青い日記帳 

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岡田美術館「金屏風展」関連講演会

岡田美術館で好評開催中の特別展「これぞ黄金の国・日本 金屏風展 ―狩野派・長谷川派・琳派など―」


https://www.okada-museum.com/

以下のような展示構成で、岡田美術館3階の4つの展示室を黄金の屏風で埋め尽くしているとても刺激的な展覧会です。

第1室 金屏風隆盛(桃山時代〜江戸時代前期)
第2室 名所と物語(江戸時代前期)
第3室 琳派の金屏風(江戸時代前期〜近代)
第4室 優美・瀟洒な金屏風(江戸時代後期)/総金地屏風リバイバル(明治〜昭和初期)



狩野派「春秋花鳥図屏風
桃山〜江戸時代初期 16世紀

ところで、「金屏風」はいつ頃から作られどのように発展していったのでしょう。
「屏風」は、文献上では『日本書記』に初めてその語が確認され、実際の作品としては、奈良時代の正倉院御物に含まれるものが最古とされます。続く平安時代、鎌倉時代の作品はわずかで、数が増えるのは室町時代のこと。当時盛んであった水墨画の屏風と極彩色の屏風が描かれ、金で飾った豪華な「金屏風」が作られるようになりました。金屏風は、日常や儀礼の際の調度品として使われる一方、幕府や有力大名から中国・朝鮮・ヨーロッパの国王などに贈られ、外交上の重要な役割を果たしてきました。「金屏風」を知らない人、目にしたことの無い人はいませんが、では、それについてじっくりと考えたことのある人は果たしてどの程度いるでしょう。
自分も『いちばんやさしい美術鑑賞』を書くにあたり、色々と調べていくと、知らないことの連続で、とても勉強になったのを思い出します。

世界に数点しかない「曜変天目」だとその秘密について手を尽くし調べるものですが、ドラマや博物館で年中目にする「金屏風」となると、知ろうという意欲がわいてこないのが実情です。

実際に、Amazonで「金屏風」で検索しても書籍でヒットする専門書や解説書の類は1点もありません。


尾形光琳「菊図屏風
江戸時代前期 18世紀初頭
展示期間:7月5日(金)〜9月29日(日)

目にしたことは何度もあるけれど、体系的に金屏風について知る機会がこれまでありませんでした。

今回の岡田美術館「金屏風展」開催に際し、2つの関連講演会が予定されています。この講演会に合わせて展覧会を観に行かれてはいかがでしょうか。

講演会「屏風を使う」
開催日程:2019年6月22日(土)13:00〜14:30
開催場所:5階ホール
講師:榊原悟氏(岡崎市美術博物館 館長)
参加費:無料(要入館料)
定 員:先着80名

講演会「琳派の金屏風」
開催日程:2019年7月13日(土)13:00〜14:30
開催場所:5階ホール
講師:小林 忠(岡田美術館 館長)
参加費:無料(要入館料)
定 員:先着80名

【お申し込み方法】
電話にてお名前・お申込み人数・ご連絡先をお知らせください。
定員に達し次第、応募を締め切らせていただきます。
電話番号:0460-87-3931(岡田美術館代表)

「金屏風展」のリリースに掲載されていたこれご存知でしたか?目から鱗が落ちるとは、まさにこのことですよね。


興味深いことに、古い屏風絵は、1扇(パネル1枚)ごとに縁取りがされ、画面がつながっていませんでした(図 1)。それが2扇ごとの縁取りになり(図 2)、ついに全体が1つにつながったのが室町時代の始まる頃であったと考えられています(図 3)。こうして大画面が可能となったことこそが、屏風絵の魅力を増し、金屏風のもつ大迫力を生んだのです。

講演会でどんなお話が聞けるのか楽しみです。会場が美術館内ということで、金屏風を観てから聴いて、そしてまた展示室へ戻る。なんてことも可能です。

お話伺った後は実際に作品を観たくなるものですからね。


木村武山「松に鶴図屏風
昭和2年(1927年)

講演会の他にも、毎週金曜日開催 午前11時から、学芸員さんによるギャラリートークも行われています。(2019年4月19日〜9月20日)

今の季節は、岡田美術館庭園で箱根の美しい花々や鳥たちを目にすることも出来ます。鑑賞後は敷地内から湧き出る100%源泉かけ流し(加水・加温なし)の天然温泉(足湯)でゆったり疲れを癒せるのも岡田美術館ならではの魅力です。


特別展「これぞ黄金の国・日本 金屏風展―狩野派・長谷川派・琳派など―」

会期:2019年4月6日(土)〜2019年9月29日(日)
休館日 会期中休館日なし
開館時間 9:00〜17:00(入館は 16:30 まで)
会場:岡田美術館
主催:岡田美術館
所在地 神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷 493-1
https://www.okada-museum.com/

岡田美術館「カフェ開化亭」を紹介しています!


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何枚かのパネルが連続し、折りたたむことのできる「屏風」は、中国で発祥して日本にもたらされ、独自の発達を遂げた調度品です。とりわけ、あでやかに彩り、輝く黄金で加飾した「金屏風」は、国内で幅広く使われただけでなく、アジアやヨーロッパの国王などに進物として贈られ、国際的に喜ばれた日本ならではの美術品でした。
本展では、岡田美術館の3階を会場とし、「日本美術の花」といえる金屏風によって全4室を埋め尽くします。金屏風に限定して構成する企画は、展覧会として初の試みといえるでしょう。展示されるのは、桃山時代から昭和初期にいたる、狩野派・長谷川派・琳派ほかの画家たちが手掛けた花鳥画・名所絵・物語絵・山水図など約30点です。照り輝く金地、画面を力強く流れる金雲、たな引く金霞など、金の表現方法は実に多様で、そこには金という素材に対する日本人の繊細な感性がうかがわれます。作品ごとに異なる金の使い方や、時代による変遷などに注目しながら、豪華絢爛な「黄金の空間」をお楽しみください。
*会期中、一部展示替を行います。
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