青い日記帳 

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「ミリアム・ハスケル展」

アクセサリーミュージアムで開催中の
「アメリカンドリーマー ミリアム・ハスケル 〜渡辺マリコレクション〜」展に行って来ました。


http://acce-museum.main.jp/

1924年にニューヨークに一軒のセレクトショップがオープンしました。その店を開いたのはウィリアム・ハスケルという女性でした。

その後、ハスケルの作るジュエリーは瞬く間に人気を博し現在まで続くコスチューム・ジュエリー界のトップブランド「ミリアム・ハスケル」として多くの女性の憧れとなっています。


ミリアム・ハスケル Miriam Haskell(1899年〜1981年)
https://en.wikipedia.org/wiki/Miriam_Haskell



ハスケルのネックレスは複数の使い方が可能なものが多くそれが大きな魅力のひとつとなっています。

輪になっていない紐状のネックレス(ラリエット)のトップ部分にクリップが付いていて、巻くだけでなく首元などに留められるようになったものや、ショート・ロングどちらにも使えるようになっているものなどがあります。

服装や気分によってアクセサリーに変化をつけることが出来る機能的なデザインは、当時としては大変エポックなことでした。



「ミリアム・ハスケル」ブランドの人気を高めたのは、天才デザイナーであったフランク・ヘスとの出会いが大きな要因となっています。

フランクがデザイナーに徹し、ハスケルはプロデューサーとして女性を彩るジュエリーを数多く世に送りだしていきました。

またハスケルのジュエリーは全て、細かな手作業で作られています。素材を接着(溶接)せずにワイヤーで台座に取り付けるなど、非常に高度な技術に培われています。



ハスケル自身は1950年代頃から精神を病んでしまい、1957年には事業から完全に手を引いてしまい、病院の入退院を繰り返すようになってしまいました。

同時代のシャネルが晩年までバリバリの現役で華々しく生きたのとは対照的な面があります。

しかし、インディアナ州生まれ、金銭面の関係で大学も中退し地元で働いた資金500ドルを手にし、単身NYやってきてから四半世紀で、世界を代表するジュエリーブランドを作り上げたハスケルの「物語」はまさに当時のアメリカンドリームそのものです。


シノワズリデミパリュールセット
1940〜50年代

今回の企画展は、ミリアム・ハスケル研究の第一人者渡辺マリ氏が蒐集した膨大なコレクションの中から厳選したものを前期と後期に分けて紹介するものです。

アクセサリー・ミュージアムの常設展示室にもミリアム・ハスケルが出ているので、そちらと合わせるとかなりの数の作品を一度に観られます。

ミリアム・ハスケルの名前やブランドを知らなくても、そこにある作品と彼女の「物語」だけでお腹いっぱいになる展覧会です。

「ミリアム・ハスケル展」は前期が12月22日まで。後期が2019年1月17日〜2019年4月14日です。


「アメリカンドリーマー ミリアム・ハスケル 〜渡辺マリコレクション〜」展

会期:
前期 2018年11月13日(火)〜2018年12月22日(土)
後期 2019年1月17日(木)〜2019年4月14日(日)
開館時間:10:00-17:00(最終入場16:30)
定休日:月曜日、日曜日(第4・5)、8月休館(1日〜31日)、年末年始
会場:アクセサリーミュージアム
東京都目黒区上目黒4丁目33番12号
http://acce-museum.main.jp/


アクセサリーミュージアム
http://acce-museum.main.jp/
常設展もとても充実しています!

コスチュームジュエリー に特化した美術館「アクセサリーミュージアム」の所蔵品を特別展示が新宿の伊勢丹で開催されます。ヴィクトリアン時代から現代に至る約150年余の変遷をファッションとともに紹介。


コスチュームジュエリーとファッションの変遷
12月12日(水)〜21日(金)最終日午後6時終了
伊勢丹新宿店本館7階=催物場

「田中元子館長によるギャラリートーク」
・12月12日(水)午後1時から・午後3時から/15日(土)・16日(日)各日午後1時から
・定員:各日各回10名さま

「田中元子館長によるハンドリングセミナー」
貴重な所蔵品を館長のお話しとともにケースから出した状態でご覧頂けます。
・12月15日(土)・16日(日)各日午後3時から
定員:各日5名さま


渡辺マリのミリアム・ハスケルコレクション

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@taktwi

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この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=5319

JUGEMテーマ:アート・デザイン



注:会場内の画像は主催者の許可を得て撮影したものです。
ミリアム・ハスケル研究の第一人者渡辺マリ。その膨大なコレクションが日本でただ一つのコスチュームジュエリー専門の美術館アクセサリーミュージアムに満を持して登場です。
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