青い日記帳 

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尾形光琳「冬木小袖」修理プロジェクト

尾形光琳が秋草模様を描いた着物「冬木小袖」(ふゆきこそで)修理プロジェクトが立ち上がりました。


〈冬木小袖〉背面
https://cpcp.nich.go.jp/modules/r_free_page/index.php?id=50

東京国立博物館と文化財活用センターは、尾形光琳直筆の重要文化財「小袖 白綾地秋草模様(こそで しろあやじあきくさもよう)通称〈冬木小袖〉」(東京国立博物館所蔵)の本格修理を行なうにあたって、個人や企業から寄附を募るファンドレイジング活動を開始します。

重要文化財「小袖 白綾地秋草模様通称〈冬木小袖〉」は、江戸時代に活躍し琳派の語源としても知られる尾形光琳が白い絹地に秋草を描いたきものです。

京都出身の光琳が、宝永元年(1709)に寄宿した江戸・深川の材木問屋、冬木家の夫人・ダンのために描いたといわれ、そのため〈冬木小袖〉という名称で親しまれています。


シンプルな形で描かれた青と白の桔梗

墨や淡彩で布地に直接模様を描く染色技法「描絵 かきえ」によって、ふたつとないデザインのきものを着用することが、当時裕福な商家の女性たちの間で流行していました。〈冬木小袖〉もこの流行を背景に光琳に依頼されたといわれています。

しかし、300年のときを経た今、修理を必要としています。

経年による劣化が進み、汚れや糸の断裂が見られる〈冬木小袖〉。傷んだ布地を補強するために先の修理で施した並縫いの跡が目立ち、これが原因となって新たな傷みも生じています。

このため、〈冬木小袖〉は2020年度から約2年かけて本格修理をすることとなりました。東京国立博物館と文化財活用センターでは、〈冬木小袖〉修理プロジェクトとして、多くの方からの寄附を募り、修理費用に充てます。


重要文化財 小袖 白綾地秋草模様 尾形光琳筆 丈147.2cm 裄165.1cm 江戸時代・18世紀前半

東京国立博物館ではこれまでも、予算の一部を修理費用に充てることで、継続して文化財の修理を進めてきましたが、その予算は限られており、多くの文化財が修理の順番を待っている状況だそうです。
東京国立博物館と文化財活用センターは、すべての人々に文化財を親しむ機会を提供し、人類の宝である文化財を次世代につなげる活動に、多くの人が参画する社会を目指しています。このプロジェクトは、その活動の一環として、個人、企業・団体を問わず多くの人々のちからで、貴重な文化財を次の世代に伝えるために行なわれるものです。

菊、萩、 芒を、バランスよく生き生きと配した、背中部分。

大切な文化財を未来へ。〈冬木小袖〉修理プロジェクトへ協力しましょう!


〈冬木小袖〉修理プロジェクト

寄附金募集期間:2020年1月〜2022年6月
寄附金目標額:1,500万円
修理期間:2020年〜2022年(予定)

【寄附への参加方法】
(1) ウェブサイトから申し込む
URL: https://cpcp.nich.go.jp/fuyuki/
1口 1,000円から受け付けます。
寄附いただいたすべての方のお名前をウェブサイトにて顕彰します。
1万円以上寄附いただいた方には返礼品を差し上げます。



【寄附に対する返礼品】
■寄附金額 1万円
・〈冬木小袖〉修理プロジェクトオリジナルデザイン蒔絵シール
・東京国立博物館総合文化展観覧券2枚

■寄附金額 3万円
・〈冬木小袖〉修理プロジェクトオリジナルデザイン風呂敷(名入れ可能)
・東京国立博物館総合文化展観覧券4枚

■寄附金額 15万円以上
・人間国宝 室瀬 和美監修〈冬木小袖〉修理プロジェクト オリジナルデザイン 漆蒔絵小物 光琳模様の箸・箸置きペアセット
・お名前を記載した文書を作品とともに永久保存
・修理完了後のお披露目会にご招待(2名様)
・東京国立博物館総合文化展観覧券5枚

(2) 募金箱を利用する(東京国立博物館内)
・館内に設置する募金箱に寄附をお願いします。
・折り紙など、〈冬木小袖〉に親しんでいただくための簡単な体験コーナーも併設する予定です。

(3) 講演会、体験型イベントに参加する
・研究員によるトークショーと館内レストランでのディナーをお楽しみいただく「きものの集い」などを開催する予定です。参加費の一部を寄附金に充てさせていただきます。(詳細は後日ウェブサイトにて公開予定)



(4) グッズを購入する
・企業との連携により〈冬木小袖〉をモチーフとしたオリジナルグッズを開発・販売する予定です。商品の売り上げの一部を寄附金に充てさせていただきます。(詳細は後日ウェブサイトにて公開予定)
・東京国立博物館ミュージアムショップで〈冬木小袖〉関連商品を販売します。その売り上げの一部を寄附金に充てさせていただきます。(2月中旬開始予定)


特別展「きもの KIMONO」

【〈冬木小袖〉の公開予定】
〇修理前 東京国立博物館 特別展「きもの KIMONO」(2020年4月14日〜6月7日)
〇修理後 東京国立博物館 総合文化展 2023年春頃を予定

詳細は文化財活用センターのサイトをチェックです。
https://cpcp.nich.go.jp/modules/r_free_page/index.php?id=50


『光琳図案図録』


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〈冬木小袖〉とは、尾形 光琳(おがたこうりん)が約300年前に、みずから筆をとって秋草の模様を描いたきものです。京都から江戸に出た光琳が滞在していた深川の材木問屋、冬木家の夫人のために描いたといわれ、〈冬木小袖〉と呼ばれています。

白綾の絹地に菊、萩、桔梗(ききょう)、芒(すすき)といった秋草が、墨の濃淡と、藍(あい)、黄、淡紅色でのびのびと描かれています。輪郭を描かずに形をとらえる画風は、他作品とも共通する光琳ならではの表現です。
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この記事に対するコメント

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- | 2020/01/18 9:48 AM
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