青い日記帳 

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「日本の美を追い求めた写真家・岩宮武二 京のいろとかたち」

「日本の美を追い求めた写真家・岩宮武二 京のいろとかたち」が、FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)写真歴史博物館にて開催中です。

http://fujifilmsquare.jp/


一力 祇園》1955–1965年
写真:岩宮武二 ©IWAMIYA Aya


1920年、大正9年生まれの写真家・岩宮武二が、日本の歴史や風土、人々の暮らしをモチーフに撮り残した写真の中から、京都で撮影した28点の写真で構成されています。


切り柄杓》1971年以前
写真:岩宮武二 ©IWAMIYA Aya


傘の間 輪違屋 島原》1955–1965年
写真:岩宮武二 ©IWAMIYA Aya

現在のように多くの観光客でごった返す京都ではなく、戦後から高度成長期辺りのまだまだ穏やかだったころに目にした日本の美と伝統のありのままの美しさをカメラに収めたのが岩宮です。
風景や古社寺、街並みの中に京都特有の美をいち早く発見した岩宮は、日本文化の美の真髄を探るがごとく、その色やかたちを徹底的に撮り重ねました。季節を彩る色、その訪れを祝う色、意匠に極められたかたち、祈りから生まれたかたち。京都で培われてきた文化や知恵を映すさまざまな色とかたちは、岩宮にとって日本の美そのものでした。日本の美と伝統を象徴する岩宮の視覚的表現は、現代において失われた美、変わらぬ美を、今再び見つめさせます。

関守石 聚光院》1955–1965年
写真:岩宮武二 ©IWAMIYA Aya

生涯を通じて大阪を拠点に活動した岩宮。関西随一と謳われ、広告写真家として、また写真作家として数多くの作品を残し、森山大道らをはじめとする後進の写真家に大きな影響を与えました。

土門拳、林忠彦、秋山庄太郎らと親交を重ねた岩宮は、アンリ・カルティエ=ブレッソンやエルンスト・ハースら海外の写真家とも交流を深め、また写真だけにとどまらず、書や俳句にも世界を広げた人物でした。


御幣 八坂神社》1955–1965年
写真:岩宮武二 ©IWAMIYA Aya

今も京都はありますが、現在では失われてしまった、また観光で訪れたのでは「見る」ことの出来ない、精神性の高い京都が、六本木FUJIFILM SQUARE写真歴史博物館で静かに待っています。

入館は無料です。3月31日(火)まで休館日無しで開催しています。お近くにお立ち寄りの際は是非。


菊の門 東本願寺》1955–1962年
写真:岩宮武二 ©IWAMIYA Aya

FUJIFILM SQUARE 写真歴史博物館 企画写真展
「日本の美を追い求めた写真家・岩宮武二 京のいろとかたち」


開催期間:2020年1月4日(土)〜3月31日(火)
開館時間:10:00〜19:00 (入館は18:50まで) 会期中無休
会場:FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア) 写真歴史博物館
http://fujifilmsquare.jp/
作品点数:28点
入場料:無料
主催:富士フイルム株式会社
特別協力:岩宮 彩
協力:光村推古書院株式会社
監修:榎並悦子、近藤宏樹
後援:港区教育委員会
企画:フォトクラシック


美とかたち 岩宮武二の仕事

岩宮武二 (いわみや・たけじ/1920—1989)
1920年、鳥取県米子市に生まれる。1938年、鳥取県立米子商蚕学校商業科(現・鳥取県立米子南商業高等学校)卒業後、阪急百貨店に入社。その後、プロ野球チーム南海(現・福岡ソフトバンクホークス)に入団。二軍投手をつとめるが体をこわし退団。1940年、丹平写真倶楽部に入会。1941年、応召して満州に赴く。1945年、復員し、大阪でフリーランスの写真家となる。1955年、岩宮フォトスを設立。関西を拠点に広告写真家として活躍する一方、精力的に作品を発表。1966年には大阪芸術大学教授・写真学科長に就任し、後進の育成にも尽力した。1989年、肺がんにより逝去。享年69。主な写真集に『かたち 日本の伝承I・II』(美術出版社、1962年、日本写真協会賞年度賞)、『京 kyoto in KYOTO』(淡交新社、1965年、毎日芸術賞)、『宮廷の庭機Ν供Ν掘戞蔽幻鮨啓辧1968年、芸術選奨文部大臣賞)、『アジアの仏像』(集英社、1989年、日本写真協会賞年度賞)がある。


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