青い日記帳 

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5月20日まで「トルコ至宝展」お見逃しなく!

東京国立新美術館にて好評開催中の「トルコ至宝展 チューリップの宮殿 トプカプの美」にはもう行かれましたか?


https://turkey2019.exhn.jp/

3月から始まった「トルコ至宝展」も5月20日が最終日。「いつか行こう」と思っていたら展覧会終わっていたなんて悲しい事態に陥らぬよう残り約一週間のうちに都合つけ国立新美術館へ行きましょう。


儀式用宝飾水筒」オスマン帝国 16世紀後半

歴代のスルタンたちの至宝が収められているトプカプ宮殿から12年ぶりに日本にやって来ています。記憶が正しければ前回は2007年、東京都美術館で開催された「トプカプ宮殿の至宝展」以来です。

金銀財宝系の展示作品ばかりでなく、今回のトルコ展ではスルタンの生活やトルコ人が愛してやまない花チューリップに焦点を当てるなど深いテーマ性を持たせています。


アブドゥッラー・ブハーリー「ピンク色の燕尾型チューリップ
オスマン帝国 18世紀中期

豪華絢爛の『トルコ至宝展』、宝物がチューリップばかりの理由とは?

こちらに何故、トルコ人がそこまでチューリップを愛でるのか、理由がはっきりと書かれています。勿論展覧会会場のキャプションにも記されています。

日本人が桜を愛するのと同じ面もありながら、歴史的宗教的な事柄が加わるため結果的・現象的にかなり違った側面を有していることが分かります。


詩集のワニス塗り表紙」18世紀前半 トプカプ宮殿博物館

宝飾品や絢爛豪華な作品を敢えて外したかのように、今回の「トルコ展」ではこれまで目にしたことのないものが次から次へと飛び込んできます。

特に布製の展示物が多いのが特徴でしょうか。



現代アート作品のようなこの巨大な展示物、一体何だと思いますか?

「サーイェバーン」とよばれるスルタンが使用した「日陰テント」なのです。天蓋もしっかりとついています。

こうしたものを観ると、元々オスマン帝国が遊牧民から誕生していることがはっきりと見て取れます。

それにしてもこんなに大きな日陰テントでなくてもね〜いやでも、スルタンの力を誇示するためにはこれくらいは最低でも必要だったのでしょうね。





展示室のデザインもトプカプ宮殿の再現とまではいきませんが、かなり頑張っています。如何せんあの天井高のある新美の2階での展示です。ただ作品を並べただけでは見栄えしません。

「トルコ至宝展」会場構成

第1章:トプカプ宮殿とスルタン
第2章:オスマン帝国の宮殿とチューリップ
第3章:トルコと日本の交流


「第3章:トルコと日本の交流」は予備知識がないと楽しめないので、トルコと日本の交流の歴史を軽く予習して行きましょう。

卜ルコと日本の交流は、岩倉使節団員の島地黙雷(西本願寺僧侶)と福地源一郎(ジャーナリスト、戯曲家)が1873年にイスタンブルを訪問したことに始まります。

その後天皇家とオスマン帝国の君主であるスルタンとの皇室外交、文民官民の往来など正式な国交が結ばれる以前からアジアの東西両端に位置する両国の交流は絶えることがありませんでした。

1890年にオスマン帝国軍艦エルトゥールル号が和歌山県串本町沖で遭難した際の日本人による救出活動や、
野田正太郎(時事新報記者)、山田寅次郎(商人、後に茶道宗徧流第八代家元)が義援金をトルコヘ持参した事はトルコと日本の友好のしるしとなりました。
トルコ至宝展を楽しむためのミニコラム」より。

遠いようで近い国トルコの魅力を深く味わえる展覧会です。5月20日まで。何とか時間捻出して出かけましょう!

今なら、「吉岡徳仁 ガラスの茶室 – 光庵」も国立新美術館で展示されています。


「ガラスの茶室」写真撮影OKです。

「トルコ至宝展」は、東京展終了後、京都へ巡回します。
会期:2019年6月14日(金)〜7月28日(日)
会場:京都国立近代美術館(岡崎公園内)

音声ガイドのナビゲーターは木村文乃さんです!


トルコ文化年2019
「トルコ至宝展 チューリップの宮殿 トプカプの美」


会期:2019年3月20日(水)〜5月20日(月)
休館日:毎週火曜日
※ただし4/30(火)は開館
開館時間:10:00 〜 18:00 
※毎週金曜日・土曜日は 20:00まで
※2019年4月26日(金)〜5月5日(日)は20:00まで
※入場は閉館の30分前まで
会場:国立新美術館 企画展示室2E
http://www.nact.jp/
主催:国立新美術館、トルコ共和国大使館、日本経済新聞社、TBS、BS-TBS
後援:トルコ共和国大統領府
協賛:伊藤忠商事、損保ジャパン日本興亜、大日本印刷、東レ、トヨタ自動車、日本製粉、BIGLOBE
特別協力:ターキッシュ エアラインズ
協力:トルコ共和国文化観光省、トプカプ宮殿博物館、日本・トルコ協会
https://turkey2019.exhn.jp/


夢の雫、黄金の鳥籠(1) (フラワーコミックスα)

オスマン帝国のスレイマン1世とその寵姫ヒュッレムの生涯を描いた人気漫画『夢の雫 黄金の鳥籠(きんのとりかご)』(小学館「姉系プチコミック」連載中)の作者・篠原千絵さんと、木村文乃さんの対談が公式サイトに掲載されています。

Twitterやってます。
@taktwi

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この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=5475

JUGEMテーマ:アート・デザイン



2019年、トルコの多様な芸術や文化を紹介する「トルコ至宝展」を東京と京都で開催します。
アジアとヨーロッパにまたがる交易の要地・トルコは、多様な文化を受容・融合し、比類ない美を育んできました。
本展では、イスタンブルのトプカプ宮殿博物館が所蔵する貴重な宝飾品、美術工芸品をとおして、花々、とりわけチューリップを愛でた宮殿の生活、オスマン帝国の美意識や文化、芸術観を紹介します。

また、オスマン帝国のスルタンと日本の皇室の交流を示す品々のほか、明治期の日本美術品を里帰りさせるなど、両国の友好関係にも光をあてます。

アジアの東と西の端に位置する両国民が交流のすそ野を広げ、友好を未来につなげることを願って開催するのが今回の展覧会です。そのほとんどが初来日となる約170点の作品を通して、トルコの歴史、文化、美を愛でる国民性をより深く理解する機会となれば幸いです。
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