青い日記帳 

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「柴川敏之展」と映画『ちゃんこ』

銀座にあるa piece of space APSで開催中の
「APS企画展シリーズ:a piece of work #07 柴川敏之展 “PLANET PIECES”」に行って来ました。



会場となっているa piece of space APSは銀座1丁目にあります。
「何とか銀座」ではなく東京都中央区銀座です。
その本物の銀座1丁目にこんな建物があったなんて全くノーマークでした。

「こんな建物」とは今回の個展会場となっているa piece of space APSが
入居しているビルのことです。その名を奥野ビルといいます。

昭和7年(1932)に竣工された建物です。
「奥野ビル」で検索かけてみて下さい。

私ここの前通ったことある!とか
ここの近所によく飲みに行ってる(←私)とか
多分、ビルの前を数回は通ったことある方多いはずです。

そんな歴史ある奥野ビルを2000年後の洞窟空間と想定して
3箇所に作品を配置展示してあるのが「柴川敏之展」の面白い点です。

まず地下に降りてみました。
ここのビルは元々は「銀座アパートメント」だったそうで
その当時地下は浴室として使われていたそうです。

150cmもない天井の低い展示室の足元に親指程度の大きさの
何かが置いてありました。更に奥へ進むと・・・
錆だらけのキューピーちゃんが!
先ほどの親指程度の何かもよくよく見るとキューピーちゃんでした。
(踏み潰さなくて良かった。。。)

続いて5階へ。
この階がメイン(a piece of space APS)会場。
写りが悪いですが。。。
一個一個が全て作品です。発掘された石化した日用品です。

洗濯ばさみからカップラーメンまで様々なものが発掘展示されています?!
面白いのは「地図」が含まれている点です。
世界地図や日本地図、九州の地図などなど。
作家のメッセージが見え隠れします。

そうそう、今回の発掘展?の作家さんである柴川敏之さんに
奥野ビル内でお会いすることできました。
ほんと写り悪くてすみません

肩書きを二つ持っていらっしゃる方です。
一つは美術作家。
もう一つは福山市立女子短期大学助教授。

そして実は今ロードショー中の映画『ちゃんこ』に
とっても深く関わっていらっしゃる方なんです。

国立広島大学相撲部での実話を元に、相撲部存続をかけて奮闘する女子大生と外国人留学生たちを描いた青春映画「ちゃんこ」。相撲を通して部員たちが交流し、成長していく姿を生き生きと捉えたエンタテインメントだ。第7回全日本国民的美少女コンテストでグランプリを受賞し、大林宣彦監督の「なごり雪」でヒロイン役をつとめた須藤温子が、がんばり屋の女子大生を爽やかに演じる。

この映画の舞台となっている広島大学相撲部。
その相撲部の創設者が柴川敏之さんご自身なんです!!

そして映画の中でも柴川敏之さんの役を渡部篤郎さんが務めています!
もう一度上の柴川さんの写真ご覧になってください。
渡部篤郎さんに見えてきたでしょ!

今回の奥野ビルでの個展は25日で終わってしまいますが
映画はまだ始まったばかりです。
それに映画にはひろしま美術館で撮影も行われ
あの名作ゴッホの「ドービニーの庭」が登場するそうです。

昭和7年竣工の建物自体がタイムスリップしてしまったようなビルにある
画廊さんで自然の廃材を粉末状にして15層以上も丹念に塗り重ね合わせた
発掘された作品を目にし、さらには直接作家さんから色んなエピソードや
「縦笛の演奏」まで聴かせていただいた、とっても不思議な一日でした。


そうそう、地下から5階そしてもう一箇所の展示場所
それは「奥野ビル屋上階段」にぽつんと置いてありました。
発掘された招き猫が。。。

人気のほとんどない空間に置かれた招き猫。
不思議と千客万来の予感を感じさせるものがありました。
映画『ちゃんこ』のそして美術作家・柴川敏之の。

柴川敏之のこれからの予定などはこちらのサイトで。
もし2000年後に現在の社会が発掘されたとしたら? をテーマに、柴川はAPSの所在地である“奥野ビル”を「2000年後の洞窟」に見立て、“APS” “巷房階段下” “ビル屋上階段”の3つの空間を用い、現在から過去・未来へと続く時間軸へといざなってくれます。子どもから大人まで楽しめる洞窟探検をこの機会にぜひご体感ください。
展覧会 | permalink | comments(7) | trackbacks(0)

この記事に対するコメント

こんばんは。

わたし、近代建築探訪もしておりまして、あちこち撮影にも出ていますが、奥野ビルディングは玄関脇の丸窓や金庫がとても可愛くて好きです。
そこでこうした展覧会が開催されていて、それを楽しめるのって、すごく素敵ですね。

レトロなビルで現代芸術の展覧会・・・不思議なくらい合うなぁといつも思います。
空気の流れとか、風通しとかが影響するのでしょうか。
遊行七恵 | 2006/03/23 10:27 PM
Takさま、こんばんは。

あのぅ、もしかしてそこは、アンティークモールに行く途中の、古びた、ビルヂングって感じのところですよね?
友人とこのビル欲しい!!って騒いだところかと・・・

現地確認したくなりました。
あべまつ | 2006/03/23 10:45 PM
5Fには、ウルトラマンとバルタン星人もあった。!!!
作家さんとお話ができるなんて、ラッキーですね。
奥野ビルには、小さな画廊が10以上あるかな。
この界隈、画廊巡りのルートに入っています。
じゅん | 2006/03/24 6:42 AM
Takさん、ちょっとご無沙汰しております。
柴川さんとは実は大原美術館近くの飲み屋でご一緒した事があります。
このところ一貫してこのテーマで作品発表を続けていますが、いわゆるアウトリーチ活動にも力をいれられていて尊敬できるお方です。そうそう、氏の作品に相撲部員が参加した広大相撲部の宣伝用カードをもらったのですが、それもなかなか良かったです。
桂田 | 2006/03/24 9:30 AM
小さなギャラリーは、知人の個展などでないと、
案外足を踏み入れにくかったりしませんか?
そういうのが全くなく、こちらの個展(発掘現場?笑)、本当に楽しいです。素直に楽しめました。
柴川さんのお人柄も大きいと思います。
多くの方にものすごくオススメしたいです!
相撲部の宣伝用カードも、他の作品が載っている本なども
入口にあったような気がしますよ〜〜〜(たぶん)。
桂田さんご存知なのですね!
大原の事もお話しされてました。
明日までなので、是非!是非!(^_^)
nao | 2006/03/24 1:51 PM
追伸
柴川さんが渡部篤郎さんには・・・
みえてきませんっ!笑
nao | 2006/03/24 1:53 PM
@遊行七恵さん
こんばんは。

ご存知でしたか。
金庫ありますよね、一階に。
無造作に置かれている感じです。
小さなギャラリーがいっぱいありました。

「雰囲気」って言葉、私好きでよく
使うのですが、まさにここは他にはない
「雰囲気」がある空間です。比類ない。

@あべまつさん
こんばんは。

そうです、そうです。
道から何軒か隣ですけど。
あのビル自体、アンティークですよね。

斜め向かいの「中国大陸料理 過門香」で
この日は知人と食事してきました。

@じゅんさん
こんばんは。

ありました、ありました。
バルタン星人が階段に
ウルトラマンはあとになって
気がつきました。。。
作家さんはとても気さくな方で
お話していて楽しかったです。

@桂田さん
こんばんは。

そうだったのですか〜
大原繋がりですか。。。
うーん、事前に知ってればなー
サイトを見てもとても精力的に
活動されていらっしゃいますよね。
「ちゃんこ」も全くノーマークだったのですが
ご本人にお会いして俄然見る気になってきました。

しかし、世間は狭いですね。。。

@naoさん
こんばんは。

そうですね。
ギャラリーは知人の個展か
よほどチェックしている画家さんの
展覧会でないと入ることありません。
(これやったら多分破滅・・・)

柴川さんの作品はギャラリーから飛び出して
いましたからね、笛とかも。
「そこで吹くか!」と思ったりもしましたが
気さくな一面を垣間見たようでした。

桂田さんとの繋がりがあろうとは
一体誰が予想したでしょう。
流石に勘だけは鋭いかみさんも
そこまでは気づかなかったようです。

オダギリジョーなら?
(嘘)
Tak管理人 | 2006/03/24 9:41 PM
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