青い日記帳 

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舘鼻則孝「It’s always the others who die」

ポーラ ミュージアム アネックスで開催中の
舘鼻則孝の新作個展「It’s always the others who die」に行って来ました。


https://www.po-holdings.co.jp/m-annex/

1985年生まれのアーティスト・舘鼻則孝(たてはな・のりたか)の名声は藝大を卒業して間もない頃から名声を手に入れていました。

その最も大きな要因が、舘鼻の代表作である花魁の高下駄から着想を得た「ヒールレスシューズ」が、レディー・ガガの目に留まり、ステージで身に付けたことであることは今更説明も要らないでしょう。

日本人アーティストの制作した靴に、全世界の人々から注目が集まったのです。


Heel-less Shoes, 2019 ©2019 NORITAKA TATEHANA K.K. Courtesy of KOSAKU KANECHIKA

舘鼻則孝氏についてはこちらの記事がよくまとめられています。→『イメージメーカーが描き出す、世界 日本 六本木

自分も舘鼻氏の存在を知ったのも、やはり「レディー・ガガの靴」がきっかけでした。他のアーティストに比べ、テレビなどでも紹介される機会が多いのは、世界的スーパースターの靴を特注で作っていることが大きいかと。



しかし、舘鼻氏は靴職人では決してありません。「レディー・ガガの靴の人」とこれから先も言われ続けることは避けられませんが、現代作家として新たな作品を作り出さねばなりません。

今回の、ポーラミュージアムアネックスでの舘鼻則孝個展「It’s always the others who die」では、すべてが新作となっています。


Arrows, 2019

225本もの「矢」を使って表現した新作「アローズ」は必見です。“舘鼻の作家としての主題とも言える「日本独自の死生観」から着想を得た作品”とありましたが、果たしてどのように見えるでしょうか。

ポスターに拡大された画像が使われていたので、矢であることは迷うことなく判別できたのですが、観れば観るほど「矢」ではなく思えてきます。

「アローズ」と名付けておいて、実は全く違う意味合いを含ませている別物なのかもしれません。



会場中心に「アローズ」が配置され背後の壁面には横幅6メートルもある作品が掛けられています。また「サンダー」と命名された稲妻状のオブジェも存在感を放っています。

単体ではブランクーシ的な作品に見えますが、会場全体だとまるで日本庭園のようにも思えてきます。


Embossed Painting, 2019 ©2019 NORITAKA TATEHANA K.K. Courtesy of KOSAKU KANECHIKA Photo by GION

こうして液晶画面を通して見るのと、実物ではかなり受ける印象が異なります。

ペイント作品が全て木製パネルに絵具を何層も重ね塗りし描かれているので、近寄って観るとまるで違うもののように感じるはずです。

自分でも意外でしたが、浮世絵に通ずるものがあるように思えました。


Arrows, 2019

【展覧会によせて】 舘鼻則孝
作家としての創作活動と、人としての一生という一対の視点の行方にあるひとつの死への意識が、生み出すということに対しての私の原動力に他ならない。創作における視点は、自分と他人、記憶と現実、そして生と死などの相反する要素を定め、作品はその境界線を示す。そうして生み出された作品は、俯瞰した視点からの一対の自分が向き合うための装置なのかもしれない。


舘鼻 則孝(たてはな のりたか)
http://www.noritakatatehana.com/

1985年、東京生まれ。歌舞伎町で銭湯「歌舞伎湯」を営む家系に生まれ鎌倉で育つ。シュタイナー教育に基づく人形作家である母の影響で幼少期から手でものをつくることを覚える。東京藝術大学では染織を専攻し遊女に関する文化研究とともに友禅染を用いた着物や下駄の制作をする。卒業制作であるヒールレスシューズは花魁の下駄から着想を得たものである。近年はアーティストとして展覧会を開催する他、伝統工芸士との創作活動にも精力的に取り組んでいる。2016年3月には、仏カルティエ現代美術財団にて人形浄瑠璃文楽の舞台を初監督「TATEHANA BUNRAKU : The Love Suicides on the Bridge」を公演した。作品はニューヨークのメトロポリタン美術館やロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館など、世界の著名な美術館に永久収蔵されている。2019年10月5日から12月1日まで、アメリカ・ポートランドのポートランド日本庭園にて個展「NORITAKA TATEHANA: Refashioning Beauty」を開催予定。


PORTLAND JAPANESE GARDEN, PAVILION GALLERY ©︎NORITAKA TATEHANA K.K. Photo by GION

時を同じくして、舘鼻則孝のアメリカ初となる個展「Noritaka Tatehana : REFASHIONING BEAUTY」が西海岸のポートランド日本庭園で開催されています。

舘鼻則孝 個展 “Noritaka Tatehana : REFASHIONING BEAUTY”
2019年10月5日(土)〜12月1日(日)
PORTLAND JAPANESE GARDEN 




銀座ポーラミュージアムアネックスで開催中の舘鼻則孝「It's always the others who die」展は12月22日までです。

クリスマスムード一色の銀座の街。ポーラ銀座ビル1階のウィンドウディスプレイにもクリスマスシーズンに合わせて「ベビーヒールレスシューズ」を展示するアートインスタレーションが公開されます。

ギャラリー展示と合わせて舘鼻氏の世界観を味わいましょう〜


舘鼻則孝「It's always the others who die」

会期:2019年11月22日(金)〜12月22日(日)[31日間]
※会期中無休
開館時間:11:00〜20:00
※11月28日(木)のみ18:00 (入場は閉館の30分前まで)
入場料:無料
会場:ポーラ ミュージアム アネックス
(〒104-0061 中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル3 階)
アクセス:東京メトロ 銀座一丁目駅 7 番出口すぐ / 東京メトロ 銀座駅 A9 番出口から徒歩6 分
主催:株式会社ポーラ・オルビスホールディングス
POLA MUSEUM ANNEX
http://www.po-holdings.co.jp/m-annex/


アリー/ スター誕生(字幕版)

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舘鼻則孝は、個展「It’s always the others who die」を開催します。
会場となるポーラ ミュージアム アネックスは、ポーラ銀座ビル3階にスペースを構えており、ポーラコレクションから現代アートまで多彩な企画展が行われています。

本展覧会では、舘鼻の作家としての主題とも言える「日本独自の死生観」から着想を得た新作『アローズ』が初公開されます。職人の手仕事で1本1本、丁寧に仕上げられた矢を225本も使って表現した作品となっています。
そのほか、近年精力的に取り組んでいるペインティングシリーズからは、作家史上最大となる横幅6メートルにもおよぶ作品が展示されます。また、舘鼻の代表作である花魁の高下駄から着想を得たレディー・ガガの履く『ヒールレスシューズ』からも最新作が発表されます。
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