青い日記帳 

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「MAY I START? 計良宏文の越境するヘアメイク」

埼玉県立近代美術館で開催中の
「MAY I START? 計良宏文の越境するヘアメイク」展に行って来ました。


http://www.pref.spec.ed.jp/momas/

まずは、計良宏文氏について。

【計良宏文(けら・ひろふみ) プロフィール】
1971年新潟県生まれ。資生堂トップヘアメイクアップアーティスト。ヘアケアブランド「TSUBAKI」などの宣伝広告、MIKIO SAKABE、ANREALAGE、 SOMARTAほか多数のファッションブランドのショーを手がけるなど、グローバルに活躍中。多彩な質感を生み出すヘア技術に定評があり、多くの女優・タレントから支持を得ている。ビューティー&ファッション界以外でも、現代美術家・森村泰昌をはじめ、写真家・華道家の勅使河原城一、人形遣い・勘緑などさまざまなジャンルのアーティストとのコラボレーションを展開している。

https://hma.shiseidogroup.jp/kera/


でんぱ組.inc

埼玉県立近代美術館さんは、絵画展だけでなく、こうした刺激的で知的好奇心をくすぐる展覧会を毎年開催してくれる貴重な存在。

日常の生活では、メディアに掲載される計良さんの仕事を意識して「観る」ことはしませんが、こうして「計良宏文展」としてくれることで、様々な気付きに出会えるものです。


計良宏文×勅使河原城一「Flowers わたしを咲かせなさい

単にヘアメイクと言っても、名だたるブランドやアーティストたちをより魅力的に且つ効果的に魅せるための大きな役割を担っています。

会場全体に繰り広げられる非日常的な世界は、非常に魅惑的であり、しかも多岐に渡るため全く飽きることがありません。


文楽人形(マイヒン)

参加ブランド・作家名は以下の通りです。(五十音順)

ANREALAGE(デザイナー 森永邦彦)
勘緑(人形遣い)
SOMARTA(デザイナー 廣川玉枝)
勅使河原城一(写真家・華道家)
蜷川実花(写真家)
MIKIO SAKABE(デザイナー 坂部三樹郎)
森村泰昌(現代美術家)
writtenafterwards(デザイナー 山縣良和)
LIMI feu(デザイナー 山本里美)



森村泰昌さんのヘアメイクを計良さんが担当していることを初めて知りました。

何度も森村作品は目にしているのですが、作家の顔ばかりに注目が行ってしまい、ヘアメイクや衣装まで意識がまわっていなかったようです。

また、個人的にも好きで以前少しだけご協力したことのあるSOMARTA(デザイナー 廣川玉枝)もまた、計良さんがショーのヘアメイク担当だったとは…


SOMARTA 2019年春夏コレクション「PRIMITIVE」

「縄文フューチャー」なヘアスタイルをデザイナーから求められた計良さんは、毛束を細かく立体的に編みこむことで、縄文土器の装飾パターンを見事再現しています。

原初的な美と洗練され計算され尽くされた美が共存しています。



一部を除き写真撮影も可能ですし、ぐっと近くに寄って観ることも出来ます。

森美術館「六本木クロッシング2019展」でも展示されていた、ANREALAGE(デザイナー 森永邦彦)の未来的な服。



フラッシュをONにして撮影するとご覧のように!!

ヘアメイクアーティストの展覧会の枠を超えた面白さが会場内に溢れています。文楽の映像も実に見応えがありました。

「MAY I START? 計良宏文の越境するヘアメイク」は9月1日までです。北浦和まで是非是非〜


MAY I START? 計良宏文の越境するヘアメイク

会期:2019年7月6日 (土) 〜 9月1日 (日)
休館日:月曜日(7月15日、8月12日は開館)
開館時間:10:00 〜 17:30 (入場は17:00まで)
会場:埼玉県立近代美術館
http://www.pref.spec.ed.jp/momas/
主催:埼玉県立近代美術館
特別協力:株式会社資生堂
制作協力:株式会社クラフティ、株式会社七彩、株式会社カラーサイエンスラボ
協力:JR東日本大宮支社、FM NACK 5
会場構成:海法圭(海法圭建築設計事務所)

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JUGEMテーマ:アート・デザイン



ヘアスタイリングとメイクアップの両方を指す「ヘアメイク」は、美容やファッションの領域だけでなく、映像や舞台、パフォーミングアーツなど、今日のさまざまな表現に欠かすことのできないものです。その施術者=ヘアメイクアップアーティストの技術と美意識は、単に表現の裏方としてではない、クリエーションとしての価値と魅力を持っています。
 この展覧会は、今注目のヘアメイクアップアーティスト・計良宏文(けら・ひろふみ)の仕事を通して、ヘアメイクの現在と可能性を新たな視点からとらえるものです。計良は宣伝広告や雑誌のヘアメイクを数多く手がけ、パリコレクションをはじめ国内外のファッションショーでヘアチーフを務めるなど、ファッション&ビューティーの最前線で活躍してきました。一方で、近年は現代美術など他領域のアーティストと積極的に協働し、ヘアメイクの概念を刷新する活動を展開しています。
 展示では、広く知られる宣伝広告などの仕事から、従来のヘアメイクの枠を超える挑戦的な仕事まで、計良のクリエーションの全貌を紹介します。計良がヘアメイクを担当した森村泰昌の作品や、かしら(頭部)を制作した文楽人形など、これまでのコラボレーションの成果を紹介するとともに、ファッションデザイナー・坂部三樹郎との共作による大規模な新作映像インスタレーションも発表します。
 本展タイトルの「May I Start?」は、計良がファッションショーのバックステージでヘアメイクを施す前にモデルにかける言葉からとっていますが、今まさに彼がスタートさせた新たな挑戦の数々を目撃してほしい、という計良から鑑賞者への呼びかけでもあります。既成のジャンルを軽やかに越境し、ヘアメイクの可能性に挑む計良宏文の現在地にぜひご注目ください。
展覧会 | permalink | comments(1) | trackbacks(0)

この記事に対するコメント

縄文フューチャーやビデオインスタレーション、文楽人形風なユニットも興味深い!
pinewood | 2019/08/29 5:44 PM
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