青い日記帳 

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台湾妖怪紳士録

ここ何年か、年に2,3回は台湾へ旅行に出かけています。台北から高雄までいくつもの街を訪れました。



今から四半世紀前に初めて行った台北と今の台北ではまるで違う都市のよう。急速に近代化が進み、地下鉄網も整備され超高層ビルも立ち並ぶようになりました。

それでも、まだまだ台湾には日本が忘れてしまった懐かしさを感じる場所や人びとの温かさに多々触れられます。


艋舺青山宮

日本と最も違う点に宗教があげられます。台湾では主に道教が主流を占めており、寺院はとても派手で時にケバケバしくも感じます。神道や仏教も決して本来は地味ではないのですが…

こうした道教寺院を訪れることも大きな楽しみの一つです。(近くに必ず美味しい穴場的な飲食店があったりします。)

村上健司さんが「旅行のついでに立ち寄りたい 台湾の妖怪伝説地」でおすすめしている艋舺青山宮は次回の旅で是非訪れてみたい場所です。


<艋舺青山宮>
住所/台北市萬華區貴陽街二段二一八號
アクセス/MRT板南線・龍山寺駅から徒歩
清朝統治時代の一八五四年、台北の艋舺あたりにペストが大流行し、多くの人が苦しむことになった。ペストの流行は古井戸にすむ蝦蟇妖怪(蟾蜍精)の仕業とされ、清国福建省出身の人々が自分たちの故郷から青山王なる神を勧請したところ、流行病が治まった。人々は青山王が毒霧を吐く蝦蟇妖怪を退治してくれたとして、正式に青山王を祀ったのが艋舺青山宮のはじまりなのだという。
龍山寺は毎回お参りに行くし、胡椒餅も食べたいし、それに蝦蟇妖怪とくれば行かざるを得ません!


艋舺青山宮の御札。

右の瓶に入っているのは手前の御札を折りたたんだもの。折りたたんだ御札を専用のケースに入れれば、お守りにもなるそうです。

台湾在住のイラストレーター小G瑋さんによる「台湾妖怪紳士録」にも蝦蟇が登場します。



他にも、台湾で最も有名な妖怪のひとつとされる「魔神仔」も!



こちらは台中にある福徳祠の「人魚」です。



ゲゲゲの鬼太郎や百鬼夜行に登場するかつて日本にもいた妖怪とは雰囲気がちょいと違い、ゲームのキャラクターのような現代版台湾妖怪。

グルメだけでない、台湾の妖怪ムーブメントの魅力を特集した『怪と幽 vol.003』には、この他にも描き下ろしの台湾妖怪たちが手ぐすね引いてまっています。


『怪と幽 vol.003』 2020年1月 (カドカワムック 805)

特集 妖怪天国 台湾
【インタビュー】何敬堯「台湾の妖怪と、妖怪ムーブメント」
【紀行】村上健司「旅行のついでに立ち寄りたい 台湾の妖怪伝説地」
【インタビュー】瀟湘神、NL、小波「臺北地方異聞工作室とは?」
【怪談実話】瀟湘神「山の中に潜む恐怖 現代台湾魔神仔実話」
【寄稿】伊藤龍平「台湾と日本の「妖怪」、くらべてみれば…… 概念の伝播、付与されるアイデンティティ」
【寄稿】林巧「アジアのなかの台湾のお化け」
【復刻】日影丈吉「騒ぐ屍体」
【寄稿】東雅夫「華麗島に魅せられた文豪たち」
【インタビュー】曲辰「台湾における妖怪/怪談文芸事情」
【紀行】「日本と台湾の妖怪文化を繋ぐ 溪頭松林町妖怪村レポート」
【エッセイ】池澤春菜、伊藤潤二、椎名誠、東山彰良「妖しき華麗島」



次回台湾へ行く際には、小籠包だけでなく、妖怪を探しに道教の寺院も巡ってみたいと思います。
艋舺青山宮に限らず、町のあちこちにある廟を覗くと、台湾の人たちの信仰のあり方がよく観察できてとても興味深い。外国人の観光客が多いからか、ふらりと立ち寄っても咎められるようなことはなく、大らかな感じである。もし台湾に行く予定があるなら、廟でのお参りの作法を少し調べてから行くことをオススメしたい。何も知らないで訪ねるよりきっと面白い発見があるはずだ。

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