月11日までです。三菱一号館美術館は会期末となると必ず混雑し行列が出来ます。なるべく早いうちに観に行きましょう〜


「フィリップス・コレクション展」

会期:2018年10月17日(水)〜2019年2月11日(月・祝)
開館時間:10:00〜18:00 
※入館は閉館の30分前まで(祝日を除く金曜、第2水曜、会期最終週平日は21:00まで)
休館日:月曜日(但し、祝日・振替休日の場合、会期最終週とトークフリーデーの10/29、11/26、1/28は開館) 年末年始(12/31、1/1)
会場:三菱一号館美術館
https://mimt.jp/
主催:三菱一号館美術館、フィリップス・コレクション、読売新聞社、日本テレビ放送網
後援:アメリカ大使館
協賛:大日本印刷
協力:全日本空輸、日本貨物航空

「フィリップス・コレクション展」レビュー


『美術展完全ガイド2019』

こちら書かせて頂きました。「フィリップス・コレクション展」もランキング入り果たしています!

Twitterやってます。
@taktwi

Facebookもチェック!

この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=5310

JUGEMテーマ:アート・デザイン



その他 | permalink | comments(1) | trackbacks(0)

この記事に対するコメント

会期最終週の平日午後9時迄開催なのは嬉しい事です。そのせいか午後も揺ったり見られました。アングルの緻密な女性のportrait背中も実に面白い!
pinewood | 2019/02/06 8:07 PM
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://bluediary2.jugem.jp/trackback/5310
この記事に対するトラックバック