青い日記帳 

TB&リンク大歓迎です!
<< February 2020 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 >>
<< 手紙で読み解く「ゴッホ展」 | main | 映画「エッシャー 視覚の魔術師」 >>

特別公開「高御座と御帳台」

東京国立博物館で開催中の
特別公開「高御座と御帳台」に行って来ました。


https://www.tnm.jp/

天皇陛下の「即位礼正殿の儀」で使われた高御座(たかみくら)と御帳台(みちょうだい)が東京国立博物館本館特別5室で公開されています。

東京国立博物館休館日を除き、2020年1月19日(日)までの公開です。その後は京都御所にて3月1日から22日まで一般参観が実施される予定となっています。
高御座等の一般参観の実施について


高御座(左)と御帳台(右)

高御座は天皇の即位の儀式に御座として用いられてきた調度品です。御帳台は皇后の御座としてやはり即位の儀式で用いられるものです。

ただし、古代より用いられてきた高御座に対し、御帳台は近代以降とその歴史は決して同等ではありません。


高御座(高6.48m,幅6.06m,奥行5.45m)

テレビでの中継で見た印象よりも実物はひと回り大きく感じられ、仰ぎ見る感覚です。会場のトーハク特別5室に丁度ぴったり、2基がお行儀よく鎮座しているのも一興です。


高御座内部の御椅子(ごいし)

八角形の床板に8本の円柱で、これまた八角形の屋根(蓋:きぬがさ)を支える作りになっているそうです。

御椅子も肉眼ではっきりと確認できるほど近くで観られます。脇にはる「三種の神器」である剣璽や国璽、御璽などを置く案(小卓)があるのも確認できます。


高御座

屋根(蓋:きぬがさ)の上には大鳳(たいほう)が1羽、その周りには小鳳8羽が配され、合計9羽の鳳凰が頭上に載せていることになります。

こうした細部はテレビでは分かりませんし、京都御所へ15年前に観に行った時も遠くてはっきりと確認できませんでした。


高御座(左)と御帳台(右)

また、高御座に比べ、御帳台が少し小振りな作りとなっていることも分かります。

高御座(高6.48m,幅6.06m,奥行5.45m)
御帳台(高5.67m,幅5.30m,奥行4.77m)



高御座(奥)と御帳台(手前)

会場は2基をぐるりと一周して見学するルートなっています。高御座の正面から御帳台へ、そして裏側へと続きます。

この裏側は仏像の展示でもそうですが、まずお目にかかれない要所です。京都御所紫宸殿では裏側は観られません。


鳳凰(高御座)


鳳凰(御帳台)

階段があることやその模様、また鳳凰の違いなどもはっきりと分かります。

それにしても、大正天皇即位の際に、古式に則って制作された現在の高御座ですが、煌びやかで美しく目の前にすると言葉を失います。

写真ももっと撮影したつもりだったのですが、観ること、目に焼き付けることに夢中で展覧会に比べると三分の一以下の分量でした。




高御座、御帳台それぞれ朱色の欄干の下の壇には麒麟と鳳凰が描かれています。上ばかり見ていないで台座もしっかりとみましょう!鳳凰のお顔がとても穏やかです。

令和元年10月22日に行われた「即位礼正殿の儀」の様子を伝えるパネル写真も会場に展示されています。



また、高御座と御帳台の他にも隣接する特別4室には、「即位礼正殿の儀」で用いられた威儀物等も公開されています。

ちょっとした平安絵巻気分を味わえます。


束帯(文官)


束帯(武官)=威儀の者
成儀物とは、即位の礼に当たって、儀式の成厳を整えるために捧持する、太刀・弓・胡徳・杵・楯のことをいい、こ れらの各威儀物は、それぞれ8名の捧持者が左右4名ずつ2列に並んで捧持します。

威儀物

特別公開「高御座と御帳台」は無料公開となっています。セキュリティチェックが特別5室前に設けられています。

12月22日より公開となっていますが、連日混雑しています。混雑状況は、Twitter @takamikura_tnm にてチェックできます。

今のところ、狙い目は夕方です。ただし今後はどうなるか定かではありません。ただし1時間でも2時間でも並んで観る価値のある素晴らしいものであることだけは確かです。

特別公開「高御座と御帳台」は2020年1月19日(日)までです。そうそう、今年新たにオープンした明治神宮ミュージアムも是非!天皇だけに着用が許される「黄櫨染御袍」が観られます。


特別公開「高御座と御帳台」

会期:2019年12月22日(日)〜2020年1月19日(日)
会場:東京国立博物館 本館特別4室・特別5室
https://www.tnm.jp/
開館時間:9:30〜17:00 (入館は閉館の30分前まで)
(ただし、会期中の金曜・土曜は21:00まで開館)
休館日:月曜日、12月26日(木)〜令和2年1月1日(水・祝)、1月14日(火)
(ただし、12月23日(月)は「高御座と御帳台」会場のみ開館、1月13日(月・祝)は開館)
観覧料金:無料公開
ただし、総合文化展、特別展の観覧には別途入館料が必要。
主催:東京国立博物館、内閣府、宮内庁


『令和 即位の礼 豪華記念写真集』


東京国立博物館「博物館に初もうで 子・鼠・ねずみ」

Twitterやってます。
@taktwi

Facebookもチェック!

この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=5712

JUGEMテーマ:アート・デザイン



令和元年10月22日、天皇陛下が即位を公に宣明されるとともに、その即位を内外の代表がことほぐ儀式として、皇居の宮殿において、即位礼正殿の儀が行われました。儀式においては、宮殿の正殿松の間に高御座と御帳台が置かれて、天皇陛下が御束帯(黄櫨染御袍)をお召しになって高御座に昇られ、皇后陛下が御五衣・御唐衣・御裳をお召しになって御帳台に昇られたのち、天皇陛下からおことばがありました。内閣総理大臣が寿詞(お祝いの言葉)を述べ、万歳を三唱すると、参列者の唱和が続き、天皇陛下の即位をお祝いしました。また、宮殿の中庭には、色とりどりの旛や桙が立てられました。当日は降雨のため、宮殿内の回廊などには、伝統的な装束を着装した威儀の者や威儀物捧持者などが並びました。
この度の特別公開では、即位礼正殿の儀で用いられた高御座・御帳台と威儀物を一般参観に供するとともに、即位の礼の諸儀式の写真と、装束姿を再現する人形を展示します。
展覧会 | permalink | comments(0) | -

この記事に対するコメント

コメントする