青い日記帳 

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「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」

東京都現代美術館で開催中の
「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」展に行って来ました。


展覧会特設サイト:https://mina-tsuzuku.jp/

2015年に青山・スパイラルで開催された「ミナカケル展」、長崎県美術館での「1∞ ミナカケル ―ミナ ペルホネンの今までとこれから」展から早5年。

リニューアルオープンして間もない東京都現代美術館にて皆川明の「ミナ ペルホネン」の展覧会が開催されています。待ち望んでいた方さぞかし多いのではないでしょうか。



創立当初から2020年春夏コレクションまでの25年分の服、約400着を一堂に集めた「洋服の森」。

年代順に並んでいるかと思いきや、展示されている服が制作された年はバラバラ。ランダムに飾られています。

それにも関わらず、「古さ」「新しさ」を感じさせない点が凄いですよね。普遍性のある服たち。



「ミナ ペルホネン」の理念がこの部屋だけで体感できます。

流行り廃りがファッションには常に付きまといます。時としてそれを逆手にとり利益追求だけに走るブランドも散見する中、ミナの哲学は決して揺るぎません。


実:タンバリン

ただし、洋服だけが全ての展覧会では決してありません。

皆川氏がミナ ペルホネンの前身となる「ミナ」を立ち上げた1995年から現在に至るまで、そしてその先を見据えた展示内容となっています。

「せめて100年続くブランド」という想いで皆川氏が始めた活動も、来年2020年に25周年を迎えます。しかしまだ四分の一。まだまだこれから「つづく」のです。

これについては、最後の展示室にある皆川氏へのインタビュー映像を是非じっくりとご覧あれ。


種:アイデアと試み

展覧会は8つのエリアから成っています。それぞれに冠された言葉について皆川氏はこう述べています。
ミナベル ホネンのものづくりの営みを自然界に例えて各章の名称としています 。
活動の要素をその名称の意味合いと重ねてご覧いただきます。
ものづくりに在る「つづく」と人の心に繋がる「つづく」を様々な視点から感じる中でミナベル ホネンのデザインがつくり手とつかい手を繋ぎ、どのように関係しながら循環と継続をしていくかをご覧ください。
展覧会の構成は以下の通りです。

実:タンバリン
森:洋服の森
風:生活とデザイン
芽:テキスタイルのためのデザイン
種:アイデアと試み
根:挿画
土:洋服と記憶
空:インタビュー映像



根:挿画

皆川明氏が朝日新聞「日曜に想う」(現在も連載中)の為に描いた挿画や、日本経済新聞の「森へ行きましょう」(川上弘美)の為の挿画がまとめて公開されています。


『森へ行きましょう』

テキスタイルデザインから離れたより自由な発想で描かれた作品たち。ついつい一点一点何か意味を見出しながら魅入ってしまいます。

パナソニック汐留美術館で開催中の「ラウル・デュフィ展 絵画とテキスタイル・デザイン」での感覚に似ているものがあります。


shell house(シェルハウス)」2019年
構想:皆川明
設計:中村好文
施工:羽根建築工房
協力:LIXIL,鳥取CLT

建築まで皆川氏は構想していると知り驚くと同時に、衣服だけでなく住居空間にも理想の心地よさ、快適さを追い求める姿を垣間見ました。

将来の夢として構想している「簡素で心地よい宿」のプロトタイプがこの「shell house(シェルハウス)」だそうです。

家の中にも入ることが出来ますので皆川氏が目指す心地よさを是非体感してみて下さい。


風:生活とデザイン

ミナの服を着て生活する人の日常を綴った映像作品コーナー(制作:藤井光)。注目は椅子まで全てミナのもの!さて、どれに腰かけて鑑賞しましょう。

「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」展は2020年2月16日までです。とても人気を博す展覧会になるはずです。なるべくお早めに!いや〜良かったわ。もう一度必ず行きます。

因みに、ミナ ペルホネン(minä perhonen)の「ミナ」はフィンランド語で「私」。「ペルホネン」は「蝶」を意味しているそうです。


「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」

会期:2019年11月16日(土)〜2020年02月16日(日)
休館日:月曜日(2020年1月13日は開館)、12月28日ー2020年1月1日、1月14日
開館時間:10:00〜18:00(展示室入場は閉館30分前まで)
会場:東京都現代美術館 企画展示室3F
https://www.mot-art-museum.jp/
主催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館、朝日新聞社
展示デザイン:田根剛 (Atelier Tsuyoshi Tane Architects)
グラフィックデザイン:葛西薫
展覧会特設サイト:
https://mina-tsuzuku.jp/


特設ミュージアムショップはお宝の山です!オリジナルグッズお早めに!!


『皆川明100日WORKSHOP』 (スペースシャワーブックス)

Twitterやってます。
@taktwi

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この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=5671

JUGEMテーマ:アート・デザイン



ミナ ペルホネンは、デザイナーの皆川明(1967-)が設立し、ファッション・テキスタイルを中心に、且つデザインの領域にとらわれない活動をしています。
皆川がミナ ペルホネンの前身となる「ミナ」を立ち上げたのは 1995年。一過性の流行ではない普遍的な価値を持つ「特別な日常服」をコンセプトとし、日本各地の生地産地と深いコミュニケーションを重ねながらものづくりをつづけてきました。
ファッションからスタートした活動は、その後、インテリアや食器、空間デザインなど次第にその領域を生活全般へと拡げ、デザインを通して私たちの日常の様々な場面に「喜び」をもたらす提案を重ねてきました。その歩みは本展覧会の会期中の 2020年に、25周年を迎えます。
タイトルに付した「つづく」という言葉は、「せめて100年つづけたい」との思いから始めたブランドが、その4分の1を迎えようとしている今現在も、常に今から 100年後を見つめ続けるミナ ペルホネンの時間的な継続性を想起させるものですが、それだけでなく、つながる・重ねる・循環するなど、ものごとが連鎖し何かを生みだしていく様を予感させる言葉でもあります。本展覧会では、多義的な意味をもつ「つづく」をキーワードに、ミナ ペルホネンの独自の理念や世界観を紹介するとともに、現代におけるものづくりの意味や、デザインの社会における役割を考察します。
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