青い日記帳 

TB&リンク大歓迎です!
<< September 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
<< 『失われたアートの謎を解く』の謎を解く!メールマガジン配信!! | main | 三菱一号館美術館「Café 1894」でアフタヌーンティー >>

「あそびのじかん」

東京都現代美術館で開催中の
「あそびのじかん」展に行って来ました。


https://www.mot-art-museum.jp/

約3年にわたりリニューアル工事を行っていた東京都現代美術館。2019年3月29日にリニューアル・オープンしました。もう新しくなったMOTへは行かれましたか。

建物自体はそのままですが、使い勝手が向上しました。と、同時に休館している間に美術館周辺には高層マンションがあちこちに建ち、人口もぐんと増えました。


タノタイガ「タノニマスワークショップ」

小学生以上(小学生は保護者同伴)が対象の関連イベントのワークショップもあっと言う間に満杯になってしまったようです。

人口が単に増加しただけでなく、美術館に足を運ぶ層が増えたのだと思われます。前回のオープニング記念展の時もそうでしたが今回は特にそれを強く感じました。

もうジブリの力を借りなくても東京都現代美術館は夏の企画展上手いことできそうですね。


タノタイガ「タノニマス

広い現代美術館の会場で「あそび」をテーマにした夏休みの子供たち向けの展覧会です。でも子供よりも大人たちの方がはしゃいでいたようです。

かく言う自分もその一人です。


ハンバーグ隊

こうした体験型の展覧会は、やはり行ってみて自分も参加してなんぼです。

それにしても、広い展示室の割には参加アーティストが少ないように観に行く前は思っていました。

「あそびのじかん」参加アーティスト(展示構成もこの順番です)

開発好明
野村和弘
ハンバーグ隊
タノタイガ
TOLTA(トルタ)
うしお



開発好明「受験の壁

美術館という空間は考えてみると不思議な場所で、この「受験の壁」が例えば講演や何かのイベント会場に設置されていても、これほど熱心に皆が登ったり迷路を彷徨ったりはしないはずです。

地方の芸術祭であっても同じこと。それがミュージアム空間に存在していると「やってみよう!」という気持ちにさせるのです。


うしお「不如意の儀

このうしおの迷路的な作品も同様です。

同じく、TOLTA(トルタ)の「ポジティブな呪いのつみき」も学校の図書館にあっても誰も見向きもしないような作品ですが、展示室にあると夢中で言葉遊びに興じ始めます。

子どもたちは、作家が意図していることなどとは無関係に、素直に楽しんでおり、その姿がとても羨ましく思えてなりませんでした。


TOLTA(トルタ)「漠然とした夢の雲

まだ幼稚園に入っていない甥っ子が仮面ライダーの変身ベルトが欲しいというのでAmazon経由でプレゼントしました。SNSで喜んで遊んでいる様子を伝えてもらいオジサンとしては大満足。

ところが、甥っ子くんには仮面ライダーの番組自体は難しくてストーリーや登場人物の相関図など全く分かっていないそうなのです。それでも本当に素直に楽しそうにベルトで遊んでくれています。

「あそびのじかん」に来ると、美術作品を難しく考え過ぎている大人(自分)が滑稽にさえ思えてきます。意味など分からずとも目の前にあるもので遊んじゃえばよいのです。冷暖房完備、危険がないか見守ってくれる監視員付きです!


野村和弘「笑う祭壇

色とりどり大きさもまちまちのボタンを投げて、小さな台の上に載せるシンプルな作品です。

シンプルだからこそ、のめり込んでしまいます。無我夢中とはこのこと。ただし誰も成功しません。(8月末までの成功者僅か6名!)

森美術館で同様の作品にチャレンジした際は、子供が一人もいなくお洒落な大人だけだったので5,6個投げて終わりにしてしまいました。

でも、東京都現代美術館「あそびのじかん」では違いました。


野村和弘「笑う祭壇

「失敗」に終わった無数のボタンが床に散らばり大きな「絵」のように見えてきたところで、止めにしました。

遊んでばかりいないで勉強しなさい!といつもは厳しいお母さんも「あそびのじかん」では、童心に返りボタンを投げまくっていました。

「あそびのじかん」展は10月20日まで開催しています。まだまだ会期はあります。是非是非〜写真撮影も全てOKです!


「あそびのじかん」

会期:2019年7月20日(土)〜 10月20日(日)
休館日:月曜日(8月12日、9月16、23日、10月14日は開館)、8月13日、9月17、24日、10月15日
開館時間:10:00−18:00(7月26日、8月2、9、16、23、30日の金曜日は21:00まで開館)、展示室入場は閉館の30分前まで
会場:東京都現代美術館 企画展示室 1F / 3F(B室)
https://www.mot-art-museum.jp/
主催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館
助成:公益財団法人 花王芸術・科学財団
協力:コアラ・マットレス


『失われたアートの謎を解く』 (ちくま新書)

Twitterやってます。
@taktwi

Facebookもチェック!

この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=5598

JUGEMテーマ:アート・デザイン



今年の夏休みに東京都現代美術館ではじまる展覧会は「遊び」がテーマです。「遊んでないでOOしなさい!」
と、遊びの時間を「勉強」や「仕事」や「お手伝い」に邪魔されていませんか?このように遊びは日常生活の対極にあり、不真面目で非生産的なものだというイメージをもたれてしまうことがあります。一方で、日常の決まりごとが通用しない遊びは従来の考えやルールを外れて新しい価値や法則を発見するきっかけにもなります。
この展覧会では6組の作家による、こどももおとなも楽しめる作品を紹介します。触ることが出来る作品や、ゲームのような参加型作品など展示室では様々な体験が待っています。しかしここは現代美術館、遊ぶだけでは終わりません。
「ハンドルにアソビを持たせる」という表現があるように、遊びには余裕や緩みという意味があります。車のハンドルはきっちりしているばかりだと快適には走りません。私たちもそれと同じで、「みんなと同じでなくちゃ」、「失敗してはいけない」と、自分を束縛してしまっては息苦しくなってしまいます。本展では遊び心に満ちた作品たちが、そんな束縛をユーモラスにほどいていきます。そこで生まれる好奇心やいたずら心、何か違ったことをしてみようと思う気持ち、それらは創造力の源泉であり、激しい変化の時代を生きるためのヒントになるでしょう。
展覧会 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

この記事に対するコメント

コメントする









この記事のトラックバックURL
http://bluediary2.jugem.jp/trackback/5598
この記事に対するトラックバック