青い日記帳 

  
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「博物館に初もうで」
東京国立博物館で開催中の
「博物館に初もうで」に行って来ました。


https://www.tnm.jp/

「お正月は、日本の伝統を感じにトーハクへ!」今年で16年目となる「博物館へ初もうで」。今年のトーハクはここ数年に比べて来館者の数も若干少ないように感じました。皆さん皇居へ行かれたのかな?

驚いたのは正月2日であるにも関わらず外国人旅行者が多いこと多いこと。新年を日本で迎える外国人さんも年々増えているのでしょうか。

獅子舞や和太鼓の演奏で賑わうトーハク。まずは今年の干支である猪をモチーフにした作品を集めた展示室へ(本館2階)。

特集「博物館に初もうで イノシシ 勢いのある年に」
2019年1月2日(水)〜1月27日(日) 本館特別1室・特別2室



望月玉泉「萩野猪図屏風」江戸〜明治時代・19世紀

地味な作品が多い中ひと際目を引いたのがこちらの屏風。猪が描かれていなければ、どんなお部屋にも合う日本の秋の情景を描いた素敵な屏風です。

そこに猪が一頭加わると…花札に描かれる「萩と猪」の世界へ一変。でも、この作品とても良かったです。普段は見られないこうしたものと対面出来るのも「博物館に初もうで」ならではのこと。


岸連山「猪図」江戸時代・19世紀 
ハーディ・ウィルソン氏寄贈 東京国立博物館蔵
イノシシは、日本全国に生息しており、狩猟の対象となる身近な動物でした。食用として人の生に密着していることや多産であることなどから、豊穣を象徴する存在であり、「猪突猛進」という言葉があるように、前に突き進む猛烈な勢いが信奉される場合もありました。

猪形土製品
青森県つがる市木造亀ヶ岡出土
縄文時代(後〜晩期)・前2000〜前400年

縄文人が作った猪の愛らしいこと。たまりませんね。シンプルながらも造形バランスと美的センスがギュッと凝縮されています。

狩りが上手く行くよう、留守をする女性たちの手によって作られたものなのでしょう。


国宝 袈裟襷文銅鐸
伝香川県出土
弥生時代(中期)・前2〜前1世紀

国宝指定の銅鐸にも刻まれていたとは!猪侮れません!!

「博物館に初もうで」は干支の作品だけではなく、常設展示室のあちこちでおめでたい作品を贅沢に展示しています。長谷川等伯 国宝「松林図屏風」は2年ぶりの登場となります。


長谷川等伯 国宝「松林図屏風」安土桃山時代・16世紀
本館2室にて1月2日(水)〜1月14日(月・祝)まで展示



いちばんやさしい美術鑑賞』を執筆するにあたり、編集担当者はこの作品を入れたそうにしていました。が、一章を費やしこの作品について深く切り込まんとする意欲が自分に湧かず結局ボツに。

自分にとっては、凄くいいな〜と感じる時と、全く何にも感じない時の振れ幅の非常に大きな作品です。


筆者不詳「紅白梅図屏風」江戸時代・17世紀
東京・高林寺蔵

今日の一押し作品は間違いなくこれです。この突き抜けた感じが実におめでたいというか、馬鹿げているというか…乱暴な作品ですよね〜実に。

因みに屏風を左右どちらにおいても構図としてまとまりが付くように描かれているそうです。正面からきっちり写真に収め、PCかタブレット上で左右置き換えてみましょう。


国宝 広目天(四天王立像のうち)平安時代・12世紀
京都・浄瑠璃寺蔵


国宝 太刀 伯耆安綱(名物 童子切安綱)平安時代・10〜12世紀

時間に余裕がない方は、各展示室にある国宝を観るだけでもとても良い目の保養になります。新年に相応しい作品がこの他にも数多く展示されています。

お正月の定番「博物館に初もうで」は1月27日までです。「亥」に会いに、国宝に会いにまずは上野へ。


「博物館に初もうで」

期間:2019年1月2日(水)〜1月27日(日)
開館時間:9:30〜17:00
※金・土曜日は21:00まで。
※入館は閉館の30分前まで。
休館日:月曜日、2018年12月26日(水)〜2019年1月1日(火・祝)
※1月14日(月・祝)は開館、15日(火)は休館。
東京国立博物館
https://www.tnm.jp/

1月3日(木)のイベント
11:00/13:30 和太鼓 湯島天神白梅太鼓 本館前
11:50/14:20 クラリネット・コンサート ジュリアンズ 平成館ラウンジ
12:40/15:10 獅子舞 葛西囃子中村社中 本館前


いまこそ歩きたい東京国立博物館 (saita mook)
セブン&アイ出版

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イノシシは、日本全国に生息しており、狩猟の対象となる身近な動物でした。中国ではイノシシというとブタに相当しますが、ブタはイノシシを家畜化したもので、食用として人の生に密着していることや多産であることなどから、豊穣を象徴する存在でもありました。また「猪突猛進」という言葉があるように、前に突き進む猛烈な勢いが信奉される場合もありました。
この特集では、そんな猪の猛進を連想するものだけではなく、つぶらな瞳がかわいい「野猪」や足が長い猪の埴輪などをモチーフにした作品も展示します。古来より「猪」を身近に感じてきた人々のまなざしをぜひ感じてください。
新年恒例となる「博物館に初もうで」。トーハクのお正月の定番となった国宝「松林図屛風」が、このお正月2年ぶりに本館で展示します。その他にもお正月ならではの名品と、新年の干支「亥」をテーマにした作品で皆様のご来館をお待ちしております。
| 展覧会 | 22:35 | comments(0) | trackbacks(0) |









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