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「松方コレクション展」を単眼鏡で細部まで楽しもう。

上野、国立西洋美術館で大好評開催中の「松方コレクション展

単眼鏡による「松方コレクション展」美術鑑賞術


https://artexhibition.jp/matsukata2019/

展覧会レビュー自体は早々にブログに書きました。

もう一本、さらに詳しい「松方コレクション展」の鑑賞術について、以前「美術鑑賞を劇的に変えてくれる必携アイテム単眼鏡」でお世話になったケンコートキナーさんから依頼を受け、書いてみました。

単眼鏡による「松方コレクション展」美術鑑賞術



今回の展覧会では壁に横一列に展示するだけでなく、ヨーロッパの美術館のように絵を上下2段、3段と重ねての展示がなされている箇所があります。

最近、目を患い眼科医に通っていることもあり、コンタクトレンズよりも視力が落ちる眼鏡での鑑賞を余儀なくされているので、どうしても単眼鏡が欠かせないアイテムとなります。


Kenko 単眼鏡 ギャラリーEYE 4倍 12mm口径 最短合焦距離19cm BLACK 日本製 001462

新色のブラックを借りていざ展示室へ!



戦争で夫であり父親である主を亡くし茫然とする未亡人や残された子供たちの表情も単眼鏡があるおかげでバッチリ観ることが出来ます。


リュシアン・シモン《墓地のブルターニュの女たち》1918年頃 水彩・グアッシュ、紙 
国立西洋美術館(松方コレクション)

今回の展覧会のひとつの目玉である長らく行方不明だったクロード・モネ《睡蓮、柳の反映》。

初公開となるモネの睡蓮は、破損は激しいものの、逆に普段は絶対に観られない細部の筆致は色の重なりなどが確認できます。


クロード・モネ《睡蓮、柳の反映》1916年 油彩、カンヴァス 
国立西洋美術館(旧松方コレクション)※修復前



これは是非、単眼鏡を使って観たい箇所です。

松方が手土産にブランデーを持ち、モネの住むジヴェルニーまで出向き、依頼して描いてもらったといわれる作品です。

全世界中のモネファンがこの作品を観たいと思っていることでしょう。なにせ約60年の長きにわたり行方知らずだったのですから。

誰もが初めて目にするクロード・モネ《睡蓮、柳の反映》をはじめ、松方幸次郎が50歳になってから爆買いした名画の数々を、単眼鏡でしっかりと一枚一枚観てみましょう。



単眼鏡による「松方コレクション展」美術鑑賞術

美術鑑賞を劇的に変えてくれる必携アイテム単眼鏡

「松方コレクション展」は9月23日までです。巡回はしません。上野国立西洋美術館へ是非!!


国立西洋美術館開館60周年記念
「松方コレクション展」


会期:2019年6月11日(火)〜2019年9月23日(月・祝)
開館時間:9:30〜17:30
毎週金・土曜日:9:30〜21:00
※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日、(ただし、7月15日(月・祝)、8月12日(月・休)、9月16日(月・祝)、9月23日(月・祝)は開館)、7月16日(火)
会場:国立西洋美術館
http://www.nmwa.go.jp/
主催:国立西洋美術館、読売新聞社、NHK、NHKプロモーション
協賛:清水建設、損保ジャパン日本興亜、NISSHA、三井住友銀行
協力:日本航空、西洋美術振興財団
https://artexhibition.jp/matsukata2019/


『美しき愚かものたちのタブロー』
原田マハ(著)

日本に初めて「美術館」という概念をもたらした破天荒な実業家、松方幸次郎。戦火のフランスで絵画コレクションを守り抜いた孤独な飛行機乗り、日置三郎。そして、敗戦国・日本にアートとプライドを取り戻した男たち――。奇跡が積み重なった、国立西洋美術館の誕生秘話。

こちらも開催中です。

日本・フィンランド外交関係樹立100周年記念
モダン・ウーマン―フィンランド美術を彩った女性芸術家たち

2019年6月18日(火)〜2019年9月23日(月・祝)


『松方コレクションのすべて』 (時空旅人別冊)

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神戸の川崎造船所(現・川崎重工業株式会社)を率いた松方幸次郎(1866(慶応元年12月1日)−1950)は、第一次世界大戦による船舶需要を背景に事業を拡大しつつ、1916-1927年頃のロンドンやパリで大量の美術品を買い集めます。当時の松方のコレクションは、モネやゴーガン、ゴッホからロダンの彫刻、近代イギリス絵画、中世の板絵、タペストリーまで多様な時代・地域・ジャンルからなり、日本のために買い戻した浮世絵約8000点も加えれば1万点に及ぶ規模でした。

しかし1927年、昭和金融恐慌のあおりで造船所は経営破綻に陥り、コレクションは流転の運命をたどります。日本に到着していた作品群は売り立てられ、ヨーロッパに残されていた作品も一部はロンドンの倉庫火災で焼失、さらに他の一部は第二次世界大戦末期のパリでフランス政府に接収されました。戦後、フランスから日本へ寄贈返還された375点とともに、1959年、国立西洋美術館が誕生したとき、ようやく松方コレクションは安住の地を見出したのです。

開館60周年を記念した本展では、名高いゴッホ《アルルの寝室》や、2016年に発見されたモネの《睡蓮、柳の反映》など国内外に散逸した名品も含めた作品約160点や歴史資料とともに、時代の荒波に翻弄され続けた松方コレクションの百年に及ぶ航海の軌跡をたどります。
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