青い日記帳 

  
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鈴木康広「ファスナーの船」
平成29年度文化庁文化交流使に就任するなど、海外各都市を巡る国際的アーティスト・鈴木康広(すずき・やすひろ)。

日常の何気ない風景や身近な物からインスピレーションを受け、ものごとの見方を変える作品を手がけています。


鈴木康広

2010年に瀬戸内国際芸術祭にて公開された作品「ファスナーの船」が墨田川にやってきました。

水面をカンバスとし航跡波を描きながら進む姿を、金具がスライドして布を開くファスナーに見立てた作品。こうした作品を生み出す発想はどこからやって来るのでしょう。


©Yasuhiro Suzuki 瀬戸内国際芸術祭2010に出展

鈴木氏が飛行機から東京湾を眺めていた際、とある船がふとファスナーの金具に見えたことからアイデアが生まれたそうです。

その「見えた姿」を実際にやってみようと、「ファスナーの船」プロジェクトとして、まずは2004年にラジコンの模型からスタートしたそうです。

2010年の瀬戸内芸術祭では、ラジコンの船から本物の船へとパワーアップ!実際に船長が操縦する作品として公開し当時大きな話題となりました。

株式会社KADOKAWAと、墨田区主催による「Edo⇄2018 すみだ川再発見!『ふねと水辺のアートプロジェクト』」の第3弾となる「ファスナーの船」の


「隅田川ディスコ with ミラーボールカー」

因みに、これまで野口一将の「うろうろ船を探せ!」や西野達の「墨田川ディスコ with ミラーボールカー」が開催されてきました。

https://sumidagawa2018.com/
 
「ファスナーの船」初運航となる隅田川は、江戸のころから庶民の遊び場であるとともに、武蔵国、下総国という2つの国を隔てる国境でもありました。

そんな境界の役割を担ってきた隅田川が、「ファスナーの船」で開かれたり、繋がったりする様を表現。隅田川の「新しい未来を開く」象徴として、吾妻橋から桜橋の川岸付近を運航されるのです。

都市の「川」では初運航となる「ファスナーの船」果たして皆さんの目にはどのように見えるでしょう。


「ファスナーの船」運航図

浅草駅前の吾妻橋にまずは出かけて実際にこの目で観てきましょう!

ふねと水辺のアートプロジェクト 第3弾「ファスナーの船」

日程:12月14日(金)〜28日(金)
※天候や川の状況により中止の場合あり
時間:12:00〜14:00 ※時間は前後する可能性あり
場所:隅田川・吾妻橋〜桜橋の川岸付近(上記時間帯に往復)
交通:吾妻橋=東武伊勢崎線・東京メトロ銀座線・都営地下鉄
浅草線「浅草駅」から徒歩1分
観覧費:無料
特設サイト:https://sumidagawa2018.com
協力:一般社団法人日本チャーターヨット協会


リバーサイドカフェ「シエロ イ リオ」期間限定メニュー
ふじりんごの包み焼き 

隅田川とゆかりのある葛飾北斎の名所浮世絵「冨嶽三十六景」の1図である「凱風快晴」(赤富士)をイメージ。ラズベリーパウダーで染めたサクサクのパータフィロ(具を詰めて、包み焼きしたり、包み揚げしたり、料理からデザートまで、様々な料理の用途で使われる薄皮)にふじりんごのコンポート、アクセントに柚子を練り込んだ白餡を添えた一品。
https://www.cieloyrio.com/


鈴木康広(アーティスト)

1979年静岡県生まれ。既にあるものや見慣れた現象に新鮮な切り口を与える作品によって、ものの見方や世界のとらえ方を問いかける活動を続けている。代表作に《まばたきの葉》、《ファスナーの船》、《空気の人》など。
美術館を始め、公共空間での展示、大学や企業の研究機関とのコミッションワークにも取り組んでいる。2014年、水戸芸術館にて鈴木康広展「近所の地球」、2017年、箱根彫刻の森美術館にて「鈴木康広 始まりの庭」を開催。「第1回ロンドン・デザイン・ビエンナーレ2016に日本代表として出展。2014毎日デザイン賞受賞。平成29年度文化庁文化交流使。武蔵野美術大学准教授、東京大学先端科学技術研究センター客員研究員。


「Edo⇄2018 すみだ川再発見!『ふねと水辺のアートプロジェクト』」

豊かな文化を育んできた隅田川を現代アートで活性化させ、その歴史的価値を世界に向けて発信することを目的にしたプロジェクトです。

内閣官房東京オリンピック・パラリンピック推進本部事務局の委託により、「平成30年度オリンピック・パラリンピック基本方針推進調査に係る試行プロジェクト」として実施されています。

また、2020年に向けた機運を盛り上げるとともに、2020年以降のレガシーを創出する「beyond2020プログラム」に認証されています。


近所の地球
鈴木康広

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