青い日記帳 

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「いちからわかる円山応挙と長沢芦雪」開催!

京都にある嵯峨嵐山文華館にて「いちからわかる円山応挙と長沢芦雪」展が開催されます。


http://www.samac.jp/

18世紀京都を中心に活躍した絵師、円山応挙とその弟子、長沢芦雪の作品44点がまとめて観られる企画展。

44作品のうち初公開が32点と、応挙・芦雪をこれまで多く観てこられた方にとっても新鮮にうつる展覧会です。


円⼭応挙「牡丹孔雀図


⻑沢芦雪「牡丹孔雀図
下御霊神社蔵

単に、応挙と芦雪の作品を並べるだけでなく同じ主題の作品を比較展示しながら、二人の共通点及び差異を明らかにしていく意欲的な展示です。

円山応挙に弟子入りし、27歳頃までは写生を重視しながら描いていた長沢芦雪ですが、次第に応挙とは違うスタイルの作品を描くようになります。


円⼭応挙「仔⽝図
個⼈蔵

仔犬の絵を流行らせたのは円山応挙ですが、芦雪の仔犬図は師匠のそれとは次第に違いを見せてきます。

線もゆるゆるでどこかひょうきんな表情やポーズをした犬を描くのが芦雪の志向に合致していたようです。
芦雪は、応挙先⽣とは違う独⾃の作⾵を追求し、本物よりも⼤きなサイズで⻁を描いた「⻁図襖」(和歌⼭・無量寺)や3兒⽅の極⼩サイズの紙にたくさんの羅漢を描いた「五百羅漢図」などユニークな作品を数多く残していきます。

⻑沢芦雪「絵変わり図押絵貼屏⾵」(右隻)
福田美術館蔵

すぐ近くの福田美術館で「若冲誕生 〜葛藤の向こうがわ〜」展(5月23日より再開)も会期を延長して開催します。

18世紀の京都で活躍した応挙、芦雪、若冲の作品(ほとんどが初公開)をまとめて観られる好機です。


伊藤若冲「蕪に双鶏図
福田美術館蔵

「若冲誕生 〜葛藤の向こうがわ〜」

福田美術館オンラインチケットを利用すると嵯峨嵐山文華館の入場料が割引になります。
詳しくはこちら。


嵯峨嵐山文華館

緊急事態宣言が解除された京都ですが、まだ遠征することは叶いません。京都にお住いの方のレポートや感想楽しみにしています。

「いちからわかる円山応挙と長沢芦雪」展、「若冲誕生」展ともに岡田秀之学芸員が同じコンセプトで担当しているので他の展覧会以上に一緒に観る価値があります。


「いちからわかる 円山応挙と長沢芦雪」

会期:2020年5月23日(土)〜2020年7月13日(月)
前期:5/23(土)〜6/22(月)
後期:6/24(水)〜7/13(月)

会場:嵯峨嵐山文華館
(京都府京都市右京区嵯峨天⿓寺芒ノ⾺場町11)
http://www.samac.jp/

岡田学芸員の著書共に必読です!


『いちからわかる 円山応挙』 (とんぼの本)
岡田 秀之 (著)


『かわいい こわい おもしろい 長沢芦雪』 (とんぼの本)
岡田 秀之 (著)

この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=5870

JUGEMテーマ:アート・デザイン



18世紀の京都には近年特に人気が高まっている伊藤若冲(1716〜1800)をはじめ、多くの画家が活躍しました。

そのなかでも、円山応挙(1733-1795)は、現在の京都府亀岡市で生まれ、20代には「眼鏡絵」の制作に携わり、その後、狩野派の流れをくむ鶴澤派の画家・石田幽汀(1721-86)に入門し、狩野派の基礎を学びます。その後、滋賀県大津市にある円満院門跡の祐常門主の支援を得て、「写生」を重視した絵画に取り組み人気を得ます。さらに、「写生」を基本としながらも、現実には存在しない龍や見たこともない中国の風景や人物などを描くことに挑戦していきます。
一方、応挙の弟子である長沢芦雪(1754-99)は、現在の京都市伏見区淀に生まれとされ、父親は淀藩士でした。初め「于しゅう」という署名で絵を描いていましたが、円山応挙に弟子入りし、27歳までには「芦雪」という署名を使っていたことが分かっています。その後、応挙先生とは違う独自の作風を追求し、本物よりも大きなサイズで虎を描いた「虎図襖」(和歌山・無量寺)や、3兒擁の極小サイズの紙にたくさんの羅漢を描いた「五百羅漢図」などユニークな作品を数多く残していきます。

本展覧会では、円山応挙と長沢芦雪の作品44点(うち初公開作品32点)を展示し、同じ題材を描いた作品の比較やそれぞれの画風の変化などをとおして、ふたりの画家の魅力に迫ります。
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